あなたが今年やりたかったけれど、やり残しているチャレンジは何でしょうか?
「やる力」。
もしくは、暴飲暴食ややめたい習慣などを「やめる力」。
そして「望む力」。
意志力にはその3つがあります。
これらを活発にするには、ポイントがあります。
もう1人の自分に名前を付ける
たとえば、やせたいと願う自分と、クッキーを食べたくてたまらない自分。
そのどちらも自分であり、私たちは2つの自己の間を行き来しています。
「賢い自分」を呼び覚ます方法。
意志力の問題は、衝動的な自分ともっと賢い自分というふたつの自己のせめぎあいから生じます。
そこで、衝動的な自分にあだ名をつけるのが効果的だという人もいます。
たとえば、クッキーを食べたい自分には「クッキーモンスター」など、おかしな名前を付けてみます。
すると、目先の欲求を満たそうとする自分になりかけたときに、はっと気づいたり、賢い方の自分を呼び覚ましたりするのに役立ちます。
選択をふりかえって分析する
自己コントロールを強化するには、まず自己認識力を高める必要があります。
意志力のチャレンジに関する選択をするときは、自分がどんな選択をするかをはっきり意識することが大切です。
たとえば仕事帰りにジムに行くか行かないか、といった単純なことでも、自分がなにげなく行った選択が影響を及ぼしていたことに後から気づくことがあります。
仕事の後いったん帰宅しなくても済むように、朝にジムの用意をしたかどうか?
就業間際の長電話のせいで、おなかが空いてジムに行けない?
1日の終わりに自分の選択を振り返って、「自分がいつ目標を達成するための選択、妨げる選択をしたのか」を分析しましょう。
自分の選択を振り返ることで、いい加減な選択が減っていきます。
5分で脳の力を最大限に引き出す
瞑想して呼吸に意識を集中すると、脳が鍛えられ、意志力が強化されます。
ストレスも減少し、欲求や心配などの内的な要因や、見えるものや音、においなどの外的要因にも気が散らなくなります。
最近の研究では定期的に瞑想を行うと、禁煙や原料、薬物やアルコールへの依存症への対策として、効果があることが分かっています。
あなたの意志力のチャレンジが「やる力」であれ、「やらない力」であれ、瞑想は脳を鍛えて意志力を強化するのに最適な方法です。
まずは1日5分から始めて、それが習慣化したら1日10分~15分やってみることを本著では勧めています。
練習が面倒で明日に伸ばすくらいなら、短くても毎日練習した方が良いです。
朝のシャワーの前など、1日の中で瞑想の時間帯を決めておくか、都合の良い時に行いましょう。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。