明けましておめでとうございます!
年末年始の体重増加を一緒に解消しませんか?
どうせなら、新年に食習慣を見直しませんか?
ワタシはダイエットアプリを使っているのですが、常々「摂取カロリーと翌日の体重の相関関係」には疑問がありました。
焼き肉を思い切り食べてカロリーオーバーしても、ごはんをやめておくと翌日体重減になっていたりするのです。
その謎は本著の中できれいにすっきり解き明かされました。
脂肪は食べても〔そんなに〕太らない!
糖質制限は世の中の常識で、こちらみたいなガツガツしたブログをご覧になる勤勉なあなたには、すでに当然のことかもしれません。
この寒い時期に、いま一度糖質制限の仕方を正しく見直して、春にはウエストをしゅっとさせて服を共に着ましょう。
糖質が太る唯一の原因
食べ放題のステーキランチと1枚のざるそば・・・医者から「やせなさい」と注意を受けている人は「腹いっぱい食べたいなぁ」と思いつつ、後者を選びます。
しかし、それが間違いなのです。
ざるそば1枚で我慢しても体重は減りません。
一方、ステーキランチを選択し、肉とサラダをお腹いっぱいになるまでおかわりした人は太りません。むしろ、やせていきます。
あなたを太らせる原因は、唯一「糖質(≒炭水化物)」です。
たっぷりの油で調理した肉や魚で太ることはないのに、ごはんを食べたら太るのです。
ご飯を多食する地域は短命だという近藤博士の調査報告もあります。
砂糖の入ったお菓子や清涼飲料水はもちろん、ごはん、パン、麺類からの糖質摂取をいかに減らしていくか、これこそが、肥満やあらゆる病気を防ぐための重要ポイントです。
あなたも体験的にあると思います。
ボリュームのある肉を食べてしまい、ごはんを残した翌日なぜか体重が減っていたり。
ウイスキーを飲みすぎた日の翌日太ってはいなかったり。
カロリー計算上はすさまじいオーバーをしている日であっても。
あの食べ方を毎日できれば、職場によくいる「痩せの大食い」の仲間入りですね。
彼らがたくさん好きに飲み食いしても太らない理論は、次の通りです。
カロリーと肥満は関係ない
肥満気味の人に対して、いまでも行われているのが「カロリー制限」指導です。
しかし、これを守っていても空腹に苦しむだけで効果は期待できません。
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肥満は血糖値が上がることで起きるのであり、血糖値を上げる糖質を控えればやせていきます。これが肥満の真実です。
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毎日ウイスキーをボトル半分飲んでしまうのにやせている人が、あなたの周囲にもいるでしょう。
ボトル半分でゆうに800キロカロリーとってしまうのに太らないのは、ウイスキーには糖質がほとんど含まれないからです。
一方、ジャガイモを食べながらビールをガブガブ飲むドイツ人が太っているのは、ジャガイモにもビールにも糖質が多いからです。
つまり、ダイエットにカロリーを持ち出すのは非常にナンセンスなのです。
脂肪は食べても太らない
肥満とカロリーを結び付けたがる人たちにとって、「脂肪は悪」です。
油を使った料理や、脂肪の多い肉や魚を食べたら太ると、彼らは信じています。
というのも、脂肪はカロリーが高いからです。
しかし、肥満の犯人は血糖値を上げる糖質です。
そもそも、脂肪を食べたからと言って、それがそのまま脂肪になるわけではありません。
食べたものは消化・吸収の過程で分解・合成されて新しい物質に変化します。だからこそ、糖質が身体の中で脂肪に変わるのです。
それに、脂肪は食べ過ぎると便に出てしまい、案外、体内に残りません。
一方で、資質は100%吸収されます。
ブドウ糖は生きるために必須の物質であるために、そういうシステムが組まれているのでしょう。
私たちの細胞を覆う細胞膜は脂質でできており、質のいい油を摂取することは重要です。
いたずらに資質を避けていれば、かえって健康を害することにつながります。
「脂肪は太る」という思い込みは捨てましょう。
若いころ、「油は摂らないようにしているの」と言っていた友達が、ダイエットには成功しても老け込んでいたりしました。
良質な油は必要ですね。本著では、体にいい食べ物として
・オリーブオイル
・ナッツ
・ワイン
・チョコレート(カカオが高いもの)
・大豆
・チーズ
・ブルーベリー
・コーヒー
・酢
・生もの
を挙げています。
ちょこちょこ食べる方が太らない
「あいつは、しょっちゅう、なんか食べている」
こういう人が、ときどきいますね。
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では、彼らがみんな太っているかというと、そうでもありません。
同じ量なら、まとめて食べるよりもちょこちょこ食べたほうが太りません。
1日3食が理想のように言われますが、本当は、5食や6食に分けた方が、さらにいいのです。
大事なことは、空腹でどかんと糖質をとらないこと。
「原部子だから、ラーメン大盛にして」というのは最悪です。
自分の空腹感を察知したら、適切な分量の食品をとり、血糖値が上がりすぎないようにコントロールする。
これこそが、知的ビジネスパーソンの食事術です。
3食の食事タイム以外に、「ちょこちょこ」の知識と技術を身につけましょう。
あなたも実感したことがあるのではないでしょうか。
夕方、ちょっと何かを口にしたので、お腹が減らないまま夕食タイムになり、「ごはんはやめておこう」をやった翌日、体重減少。
夕飯のドカ食いほど、翌日体重計の上で悲鳴を上げる羽目になるものはありません。
しかし、夕方口にしがちなものには、注意が必要です。
疲れたときに甘いものをとるのは逆効果
「疲れた時には甘いものを食べると回復する」というのが世の中の共通認識の様です。
その理由を聞くと、多くの人が「なんとなく」。
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確かに糖質をとれば血糖値が上がり、それによって一瞬だけ幸せな気持ちになります。
だから、みんな騙されてしまうのですが、糖質摂取で急激に上げた血糖値は急激に下がり、いらいら、吐き気、眠気などさまざまな不調を呼びます。
疲れをとるために甘いものを口にしたのに、かえって疲れてしまうのです。
それを察知して、「また、疲れてきた。何か甘いものを・・・」と繰り返しているうちに立派な糖質中毒に陥ります。
安易に甘いものに頼るのはとても危険です。
「甘いものを摂らない方が集中できる」ってありますね!
この間年末の残業で、みんなで集中して仕事をしていました。
いつもならば「お疲れさま」と途中で甘いお菓子を配ったりするのですが、そうする暇もなかったので、ぶっ続けで仕事をしたのです。
が、いつもの「お菓子のブレイクタイム」があるときよりも早く仕事を終えることができました。短時間でも仕事の量もクオリティも高かったのです。
余計なおしゃべりが無かったせいもありますが、疲れ知らずで集中できたのは、糖質をとらなかったためではないかと思います。
今後は、職場でのおやつタイムに、ナッツでも配ろうかと思います。
本日の内容のポイントは、
・糖質が脂肪になる
・肉や魚などの脂質を食べても太らない
・甘いものを食べると、かえって疲れる
でした。
では、また。