今週のお題「わたしの手帳術」
手帳と向き合うのは、下手すると1か月に1回です。
でも、悩みがあって煮詰まったりしたときは、手帳をお気に入りバッグに突っ込んで、世の中と人生からエスケープします。
どこまで逃げたいんでしょうね。
もう、人生そのものから逃げ出したい気分になっていたりします。
とにかくカフェ系(図書館の閲覧席や、公園のベンチ、人の少ないファミレスもワタシにはこの「カフェ系」にカウントされます)に出かけます。
これにウイークリーでフリースペースのある手帳とお気に入りの本屋さんで見つけたごきげんな本(たいがいこれがブログになります)があれば、最高です。
だから、本の紹介の中でやたらと熱く語っているときは、落ち込みまくってその本に救われているときです。
本に救われるレベルなら良いのですが、そうでない時もあります。
そこで、手帳の出番です。
フリースペースの多い手帳は最高です。
これと向き合うと、大概のモヤモヤは整理されます。
今年は新書サイズの手帳2冊にお世話になりました。
1冊では足りません。
手帳は、優しくココロを支えてくれるツールであり、親友です。
ここに、おいしい珈琲があれば、確実にハッピーになります(マイボトルも可)。
手帳は、あなた自身をさまざまな角度から掘り返してくれます。
いってみれば、あなたがあなた自身とデートする遊園地みたいなものです。
その遊び方が手帳術だと思います。
ふんわり&ゆらゆら楽しむ「引き寄せ」
「こうなったらいいな」という願いをウイークリーページでも、マンスリーページでも、好きなところに書き散らします。
願いを書き出してみると、自動的に暗い過去の失敗よりも明るい未来に思考の焦点が合うようになります。
ワタシの場合、願いごとリストを空いているスペースに書いていきます。
そして、それが叶っている姿をありありと思い浮かべます。
最近の引き寄せが叶った方法は、その願いの叶うシーンを詳細に思い浮かべて手帳に書いておくことでした。
ワタシが思い浮かべたのは、昨年度の年度末を迎えた日の充実感一杯の自分です。
夕日の当たる仕事場で、珈琲を飲みながら満足している自分の姿でした。
その年はけっこうポジション的にキツかったのですが、「満足した自分」の姿を手帳に記し、何度か読み返していたので効果もあって、「満足した年度末」をちゃんと迎えられました。
「充実感を感じ、優雅な気分で夕方を迎え、今日も定時に仕事場を上がる・・・」
という姿を描きつつも、その日もきっちり残業してましたけどね、ははは。
でも、「充実感をいっぱい感じて年度末を終わる」はデキていたので、充分です。
その年の年度初めは不安でいっぱいだったのが、うそのようでした。
手を付けられないでモヤっとしていたら、王道のPDCA
取り掛かるべき課題に対して、手をこまねいているときもあります。
そんなときは、やっぱり手帳に「PDCA」を書くのが有効。
自分を走り出させてくれるのは、やっぱりコレですね。
片づけなければならないことが、巨大なオバケのように感じられ、プレッシャーに押し潰されそうな気分になったりすることがありませんか?
恐怖感に目をそらしていても、他のことで気晴らしをしてみても、結局辛いんですよね~。
しかしオバケはよく目を凝らしてみれば、自分の影だったり。
一歩ずつ歩いていけば、出口はあなたの目の前にやってきます。
「じゃあ、何から手を付ければいいのか」と大きな山を「今できること」という具体的な小さなステップに掘り下げるって実は結構大変。
そこをPDCAのフレームがあなたの背中を強く押してくれます。
手帳の空きスペースに、まず、ゴールを書きます。
その下に縦線を3本書けば、スモールステップが必ず見えてきます。
「悶々とした悩み」が「これからやっていくタスク」へとスムーズに移行します。
とりあえず今の落ち込みを何とかしたいなら、「ほめ日記」
これは、ゆるやかに効きます。
メリーゴーランド系とでもいえるでしょうか。
もう、めちゃめちゃに凹んでしまっている日は、これ。
あなたにこれ以上タスクを与えたりしてはいけません。
今日できたことをとにかく、1個でも多く見つけて、書く。
顔を洗ったとか、身支度をしたとか、ちゃんと朝ご飯を摂れたとか(ゼリーも可)、そういうところからこそ、自分をほめるのです。
大人になると、誰もほめてもくれません。
バブリーおじさんなら、飲み屋に行ってお姉ちゃんにちやほやしてもらって凹みを膨らますことができるのかもしれませんけど。
そんなムダ金を遣わなくても、自分でほめればいいんです。
これは、ウイークリーページを使うと有効でした。
今週の欄を使い、「月曜日は、これをがんばった」「火曜日はこれもやった」「水曜日は、こんなこともできた」・・・。
1週間分ぐらいだと、かえっていっぱい思い出せて、自分にはさまざまな角度からほめることがたくさんあったことに気づけます。
実は、あなたは今週もたくさん頑張っているのです。
「自分は怠け者だ」と思ったりするときは、特に試してください。
自己評価が低い時は、ココロがエネルギー不足であることが多いです。
あなたの努力をあなたが認めることで、胸の奥がぼわっと熱くなる感覚が得られます。
認知のゆがみを、自己修正する「不安を書き出す」
これもお化け屋敷系。
「不安を片っ端から書き出す」というものです。
慢性的に不安がいつも胸をよぎっているときは、とても有効です。
疲れすぎたり、頑張りすぎていて(しかも小さいころから慢性的に)、「認知のゆがみ」が生じていて、新しいことや知らないことに恐怖感を感じてしまう。
そんな自分に気づいたら、そのオバケをお日様の下に連れ出してしまいます。
手帳のウイークリーページいっぱいに、「こんなことが起こるかもしれない」を片っ端からなぐり書きます。
「もう、これ以上かけない」というところまで、出し切ります。
そして、次の週もまた書きます。
書き終わったら、前の週を読みます。
でもあなたは、前の週を読み返さないかもしれません。
なぜなら、ほとんどのことが杞憂に終わったことに「書くこと」によって気づくからです。
このワークをしてしまうと、その手帳にネガティブな感情を持ちそうに思いますが、そうでもありません。
あなたの手帳が「時には不満もグチも聞いてくれる戦友」みたいな感覚になるだけです。
今週もお疲れさまでした。
そろそろ素敵な手帳が欲しくなる時期です。
あなたは、どんな手帳を買いますか?
今夜も素敵な夢が見られますように。
では、また。