バラの香りは種類ごとにまったく違うので、鼻を近づけて確かめたい衝動にかられます!
でも、よその家のバラにそんなことをしたら失礼なので、日々がまんです。
今日は、京成バラ園で思い切りバラの香りを楽しんできました。
春の日差しのなか、70代くらいのお母さんたちを連れた優しい家族もたくさん。
笑顔がいっぱいのバラ園でした。
バラというと1輪で飾ってもぴしっと決まる赤を連想するのですが、大地にしっかりと根を張って咲くバラは、白やピンク、イエローに紫とそれぞれの華やかさを競っています。
今日は青空いっぱいだったので、
入ってすぐに目に入ったのは、白でありながら華やかさのあるアーチ。
空の青さに溶けそうな色。
赤いアーチは重厚。
アリスに出てくるハートの女王を思わせる、強気な色は香りも濃厚です。
大好きな紫からピンクにグラデーションするバロックなバラ。
香りもすてき。
蕾さえも色気があります。
花びらの華やかさが映えるのは、明るいオレンジ。
春の光によく似合うおひさまの色。
バラがこんもりと繁る間を通り抜けると、たびたびトゲに服をちょんちょんと引っ張られます。
さらに奥に進むと、道いっぱいにバラが広がっていて、トゲにつつかれたり。
街中で見るときとは違って、光に近い色もとても素敵。
黄色いバラは、花ことばが嫉妬だったりするのですが、「そんなこと、わたしはしらないわ」と背筋を伸ばすイエロー。
人があまり来ないのですが、大きな池もあって、車いすの人がいる家族や、小さな子供たちはシートを広げてひとやすみしています。
コイのこどもでしょうか。
スマホを構えたら、「ごはん、くれるの?」とたくさん集まってきました。
ごめんね、今日はないよ~。
またバラのルートに戻りましょう。
ピンクのバラは香りもはなやかで、蕾がきゅっと上を向いておすまし顔でした。
バラ同士の間は、ちょうど細身の女性1人分程度。
日本で育つには手がかかると言われるバラだから、湿気や虫などの対策かもしれません。
たくさんの職員の方が、バラの間に身をかがめて手入れをしていました。
バラの間にこうして入ると、結構トゲで痛いはずなんです!
甘い香りと優しい日差し。
たくさんの家族の優しいまなざしが何よりごちそうの1日でした。
今日もお疲れさまです。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。