引き寄せの法則は、どうやら叶うようだと思いながらも、なかなかうまくいかなかったり。
でも、うまくいっているという人の報告はたくさん聞かれます。
実はうまくいかない理由には、現代人の抱えがちな問題が隠れていたのです。
私たちは、あまりに忙しい。
だから、「いつかやらなければ」のタスクをたくさん抱え込んでしまいます。
そのタスクの多さや重さが私たちの脳のメモリを消費しているのです。
それをさっさと手放しましょう。
そうすることであなたの脳は自然と動き出し、「引き寄せの法則」はますますあなたに再現されていくのです。
私たちの記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」とさらに「外部記憶」があります。
外部記憶は、手帳やスマホそのほかの脳以外のものに記憶を任せることです。
その中でもすぐ使って常日頃から活躍するのが「短期記憶」。
最近では「ワーキングメモリ」と呼ばれるものです。
それが、現代人は「いっぱいいっぱい」な状況に置かれがち。
情報量が多い時代であるために、無駄なデータ、いわゆる思考ノイズでいっぱいになってしまうのです。
思考ノイズは何で発生してくるかというと、「あれもやらなければ」「あれもできていない」「これって、そもそもやる必要があるんだっけ?」などの不平、不満、不安といった類のものです。
こんな言葉を口に出してしまう瞬間と言うのは、目の前にやらなければならない仕事を「先送り」している場面だったりするものです。
やらなければならないことを先送りすると、その瞬間はストレスから解放されたような気分になります。
しかし、それはほんの一瞬だけ。
いずれはしなければならない仕事ですから、「いつかやらなければ」という思考ノイズがずっと頭の中に滞留することになるのです。
逆に「すぐやる」習慣のある人は、思考ノイズが溜まりにくく、ワーキングメモリにいつも一定の余裕があるために、脳が適切な処理をしようとします。
「どうせいつかやることだから、今すぐやった方が効率的だ」
「これなら20分で終わる。すぐにやれば気分もいい」
と、論理的に考えることができます。
結果、仕事ができる人ほど、スケジュールに余裕が無くても、ワーキングメモリには余裕があるために、ストレスを溜めることなく膨大な仕事量をこなすことができるのです。
今日から、先送りの習慣を手放して、「すぐやる習慣」を手に入れてみませんか。
ワーキングメモリをクリーンな状態にして、あなたの脳が本来持っている力を大いに発揮させてあげましょう。
「すぐやる習慣」を手に入れて、脳を焦点化する
夢や希望を実現するには、意識レベルに一番近いとされる「短期記憶」に夢や希望を常駐させる必要があります。
でも、ワーキングメモリがよくわからない思考ノイズでいっぱいになっていると、意識に夢や希望を常駐させることができない。
だから、夢が引き寄せられなくなるのです。
まずは、「すぐやる」。
これであなたの思考はかなり焦点化されます。
脳はあるものに焦点が合ってくると、そのための情報を自然と集めるようになります。
たとえば、あなたが転職を考えていると、その「転職したいな、転職したいな」という思いが、「転職」というキーワードに焦点化を起こします。
街でも求人広告ばかり目についたり、書店でもやたらと転職の本が気になる。
あたかも「転職の情報を引き寄せている」ような錯覚さえ起きます。
同じように、「願望を実現させること」に焦点を合わせていけば、あなたの周りにそれに手を貸してくれるような人が引き寄せられていく。
否、引き寄せるようにあなたの脳が動いていくのです。
あなたの願望は何ですか?
その実現に不必要なデータは一掃し、本当に必要な情報だけに整理することが、成功するためには必須なのです。
一流の人ほど体調管理を大切にする理由
脳のワーキングメモリは、パソコンやスマホと同じで、定期的に不要なメモリを解放しないと、動作が極端に重くなります。
一般に脳の回転が速いと言われる人も、これと同じで「空き容量」が大きいのです。
一方、「仕事がやりたくない」「めんどくさい」「モチベーションが上がらない」といった思考ノイズを溜め、日常生活に不平、不満、不安を溜めてしまう人は、負のスパイラルに陥っています。
これは何も精神面だけではありません。
体調面にも大きく影響します。
どんあに性格がポジティブな人でも、「頭が痛い」「お腹もいたい」「寝不足で疲れがたまっている」となれば、おのずと思考ノイズが増えてきます。
体調管理で重要な3大項目は「食事」「運動」「睡眠」。
ワーキングメモリの処理能力を考えると、この3大項目にはくれぐれも留意すべきです。
一流の人ほど体調管理を大切にする、は真実の一面でしかありません。
体調管理が適切になされているからこそ、ワーキングメモリに余裕が生まれ、一流のパフォーマンスを発揮できるとも考えられるのです。
あなたの明日が、今日よりもっとすてきな日になりますように!
素敵な夢が見られますように。
では、また。