新しいことを始めるとき、そのリスクが目に付いてきます。
ランチのお店の新規開拓でも、知らない街に出かけてみることでも。
そして、仕事で新しい企画に勝負することにも、腰が重くなりがちです。
お金や時間を無駄にするリスクも大いにありますからね。
それならば、今までやったものを繰り返すだけにすればいいとも考えてしまいます。
年齢を重ねると、失敗経験も多いためか、腰が重くなりがちですね~。
しかし!人生は1度きり。
まだまだ新しいものにも挑戦したいのです。
そんな自分を鼓舞するために読みました。
一緒に新しい挑戦への足取りをほんの少し軽くしていただけたら、とても嬉しいです。
新しい挑戦にはデメリットがあることを理解する
〇失敗で得た学びを次に生かせば成功に近づくと考える
×失敗のリスクを考えて何もしない
新しいことは、前例のないこと。
必ず大なり小なりのリスクは発生するのです。
かといって、現状維持にリスクが無いかと言うと、このご時世では違います。
外部の変化に何もしないことのほうがリスクが多い時代です。
つまり、挑戦することにも、挑戦しないことにもリスクはあるのです。
今はゼロリスクの考えを捨てることが重要です。
デメリットのない挑戦は無い
本著では上位「5%の社員」は、新たな挑戦についてヒアリングしました。
「5%の社員」は、新しい挑戦にはデメリットはあると答えつつも「失敗を成功へのステップと捉えるならデメリットにはなり得ない」と捉えていました。
失敗を成功に向かっての学びの場と捉えているので、何もしないことにメリットはないと考えているのです。
何も挑戦しないことへのデメリットも特徴的で、外部環境が変わっていることをよく理解しているので、自分が変わらなければ劣化していき、過去に比べて相対的に価値が下がっていくと考えているのです。
彼ら「5%社員」は、新しいことに挑戦せずに愚痴ばかり言っている先輩社員から過去の武勇伝を何度も聞いています。
ですから、挑戦しない人は価値が下がっていくことを肌身で感じ、「こうならないようにしよう」と反面教師になっているのです。
成功する唯一の方法は、たくさんの失敗をすること
「5%社員」は、失敗の先に成功があることを知っています。
一般社員の発言を聞くと、成功は失敗との二者択一の片方であるように思えます。
しかし「5%社員」は、成功は失敗との積み重ねの先にあることを理解しています。
もちろん致命的な失敗をしないように最低限の準備はしますが、その回避策は、すぐに小さく始めて修正することだと心がけています。
外部の変化に対応していくには、新しいことに挑戦していくしかありません。
そして、「5%社員」がいうように挑戦には必ずデメリットが含まれていることも理解しないといけません。
このデメリットばかりに目がいって、リスクをゼロにしようとすると時間も費用もかかり結果的に行動を起こしにくくなっていきます。
「5%社員」はデメリットありきで、メリットのほうが大きければ行動する習慣を持っています。
「デメリットをどうやって潰すか」ということよりもメリットを享受することの意義をしっかりと腹落ちさせて、そのうえで行動に出るのです。
こうやって最初に目的をはっきりさせれば、やらない理由を探すのではなく、やるためにどのように行動すべきかという前向きな姿勢になります。
見えないリスクをいくら論じても先に勧めません。
まず小さく始めて修正しながらリスクを最小化していくことで、結果的に成功に近づいていきましょう。
本日の復習
1.ゼロリスクの考えを捨てよう
今の時代、前と同じやり方を繰り返していては、需要がなくなります。
同じやり方をするにしても、結局リスクはあるのです。
2.成功は、失敗の積み重ねの後に生まれるものだと理解しよう
失敗と成功の二者択一の考えは間違いです。
失敗を繰り返した後で、成功は待っています。
3.小さく始めて修正をしながら、リスクは最小限にすればいい
リスクをゼロにすることに時間を費やしてはいけません。
行動できなくなります。
自分はリスクを背負う度胸が無いので、あえてそれを今週鍛えていきたいなぁと思っています。
ただ、日常生活の何もかもで新しいことをやっていると、疲れ果てて「ここ1番!」の仕事の判断場面での精神力に繋がらなくなってしまいます、、、。
適度な休憩やルーティンで体力を温存しつつ、大事な場面でリスクをとる練習をしたいと思います。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。