多くの人がジョギングしたりカロリー計算をして、日々より健康的なスリムなカラダをめざしている現在。
しかしながら実は世界では肥満が広がっています。
医師たちの推奨する、「糖質制限」「高たんぱく・低脂肪」を守っていても、どういうわけかスリムなカラダを手に入れられる人は周りを見渡してもごくわずかだったりしませんか?
実は私たちのダイエットに関する情報はかなりいい加減。
飛びついて、一生懸命そのダイエットのために努力を重ねてみても、数か月後にはさらに太りやすいカラダになっている、なんてことはざらですね。
「カロリー制限」という幻想
ダイエットと言えば一般的なのがカロリー制限ですよね。
しかし、著者たち医師のエビデンスによると、カロリーは太るかどうかとぴったりリンクするものではないそうです。
カロリー制限はデメリットがあります。
極端にカロリー制限をすると、「心臓」が弱まり「髪」が抜けます。
これは、昔ワタシもカロリー制限をしたことがあるので、体験的に何となくわかります。
そして、あなたもお分かりの通り、食べる量を減らすと、いったん体重が減っても、元の量に食べる量を減らすと、『前以上に太る』。
そうしたリバウンドというものは、よく「意志の弱さ」が理由と思われがち。
しかし、実際研究では「リバウンド」は起こるべくして起こることがわかっています。
運動神話~残念ながら、走ってもやせません
ならば、運動はどうなのでしょうか?
近年はランニングがブームで、余暇に運動を取り入れる人がどんどん増えています。
運動する人が増えたことで、肥満率は当然、減少すると思われました。
どこの国の政府も、減量のための運動を推奨するのに何百ドルという資金をつぎ込み、国民を運動させることに成功していました。
英国では1977年から2008年までに、普段から運動する人の割合が、男性では32%から39%に増加し、女性では21%から29%に増えました。
ところが、肥満率の減少にまったく効果がなかったのです。
太りにくい睡眠時間は「7時間」
では、結局のところ、私たちは健康な太らないカラダを手に入れるには、どうしたらよいのでしょうか。
まずは慢性的なストレスのもとである、睡眠不足を解消することです。
1910年の睡眠時間の平均は9時間でした。
しかし、最近は30歳から64歳の大人の30%以上が「6時間未満」です。
集団調査では常に、短時間睡眠と体重増加に関係があることが認められています。
体重が増えるかどうかを分ける睡眠時間は「7時間」だといいます。
睡眠不足は心理的に強いストレスを引き起こし、コルチゾール分泌を促します。
すると、大量のインスリンが分泌されます。
でも面白いことに、ストレスがあまりない状態で睡眠不足になっても、満腹ホルモンであるレプチンが減らないし、空腹感がますこともないことがわかっています。
つまり、睡眠不足そのものが問題ではないのです。
睡眠不足によってストレスホルモンが活性化し、空腹になるメカニズムが働くことが問題なのです。
でもとにかく、いい眠りを十分にとることが、減量計画に欠かせないことや疑いのないことです。
食べる回数を減らす
なぜか私たちは、「常に何かを食べることは体にいい」という洗脳をされているのだ、と著者は言います。
食べることで健康的になれると思い込まされているのです。
砂糖を「飲む」のは最もNG
最も問題なのは、なんといっても「加糖飲料」だそうです。
ソフトドリンク、炭酸飲料、加糖された紅茶やジュースなど。
糖尿病 リスクを80%も上げるこれらのジュースには、手を出してはいけないのです。
また、「白いパン」はピーナッツの10倍以上の血糖値を上げることもわかっています。
白いパンは複合加糖でできているが、食べるとすぐに血糖値が上がり、加糖飲料をのんだときと同じくらい値が上がるのです。
現時点で疫学上「最も信頼できる」5ステップ
現在巷でブームのダイエット方法は、ほとんどが根本的に間違いがあるようです。
では、本書で進めている方法は何でしょう。
それは
①「添加糖の摂取」を減らす
②「生成された穀物の摂取」を減らす
③「タンパク質の摂取」を減らす
④「いい脂肪」をもっと食べる
⑤「食物繊維」をもっと食べる
です。
次回はそれについて細かく一緒に読んでいきます。
すみません!
誤字だらけで修正しましたが、1回目を読んで下さった方、本当な失礼しました。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。