あなたの本当にやりたいことって、何ですか?
あなたが実は行ってみたい場所は、どこですか?
いつ終わるとも知れない人生の中で、どうせなら一緒にその夢をかなえてみませんか?
27年間で60万人を超える人たちが実践して結果を出してきた方法、マインドマップ。
え~、もう知ってる!なお話ですが、こんな時だから読み返して、マインドマップを作ってみるのも。
だって、どんな環境でもあなたの心の自由を奪うことはできませんからね!
夢を描いておけば、今の状況だって「あなたの夢をかなえるための充電期間」になります。
人は目に見えていて手にとりやすいものを選ぶ性質があります。
コーネル大学は、アメリカの240世帯についてキッチンの状況と体重の関係性を調査しました。
キッチンに健康によくないソフトドリンクがある家庭は、平均より11キログラム太っていました。
一方、キッチンに健康によいフルーツを置いていた家庭は、平均より5.8キログラム痩せていました。
その差は16.8キログラム!
そう、人間は環境や目に入るものによって、こんなにも違う行動をとってしまうものなのです。
本著では、そうした人間の性質を用いて、最高の未来をつくり出す秘訣を示しています。
わたしたちがいくら強く強く願っても、それは0.2秒で「言い訳」に殺されるそうです。
しかし、わたしたちが「願望」を持ち続けることができれば、「現実」は変わっていきます。
そして、あなたの心に宿り続ける夢が叶ったら、その現実がさらに魅力的な夢を引き寄せます。
それは、シャンパンタワーのように、あなたの周りの人にも幸せを与えていきます。
つまり、私たちが幸せになるってことは、周りの人たちにとっても重要なこと!
願いをかなえていくためには、今までの価値観を変えることができるかにかかっています。
しかし、それはなかなか強固なものであることは、あなたもご存知でしょう。
世界の偉人たちは、意図的に「今までの価値観や考え方を大きく変える」ための「スキル」を持った人たちだと著者は言います。
その「スキル」を手に入れるには、次のステップがあるのです。
最高の宝地図を描くための「3つのチェンジ」
まずは1つめのステップ「チェンジ(変える)」です。
ここで今のあなたの「あり方・やり方」の枠を外します。
著者は1つのエピソードを挙げています。
アメリカを代表するマジシャンにスティーブ・コーエンという人がいます。
彼は普通のマジシャンから抜け出し、ダントツになるために、「3つのチェンジ」をしました。
最初は「言葉」のチェンジです。
彼は自分を「ミリオネアズ・マジシャン(富裕層のための手品師)」と名乗ることにしました。富裕層にも人気のある普通の手品師ではありません。高い品格と基準を持った富裕層だけをお客様にしようと覚悟したのです。
次は「イメージ」のチェンジ。
高価なイタリアンスーツを何着も購入し、腕時計も高級時計の代表ともいえるフランクミュラーに変えました。
業界では異例の「プロモーション動画」を作り、ホームページも一新しました。名詞も新しくしました。
その名刺にはこう書かれていました。
「ミリオネアズ・マジシャンー高級な催しのためのエンタテインメント」
もちろん金文字で印刷してあります。
彼は自分の覚悟を外にも示すことを忘れませんでした。
そして3つ目のチェンジは「行動」です。
この彼のチェンジには、最初、妻も、親友も、マネージャーも反対しました。
しかし、彼は最も勇敢な「行動」に挑みました。
それは「オファーを”断る”」こと。
出演料も大幅に上げ、どんな好条件でも「高級な催し」でなければお断り。
コーエンは言っています。
「手を伸ばさなければ届かないような高い枝についたリンゴになると決めた」
こうした努力はやがて身を結びます。
高級ホテルでのショーは数か月先までキャンセル待ちになりました。
・・・
「言葉」「イメージ」「行動」=「創造」の3要素
この3要素をチェンジする(変える)ことが、自分の枠を外す最初のステップです。
面白いやり方だし、なかなか根性が必要ですが、そうしたことが「できる」かどうかって、大きいですね。
でも、「服装から変える」は、ジョギングを始める人たちもよく使う方法ですが、本当に効きますよね。
限界を感じるときこそ「挑戦の始まり」
ステップ2は「チャレンジ(挑戦する)」。
今のあなたの「制限・限界」の枠を外します。
時は1918年。
第1次大戦は終盤を迎えていました。
当時のフランスは敵対国ドイツも猛攻に耐えていましたが、軍の疲弊は激しく、どこか1つの戦線が破られれば、たちまち首都パリが陥落してしまう・・・。
そんな非常事態の中、偶然にも1通の暗号無線の傍受に成功します。
・・・
しかし喜んだのは束の間、暗号は誰にもわからない新タイプのものだったのです。
まずは暗号自体の解読法から研究しなければなりません。
紀州の時は刻一刻と迫っています。
そんな中、1人の陸軍中尉が手を挙げます挙げます。
彼の名前は、ジョルジュ・パンウ”ァン。
群に入る前は生物学や地学を教えていたおとなしい若者でした。
彼には覚悟がありました。
夜を徹して、ひたすら解読に励んだのです。
1週間後、彼の体重は15キログラムも減っていました。
しかし、3週間後、ついに暗号の解読方法を発見します。
1918年6月2日、彼は奇襲場所につながる暗号文を読み解きました。
ドイツ軍の総攻撃が合ったのは、それから1週間後でした。
この出来事でジョルジュは、生涯にわたる自信を手に入れました。
終戦後は、学校に戻らずビジネスの道に進み、パリ商工会議所の会頭にまで昇り詰めました。
多くのチャレンジは、このような「制限の中での限界との戦い」です。
”不可能なんてない””絶対にできる”-自分の限界を超えて、「結果が出るまで引かない覚悟」が試されます。
だからこそ、生涯にわたる自信と喜びが手に入るのです。
もし何かに迷うことがあれば、チャレンジングなほうを選ぶように習慣化しましょう。
挑戦をやめた瞬間に成長は止まります。
「現状維持は衰退」という言葉を覚えておいて損はないと思います。
この「没頭する」感覚。
堀江貴文さんも、重要だと書いていました。
ゾーンというか、そうした瞬間がきたときに、つい「疲れるから少しずつやろう」「明日に回そう」とワタシは後回しにしてしまします。
でも、その瞬間をモノにできた時は、手に入れられる収穫物も大きいですもんね。
自分をセーブしようとする、そのリミッターを外していくこと。
そういうことなんでしょうか。
幸運は「準備とチャンスの出会い」
ステップ3は「チャンス(機会)」。
今の自分の「望み・願望」の枠を外します。
2013年2月3日。
アメリカンフットボール最大の祭典「スーパーボウル」におけるエピソードです。
アメリカ最大級のスポーツイベントで、なんと34分間にもわたる「大停電」が起こったことは知っていますか?
それまで47階開催された歴史の中でも、はじめてのことでした。
その暗闇の中、突如、観客のスマホに通知が届きます。
「停電だって?問題ないさ」
アメリカのクッキーブランド「オレオ」のツイートでした。
リンク画像に浮かぶのは、薄暗い闇の中に浮かぶオレオ。
そこには、こんなメッセージが添えてありました。
「暗闇でもダンクする(オレオをミルクに浸す)ことはできるさ」
このツイートはまたたくまに話題になりました。
当日だけで1万2000以上のリツイート。
フェイスブックでも2万の「いいね!」と6000以上のシェアのされました。
ありえない広告効果です。
でも、これは決して「たなぼた」や「ラッキー」ではありませんでした。
実は、オレオは常に準備をしていました。
15人からなるオンラインのソーシャルメディアチームを在中させ、何があっても10分以内に広告をうてる準備をしていたのです。
これが「たなぼた」や「ラッキー」の正体です。
無駄になり続けていた準備が、「機会」に間に合っただけなのです。
「準備がチャンスと出会う」のが成功の秘訣である、夢を叶える極意です。
「準備」が整ったとき、チャンスは向こうからやってきます。
思いがけないチャンスがあったら問いかけてみましょう。
「自分はこのチャンスのために何か準備をしてきたかな?」
もし答えがNOであれば、そのチャンスは別の人に譲ることになってしまいます。
こんなツイート、たまりませんね。
でも、そうしたことって、「その瞬間の思いつき」ではなく「周到な用意」。
どうチャンスを活かすか?大事です。
今後の私たちの世界において、ピンチが目に付くと思います。
これをチャンスにしていくためにも、「用意」していきたいですね!
世界観のパラダイムに必要な「凌駕する力」
最期のステップは「チョロい」。
”こんなのチョロいもの”・・・と思うこと。
まるで冗談ようですが、本気です。
自分の「世界観」の枠を外すのです。
数十年前、ニューヨークは「落書き」で悩んでいました。
「落書き」はただのイタズラではありません。
治安悪化の象徴であり、どうしてもなくすべきものでした。
とはいえ、描いてはけし、消せば描きのイタチごっこ。
そこで落書きに悩むビルのオーナーたちは、こんな試みをしました。
正真正銘のプロのアーティストを雇い、壁一面に絵を描かせたのです。
すると、落書きはぴたりと止んだのです。
本物のエが持つ力の前に落書きの犯人たちは感動し、自分たちの小ささを痛感したのかもしれません。
問題の最高の解決策とは、その問題よりも大きな存在になることです。
これを「凌駕」と言います。
枠を外し続け、可能性に挑み続ければ、人は必ず問題を凌駕するレベルに達します。
そして自分にも仲間にも「チョロい!」と勇気を与え、次のステージに向かうのです。
今からすぐ実践できる「宝地図」4つのポイント
けっこうしんどそうです。正直。
ワタシはここまで読んできて、”そこまで頑張れるかなぁ・・・”が本音の感想です。
そこで、力の源となるのがこの本のテーマの「宝地図」です。
「宝地図」はとてもシンプルなツールです。
作り方も簡単。
根本要素は次の4つ。
①あなたの欲しいものや行きたい場所、なりたい夢や、一緒にいたいパートナーのイメージに近い写真を集める。
②それを、あなたの笑顔を中心に1枚のコルクボードに貼る。
③目に触れる場所に毎日置き、その宝地図で叶った未来の情感を繰り返し体験する。
④必要に応じて、未来の写真だけでなく、過去の一番うれしかった時の画像や、大切な仲間や家族の写真を貼る。
著者がはじめて宝地図を作ったのは、14歳の時。
卓球少年だった著者に、父親が紹介した本『成功への4つの公式』(ジム・ジョーンズ著、ダイヤモンド社)。
卓球の本でないことに疑問を持ちつつ読み始めた著者は、ある文章にくぎ付けになりました。
1)夢をはっきり決めよ
2)夢が実現した気持ちになってみよ
3)夢をこわす暗示に耳を貸すな
4)潜在意識に耳を傾けよ
この4つの公式で夢が叶う!
著者は目標とする強豪選手の写真を貼ったスクラップブックを作りました。
それを絶えず眺め、対戦をイメージしながら練習。
結果、地区予選で負けてばかりの中学校の所属チームが、県大会に初出場したうえに、準優勝!
著者自身も卓球推薦で東京の強豪校に進学できたのです。
そしえ、30代前半の”借金6000万円時代”にも、再びこと手法を活用し、見事にV字回復を体験、今に至ります。
もっとも、このツールのコンセプト自体は、はるか昔からあったようです。
たとえば、ヒルトンホテル創業者のコッとランド・ヒルトンも実践者の1人です。
ヒルトンホテルの始まりは、ドライブインの小さなホテルからでした。
ヒルトンは自室の世界地図に次々とホテルの写真を貼り、そこに手書きで「ヒルトンホテル・ニューヨーク」「ヒルトンホテル・パリ」などと加えていたのです。
のちに、写真を貼った場所にはすべてヒルトンのホテルが建ちます。
また、近年の例で言えば、スーパーもですのミランダ・カーも、このツールの実践者です。
彼女は『ミランダ・カー』という自著で、「大きな厚紙の上に目標を書き、雑誌に切り抜きなどを貼り、ベッドルームに置いている」と書いています。
本当に簡単!「宝地図」作成の8ステップ
それでは、実際の宝地図の作り方を見ていきましょう。
「宝地図」作成の8ステップ
1 あなたのキャッチフレーズと名前を書き込む
2 あなたの笑顔の写真を貼る
3 願望や幸せをイメージできる素材を選んで貼っていく
4 願望の期限や条件を具体的に書き込む
5 自己実現や幸せが周りにどんな影響を与えるか書き込む
6 あなたの”ハートの声”を聞く
7 目に触れる場所に宝地図を飾り、毎日何回でも眺める
8 行動する。あなたの願望に向けて、一歩を踏み出しましょう!
今日は、好きな画像集めでもしようと思います。
今日もおつかれさまでした。
ゆっくり過ごせましたか?
素敵な夢が見られますように。
では、また。