自分時間をつくろうとして、かえって日々がセカセカしてしまったり、本当にやりたいことが見えなくなることがあります。
でも、もしもあなたの余命があと半年だとしたら、今日過ごしたこの生活をどう変えますか?
人生がもしもあとわずかだと想像したならば、残りの時間の過ごし方について、
「いかにたくさん詰め込み、たくさんこなすか」
よりも、
「自分に与えられた時間を、いかによりよく過ごすか」
をチョイスするのではないでしょうか。
あなたの目の前には、あなたの人生を無駄遣いさせてしまう「競争」や「ノルマ」がたくさん転がっています。
でも、あなたが人生の中で本当にやりたいことは、それを「こなす」ことではなかったはずです。
一緒に「自分時間」を取り戻してみませんか?
心がセカセカしなくなる基本の小さな習慣
本著では、気持ちを静めて、本体のあなたの力を出し切る、4つの小さな心の習慣を提案しています。
1.「忙しい」と言わない
2.今やっていることを確実にやる
3.身の回りのモノを減らす
4.やるべきことを減らす
習慣1.「忙しい」と言わない
バブルのころの「忙しい」と口にすることがステータスだった時代は、とっくに終わりましたね。
「忙しい」というのは、イコール「充実している」ということではありません。
ひとり当たりが確かに抱えている仕事量が増えている現在、忙しすぎて手帳に予定を書きこむ暇さえない毎日な方も多いでしょう。
しかし、「忙しい」は、実はかっこよくない。
あなたもこんな人に出会ったことがあるのではないでしょうか?
質の高い仕事をしている人たち。実に尊敬に値する人。
そんな人たちは、「お忙しいところ恐縮ですが・・・」と私たちが前置きしたときに、「いやいや、ヒマだよ~」と返事をしてくることがありませんか。
「忙しい」と口にする人は、言外に「仕事をたくさん抱えている自分がかっこいい」と言っているようなものなのですね。
しかし、落ち着いたたたずまいで、本質的に必要なことなのかどうかを見極める力をもって仕事に取り組む人は、違います。
相談しやすく、話をしやすいものではないでしょうか。
うっかり「忙しい」と言ったら、すべきこと
「忙しい」とワタシやあなたがうっかり言ってしまったら、著者はいったん立ち止まって考えるよう勧めています。
・それは、本当に忙しいのか?
・それは、重要なことなのか?
そして、”縁起起こし”の言葉を使ってみましょう。
・「忙しくて・・・(!)でも、今だけですから。」
・「ここのところバタバタしていて・・・(!)でも、たいしたことやってるわけじゃないんですけどね」
・「貧乏ひまなしで・・・(!)ああ、ヒマっていいよね~」
これだけでも、あなたの気持ちには確実にゆとりが生まれます。
習慣2.今やっていることを確実にやる
音楽を聴きながら電車に乗ったり作業したりする人も多く見かけますし、ワタシもやってます。
しかし、それで駅を乗り過ごしたり、ミスをしてしまうこともしばしば。
「ながら」作業は、気持ちに余計なプレッシャーがかからずにできるのですが、それも度を過ぎると
・食事をしながら携帯メールを打つ
・子供の相手をしながら、仕事の資料を読む
・ゲームをしながら会話する
など、人生を無駄遣いする習慣へとつながってしまいがち。
セカセカした忙しい気分は、こうした「ながら習慣」の行きすぎも原因します。
相手、そして大事なあなた自身と向き合う時間は、あなたの人生を完全燃焼させる大切なポイントです。
なるべくやめたい”ながら”行動として著者が挙げているものがあります。
・食事をしながら、メールやインターネット
・テレビを見ながら食事
・本を読みながら食事
・インターネットをしながらテレビやDVD
・テレビを見ながら会話
・ゲームをしながらテレビやDVD
・・・・上記のうち、ワタシは4つが当てはまっておりま~す。反省!
明日、残りの2つの小さな習慣づけについて読んでいきます。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。