猫のメメとモエ

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感染症リスクを激減させる行動習慣~『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』Eishu Hai

コロナウイルスにそれなりに気を遣っている毎日の中で、本当に怖いのはコロナウイルスそのものよりも、周囲の目だったりしませんか。

ただの風邪でもただのインフルエンザでも、罹ったら最後、仕事場・学校・スーパーマーケットさえも入れない場合がありますもんね。

「今年だけは絶対に風邪ひとつ罹れない!」

本気の感染症対策を、医師でビジネスパーソンな著者の本からおさらいです。

 

休む人がちらほら見える季節になると、健康かどうかは大きく周りからの評価にもつながります。

「なんだかんだ言っても、あの人丈夫だよね」

そういわれる人は、(ワタシたちお局による給湯室の会話において)信頼度が違います。

「あの人、いざって時になるといつも体調を崩すんだよね~」っていう人は、もしもの時に頼れないってことです。(お局調べ)

 

実はワタシは毎年風邪をひいてます。しかも、のどが弱くて咳がでたり声がかれたりするタイプです。

今年、それは絶対最悪です!もう、今年は本気度がちがいますからね!!

 

著者は医師・医学博士であり、ハイズ株式会社代表取締役社長です。

医療に従事しながらもビジネスでトップを走る人の視点からの感染症対策です。

 

社会人として私たちにとって、咳・発熱はもちろん、くしゃみだってかなりアウトですよね。

一緒に感染症のリスクを減らす習慣をおさらいしませんか。

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ウイルス撃退プログラム

ちょこっと覗いてくださった方は、ここが一番のポイントなので、よかったらここだけ一緒に意識しなおしてもらえたら、と思います。

今回の著書はコロナの前に書かれたものなので、現実的に難しいものは置いておいてください。

 

風邪・インフルエンザのリスクを激減させる行動習慣

□ガムや飲み物で常に「のど」を湿らせておく

□できるだけ「鼻」呼吸をする

□1日11回は「手」を洗う

□手洗い後は「ペーパータオル」で完全に乾かす

□乾いた手を「アルコール消毒」して完全に乾かす

□ワイヤー型のマスクを「1日1パック」(5~7枚)使い切る

□1日3回以上「うがい」する

□自分の「平均睡眠時間以上」寝る

□インフルエンザワクチンを接種する

□無意識に「顔を触るクセ」をチェックして、やめる

□本やペンなどの物品を「他人と貸し借り」しない

□飛行機や新幹線は「一番後ろの席」を選ぶ

□手洗い前に「鼻くそ」はほじらない

 そして、気を付けたいのが、ウイルスが集まりやすい場所です。

 

ウイルスが集まりやすい5大条件

①人との距離が近い場所

②閉鎖された空間

③風邪をひいた人が身近にいる空間

④貸し借りした物体

⑤その他「出っぱっていて、不特定多数の人が触る」モノ

 

 たとえば、こんな場所は特に気をつけます。

行ったら、手洗い絶対です。

 

触らない!近寄らない!「危険地帯」
次の場所に行った直後、次のモノを触った直後、必ず手洗い・うがいをしましょう

×病院やクリニックなどの「医療機関

×満員の電車やバスの中

×交通機関や公共施設の「手すり」「つり革」

×複数人で行く「カラオケ」の室内

×乾燥した「会議室」や「教室」

×書店や図書館に展示された「見本・サンプル」

×商業施設のキッズフロアなど「子どもが多い場所」

×自販機や電気器具などの「ボタン」「スイッチ」

×共用の「ドアノブ」「パソコン」「電話」「検索機」「ペン」

×ファミリーレストランや喫茶店

×「ジェットタオル」が設置されたトイレ

など

 

絶対に風邪をひけないあなたへ

コロナ対策は、日々テレビなどでも紹介されているものが多くありますので、割愛します。

まずは、これからかかりやすい「風邪」について。

 

風邪の原因となるウイルスは実は200種類以上あるそうです。

無数にあるウイルスのなかの、いくつかが引き起こす症状の「総称」が風邪といえるのです。

100人いれば100通りの風邪があり、原因もそれぞれ、症状もそれぞれです。

そして、「風邪の治し方」も正直医者泣かせだと著者は言います。

風邪はまだまだ治療において発展途上の病気です。

すべての風邪ウイルスをやっつける「一撃必殺の技」はどんな名医も持ち合わせていないのが現状です。

 

医者が教えてくれない「風邪の正体」

「ひく」前にリカバーする方法がある

一流のひとたちは、風邪をひきません。

実は小さな風邪の前兆をはっけんしたら、すぐに気づきリカバーするのが素早いので、ひいているようにみえない、というのが現実だそうです。

「自分が風邪をひくパターン」を自己分析しているそうです。

あなたの場合、風邪をひく前兆としてどんなことが起きますか?

著者の場合は

・週2回徹夜すると、週末に風邪をひく

・睡眠時間が5時間以下の日が3日続くと、風邪をひく

・出張がひと月に2回以上重なると、風邪をひく

・年末年始に不規則な生活をすると、年始間もなく風邪をひく

 

だそうです。

あなたの場合は、どんなときですか?

ワタシはすぐには正直思い出せません。

疲れ切ったあとだったような気がします。

風邪をひいたかな?

そう気づいたら、スマホで即座に「風邪ログ」をつけることがお勧めだそうです。

そうすれば、あなたも「風邪の前兆が把握できる」というスキルが身に付きます。

この「風邪の前兆が把握できるスキル」を風邪のプロである内科医たちは獲得しているそうです。

実は彼らは四六時中風邪の患者と接しているため、風邪をどうしようもなくひいてしまうそうです。

しかし、そのあとすぐリカバーする。

だから、病院で「〇〇医師は風邪で休みです」なんてことには、あまりならない。

では、プロがリカバーする方法を把握しましょう。

風邪は1週間で自然に治る

まず、風邪そのものに対する医師たちの臨床的所見です。

医師たちの見解では、「風邪は主にウイルス感染で上気道に炎症を起こすが、自然に治る」とのこと。

しかし、「安静にしていれば自然に治る」と言われても、「じゃあ、何日仕事や学校を休めばいいの?」という話です。

日本のシンクタンクが全国の20~39歳の仕事を持つ男女を対象に行った調査によれば、一度風邪をひくと、完治まで平均が5.4日だそうです。

風邪をひけば、仕事や日常生活に大きな支障をきたします。

風邪によって、反応時間が顕著に遅くなるなど、パフォーマンスが低下します。

そんなに長い期間作業効率が低下したら、風邪を治した後にどっさり仕事や勉強が残っていて、今度は過労が起きてしまいますよね?

マスクは使い捨て

この夏愛してやまなかった冷感マスク。

使い捨てマスクが手に入らなかった日々ゆえに使い始めましたが、そろそろ使い捨てマスクに切り替えます。

洗いますからね、あれは。

本著の著者ならば、感染リスクの高い場所を通過したときに取り替えているそうです。

マスクを外すときは、マスコミでもよく言われている通り、耳ヒモの部分を持ちます。

著者は1日5~7枚取り替えているそうです。

内科医ですもんね。

また、マスクの性能と価格は比例しないということを示した研究もあるそうです。

マスクは「何を選ぶか」よりも「どう使うか」が重要だそうです。

ウイルスを寄せ付けない「うがい」3原則

のどを保湿しウイルス感染を防ぐには、何よりもまずうがいを習慣化すること。

定期的にうがいをしてウイルスを洗い出し、常にのどを潤すことは有効です。

①「うがい薬」に変えの予防効果はない

 1日3回の水うがいで4割近くの風邪予防に効果を発揮できます

②うがいの前に、口をゆすぐ!

 いきなりの「ガラガラうがい」は、口の中のウイルスをのどの奥に押し込みます

③トイレに行ったら、うがい

 理想的には2時間ごとなど、「ピットイン」するつもりで定期的にうがいをします

あなたが「ひきはじめ」に気づくことができたら何をするか?

避けられず風邪をひいてしまったときの「ひき始め」。

これが大事です!

 

ここに気づけたら、対策をしましょう。

医師である著者の場合、こんな対策をします。

①2日先のスケジュールを確認し、できるだけ内勤に変更

②重ね着したり、室内でもセーターを着る

③のどを加湿

④水分を意識して多めにとる

⑤早めに帰宅。いつもより長く眠る

 

病院で「風邪のようだから、こうしてね」と言われる内容、そのものです。

つい聞き流したり(!そこがワタシのダメなところなんですね)しますが、医師はそれを実践しているのです。

そうすれば、本当に初期症状で治せるそうです。

もしも「辛い症状」になったときの対策

それらを守っていたとしても、疲れの方がどっときて、辛い症状になってしまった場合の対処方法です。

 

のどの痛みだけに治まらず、鼻水やせき、発熱などの次の症状が出てきたら、回復モードにチェンジします。

まず意識するのは、徹底的に寝ることです。

厳密にいうと、スキあらば身体を横たえるようにします。

足ったり座ったりするだけで体力を消耗するため、「省エネ」を意識するのです。

夜は、枕もとに「着替え・スポーツドリンク・タオル」を準備して床に入ります。

熱が高くなって汗が出たら、タオルで拭いて、間髪入れずに着替え、水分を補給します。

吸収されやすく栄養分も豊富なあスポーツドリンクを、常温で飲みます。

そして、ひたすら眠り続けます。

食事は、水分多めで胃腸に負担をかけないゼリーやプリン、うどんやおかゆなどを食べます。

どうしても仕事する日投与がある場合、メールは打たず、布団の中から電話で対応します。

電話では大きい声を出さず、できる限り短い時間で終わらせます。

この期間の最優先事項は「治すこと」ではなく「悪化させないこと」です。

 

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今週もおつかれさまでした。

コロナ対策などで、必要以上につかれることも多いかと思います。

あなたストレスや疲労をうまく癒してほしいと思っています。

感染症でピリピリしている時期だからこそ、私たちはしっかり対策しましょう。

 

「ちゃんと感染症対策をしたから、風邪で寝込んだりしない冬だった!」

これって、結構達成感のあることだと思うんです。

 

オフの時間は、できるだけあなたを甘やかして、リラックスしてほしいです。

では、また。

 

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