若い子が職場でちょぴり優遇されたりするのを、ベテランはとやかく言ったりしますけど、それは違うと思います。
悔しいなら、若さを凌駕するほどの実力を備えて、それからできる範囲で小ぎれいになればいいんです。
メンズビオレのCMでもあるように、30代以降の男性だってハリやツヤに気を遣っている人もいるくらい。
自分のルックスに自己ベストをめざし、背中を伸ばして生きたいな~。
中堅以降の年齢になると、スタイルの変化も気になるので、油物を避けたりしがちになります。
街で売っている服もスリム志向になっていますし、男性でさえ「細マッチョ」が流行っているようで。
しかし実は今スリムな身体を得ようとして、肌や身体を犠牲にする人が後を絶たないのです。
太ってしまうかもしれない症候群
スリムを目指すと、まず減らしてしまいがちなのが炭水化物。
しかし、胃に合わない人が玄米を続けたり、あぷらっけのない野菜ばかり口にしていると、胃の痛みやお通じの悪さ、冷え、むくみを引き起こしていることがあります。
脂肪を燃やせない身体になるだけだし、肌も砂漠化してしまう人が多くいます。
そうなると、高い化粧品でケアしてみても、改善されません。
そうした人に著者はアドバイスとして、胃に負担をかけないおかゆなどや、肉や魚を少なくとも1日2回は食べることなどや、カロリーを気にせずごはんをしっかり食べることの大切さを話してきました。
その結果、胃の不調や冷え、むくみの解消だけでなく、脂肪燃焼の力を取り戻して、体脂肪率が落ちたり、肌がしっとり潤ってきたりするそうです。
低カロリーなものばかり口にしていると
著者もダイエットにはまっていたころ、カロリー計算に明け暮れていました。
その結果やせたかというと、ちっともやせませんでした。
実はカロリーとは、太る指標ではなく、「熱量」の単位。
つまり、高カロリーなものは「たくさん熱をつくれる」という解釈もあります。
低カロリーなものばかり食べていると、代謝が下がって脂肪が燃えにくい身体になります。
さらには、お肌に悪影響も出ます。
そのもっともわかりやすいのが、クスミ。
何だか顔の色がさえない感じになるのが、クスミです。
クスミは乾燥や血行不良が原因のひとつですが、基本的には、肌が生まれ変わる周期(=ターンオーバー)が低下し、古い角質が溜まって、角質層が分厚くなってしまった状態のことです。
太りたくないからと言って、低カロリーなものばかり食べていると、体の芯から冷え込んで、軽く5歳くらいは老けて見えてしまうかもしれませんから、気を付けましょう。
肌のゆるみはたんぱく質不足
肌に良い栄養というと、ビタミンを思い浮かべるかもしれません。
サプリメントで摂取を心がけていませんか?
でも、肌を作るもとはたんぱく質です。
これが不足していたら、いくらビタミンをとっても土のないところに肥料をまくようなものです。
今、女性は特にたんぱく質不足の傾向があります。
たんぱく質が多く含まれているのは、肉、魚、卵。
少なくともこのどれかを1日2回はしっかり食べたいものです。
サラダに卵がついていたとか、パスタやおにぎりの具にちょっと肉や魚が入っていたくらいではぜんぜん足りません。
肉でも魚でも手のひら1枚分が、1食分の目安です。
理想は、昼がお肉だったから、夜は魚というように、肉・魚・卵をバランスよく食べることです。
赤みの肉は、肌はもちろん、立派な骨・筋肉・内臓をつくるうえでもとても重要。
年齢とともにゆるんでいく身体、たるんでいくフェイスラインを保ち、若々しい見た目をキープさせるので、ぜひしっかり摂りましょう。
「鶏のササミなら食べています」という人もいますが、牛肉や豚肉の赤身の肉に比べると、かなりパワー不足。
「たんぱく質は主に豆腐や納豆で摂っています」という人もいますよね。
残念ながら、やはり植物性の豆では吸収が悪く、動物性たんぱく質の代わりにはなりません。
大豆食品はホルモンバランスを整えてくれる、イソフラボンなどを含む、すばらしい健康食品です。
しかし、ダイエットや美肌のための主力たんぱく質にするには、ちょっと弱いかもしれません。
砂糖中毒の甘い誘惑
甘いものの摂りすぎは、実は思った以上に肌にダメージが出ます。
糖質、とりわけ糖度の高い白砂糖は、たんぱく質と結びついて炎症を悪化させやすくなります。
炎症は参加と並ぶ砂防を老けさせる原因。
砂糖の摂りすぎは、疲れやすくなったり、肌荒れ・ニキビはもちろん、シミやシワ、タルミの原因になることも考えられます。
しかし、だからといって甘いものを全部やめようとしないでください、と著者は言っています。
少量の甘い物は、幸福感を与えてくれる人生の大切なパートナーでもあるのです。
でも、くれぐれも食べ過ぎに注意。
そしてもし、大量に紫外線を浴びたわけでもなのに、急激に肌荒れをしたとか、急にシミが浮き上がってきたと感じた時は、「甘いものを食べすぎていないか」とセルフチェックしましょう。
体内環境を改善する5箇条
高い化粧品を使い、エステに通い、食事に気を付けていても、理想的な肌になれない・・・という悩みを持つ女性は多いもの。
でも、あきらめないでください!
体内環境づくりこそ、あなたをキレイにする最短コースです。
体内環境を改善する5箇条
①キレイな腸をつくろう!
②体をもっと温めよう!
温かい飲み物・食べ物。お腹は冷やさない。漬物、薬味を味方に。
寒い地方の食べ物は温める効果が高いものが。
③オメガ3で「炎症」防止!
青魚、ごま油、アマニ油、エゴマ油。鯖の美容効果は昨年話題でしたね。
④色・香りの強い食べ物で「酸化」に勝つ!
ニンニク、ネギ、しょうが、ニラは抗酸化、抗ストレス、疲労回復、代謝促進効果。
ハーブ系の野菜も効果があります。
⑤美容系サプリを上手に利用しよう!
サプリは栄養素の10%程度と考えて。90%は食事から。
「コーヒーを」と思ったときには、温かいソイラテにしてみる、そんなことからでよいと著者は書いています。
豆乳には、ストレスによるシミやシワに対抗する力があるのだとか。
豆乳に入っているアミノ酸の一種トリプトファンは幸福感をもたらす「幸せホルモン=セロトニン」の原料になるそうです。
神経が興奮して眠れない夜などに、温めた豆乳に抗酸化作用たっぷりのはちみつなどを入れた「ソイ・ハニー」もおすすめ。
身体も温まり、質の良い深い眠りに導いてくれるのだとか。
ここのところ、
「疲れたら甘いもの!(しかもちょっと大量)!
してふんばって、もうひと仕事!」
という図式ができてしまって数か月。
正月にしみじみ鏡を見たら、シミが出てしまいました!
焦ってかかりつけの皮膚科に行ったら信頼する女医先生に「あなた、ふとったんじゃないの?」と指摘される始末。
え~、体重は変わってないもん!と思ったのですが、自分のうつりこんでいた写真を見たら、フェイスラインが今までと違ってる!?
シミには専門皮膚薬を処方してもらったところでしたが、う~ん甘いものの摂りすぎが原因かな。
今日から改善です。
仕事が一気につまらないように具体的細分化と計画を立てて、それから「疲れたらソイラテ」。
ルックスは小ぎれいな方が、仕事もプライベートも楽しく進みますからね。
自己ベストを更新していきましょう!
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。