自分をほめるのは、謙遜を美徳とする日本では、何だか気恥ずかしかったりするものです。
でも、あなたの頭の中にあなた自身をほめる「ほめる回路」を作るこは、とても重要です。
そのことで、あなた自身の自律神経や健康面にもいい影響が出てきます。
また、自分をほめたら、人もほめたくなるものですよね。
あなたの周りの人間関係を潤滑にするにも、あなた自身をほめることは必要なのです。
また、自信がついて恋愛や子育てがうまく行くのは言うまでもなく、苦しかった過去を手放すこともできます。
ちょっとした自分をほめるという習慣は、心が強くなるので、あがり症や、うつ、パニック障害、睡眠障害の改善にもなります。
自分をほめると人生が変わる
普段、人をほめることがあっても、私たちはなかなか自分をいしきてきにほめるということはありません。
でも、「自分で自分をほめる」習慣がつくと、驚くほど自分が変わります。
たとえばあなたが、不満だらけの毎日を今送っていたとして、自分をほめる習慣がついたらどうなるでしょう?
同じ境遇であっても、同じ家族、同じ仕事仲間であっても、幸福度が変わります。
それは、自分をほめることによって、自己評価が変わり、継続していくことでさらに自信が芽生え、自己尊重感につながっていくからです。
自分をほめる習慣が、脳内の働きをよくすることは、脳科学でも実証されていることです。
自分をほめることは、自分の命を肯定すること
声明は、それをほめたたえ、肯定されるといきいきと輝きだし、眠っていた能力があふれてきます。
「自分を変えたい」「もっと自信をつけたい」と悩んでいる人はたくさんいます。
いろいろな方法がありますが、著者がもっともシンプルで即効性のあるやりかたとして見つけたのが「自分をほめる」こと、「ほめ日記」でした。
されに、忙しくてじかんがなかなか取れない人や、仕事をしている人にもすぐに始められるよう、ここでは「ほめ手帳」を紹介しています。
「脳トレ」だと思って褒めましょう
自分を責めたり、否定したり、自分に対してマイナスの感情を抱いてきた人は、自分をほめることに違和感を持ってしまうのも仕方のないことです。
いきなり自分にプラスのイメージを持て、とは言いません。
ほめることへのハードルを下げるコツは、たった2つです。
①最初のうちは心からほめなくてOK
②当たり前のことをほめる
これなら、できるのではないでしょうか。
ほめ手帳実践の仕方
手帳のよさは、いつでも持ち歩けることです。
「今日はいいタイミングでアポがとれた。カンがいいね!」
「時間をやりくりして子どもの保護者会に出席できた。さすが!」
とその日の出来事に結びつけて”ほめネタ”を探しやすいのがメリットです。
手帳も様々な種類がありますが、「スケジュール以外の余白を書くスペースが数行あるもの」がおすすめです。
手帳なので、日記ほどのスペースはありませんが、1~2行でもいいので、毎日一言は書くスペースがあるものがよいでしょう。
何より大切なのは、たった数行であっても、必ず「ほめ言葉」を入れること。
出来事だけを書いて終わり、ということでは「ほめ手帳」の効果が現れません。
手帳以外にも、育児日記や家計簿でもOK。
とにかく毎日開くもので、スペースがあればそこにほめ言葉を書いていきましょう。
思いついたことを気軽に書きだします。
ほめ手帳を習慣にするには、時間がかかることもあります。
”3日坊主”のひとは、よく忘れたことを悔やみますが、その必要はありません。
3日も続けられたことをほめ、また書き始めたら、それでOK。
「えらい!また『ほめ手帳』を思い出した自分はすごい!」とほめてしまいましょう。
ただ、その前に挫折しそうなら、シールを貼ったり、スタンプを押したり、楽しくなる要素を入れていくといいですね。
イラストを入れたり、ほめ言葉の欄を色で囲む人もいますし、いつもの手帳にスペースがないため、付箋を貼ってほめ言葉を書くという方法もあります。
最初に「なりたい自分象」を書く
書き込むスペースを決めたら、最初のページに「なりたい自分象」を書きましょう。
これが、「ほめ手帳」の効果をさらに上げるコツです。
手帳を開いたときに、目に入る場所に書くのがポイントです。
できるだけ具体的なのが良いです。
「〇〇の資格をとって活躍したい」
「課長に昇進してたくさん収入を得て豊かに暮らしたい」
など、形に見えるもの、物質的なものでもいいのですが、さらに内的な目標も必ず立てることを著者は勧めています。
たとえば、
「私は自分の意見をちゃんといえる人になるよ」
「人の目を気にせず、いつも落ち着いた自分でいる」
「コミュニケーション能力を上げて、人とバランスよくつきあえる」
ということでもよいでしょう。
もっと根本的な目標
「私は私を好きになる」
「私は自分を肯定できる人間になる」
といったことも、とてもいいことです。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。