仕事で数多くの失敗をしてきました。
ちょっとした瞬間にやらかしてしまうしくじりです。
後から後悔しても、もう遅いことばかり・・・。
ビジネス書に書いてあったりするマナーってのは、「当たり前じゃないか」と思いがちですが、非常に大切なポイントだったりします。
こんばんは、ラブです。
「おはようございます」は、絶対に”好かれる”!!!
大学を卒業して就職し、すぐの頃のことです。
自信のなさからなのか、挨拶の声が小さくなってしまうことがありました。
まったく尊大な態度をとるつもりはなかったのですが、それが先輩方へ”不遜な奴”というイメージを持たれてしまったことがありました。
新人の頃は、わからないことだらけ。実力もへったくれもありません。
周りの人にはどうにも教えてもらうシーンが増えるものです。
そんなときは、少しでも「可愛げ」を持つことが、生死を分ける重要なことですね。
その「可愛げ」を見せられるポイントは「挨拶」と「返事」。
返事はただ「はい」と言えない場面もありますから、ただただ気持ちよくできる「挨拶」は、非常にポイントアップに重要な場面だったのです。
人間関係をスムーズにする挨拶は、タダでできる最高のパフォーマンスです。
「ありがとう」は最高のご褒美
人は、感謝されることで非常に満足感を得られます。
承認欲求が満たされるからです。
しかし、言う方は回数が頻繁だといちいちお礼を言うことに疲れてしまうこともあります。
新人の時や部署の異動後には、何かと周りにお世話になり、「スミマセン」が多くなるもの。
しかし、それを「ありがとうございます」に換えて、マメに感謝を伝えることはとても大事です。
ワタシも新人の頃、何でも聞かなければわからないことだらけ。
いちいち感謝することに疲れてしまいました。
しかし、そこにうんざりしている場合ではありませんでした。
実は新しい場所では、いろんな人にお世話になっているもの。
何とか仕事が軌道に乗ってきて自信を取り戻したころから、「ありがとうございました」を笑顔で心をこめて言えるようになったときに、味方になってくれる人がイッキに増えました。
もっと早くケチらずどんどん言っていれば!と思います。
「感謝して受けた者にこそ豊かな収穫がある」という言葉が、イギリスの詩人であるウィリアム・ブレイクにあったとか。
感謝は人間関係の大事な種まきです。
新しい場所では、これが最高の人間関係の種です。
じゃんじゃんやりましょう。
報告は「まず、結果(特に失敗)から」
日々の仕事の中で、上司に行う業務報告。
人間だから失敗もあり、それを嫌だけど報告しなければなりません。
「残念だから、うまくいきませんでした」と口にすることはどうしても楽しくないので、ついつい後回しになってしまいます。
すると、上司に言われるのです。
「それで、結局なに?!」。
上司は部下よりも確実に忙しく、時間に追われているのです。
だから、「OKだったのか、NGだったのか」はまず報告の冒頭にしなければいけません。
しかしながら部下である私たちにとっては「天下を揺るがすような」大失敗と思えることも、それらを経験している上司にとっては「取るに足らない」失敗であることも、ままあります。
特に、失敗の報告は時間がたつほどひじょ~に言いにくくなります。
叱られるのは、もう仕方ないこと。
叱るのも上司の仕事だからです。
報告の最初に結論を。
そして、失敗はとくに早めに報告することで、適切なフォローを得られ、迅速にリカバーしていくことができるのです。
勇気を出しましょう。
場の雰囲気を明るくする
これは、ビジネスシーンだけでなく、プライベートにも言えることですね。
食事をしながらテレビを見ていて、トイレやその洗剤のCMが流れると、ちょっとめいりませんか?
だれしも食事の場でトイレを思い出したくないからです。
人から敬遠される話はこのような種類の事。
・その場にそぐわないこと
・相手が触れられたくないこと
・気が滅入る話
朝からため息ばかりついていて、叱られたことがあります。
自分の心の中だけでひっそりと悲しみに暮れてしまうことは、その人の自由です。
しかし、周りの人の気持ちを落ち込ませる言葉や仕草は、自分勝手です。
ワタシとしては、ため息をついている自覚がありませんでした。
ビジネスシーンでは特に、言葉や仕草でのマナーも大切です。
無自覚になりがちですが、意識してその場と相手の気持ちを考えることが必要です。
衝動的に思ったことが口に出やすい人は、ゆっくりめに話をしたり、ちょっと習慣づけが必要ですが少し間をおいて「言葉を選ぶ」ことが大事。
イチロー選手はいつも言葉を選んでいます。
ちょっと間をおいてでも、相手を思いやった言葉を紡ぐことができるのは、信頼感を持たせます。
反対に「思ったことは全て口にしていい」とばかりに、万事を悪い方向に考えてはそれをいちいち口にする人の話はどう感じますか?
フランスの思想家であるモンテーニュは
「わたしの好きな話し方は単純で、素朴で、紙に書くときも、口に出すときも変わらぬ話し方で、滋味豊かで、力強く、短くて、引き締まった話し方です」
と言いました。
気持のよい話ができるようになれると、相手も自分も気分が良いですね。
”口撃”は美しくない
誰にでも、気にくわない人や自分と対立する考えを持つ人がたくさんいるものです。
しかし、悪口は百害あって一利なし。
自分が嫌いな相手に大して、それを口に出してしまうと途端に相手からも見事に嫌われますよね。
必ず本人にも周りの人からのルートや、そうした雰囲気で伝わってしまうもの。
そして悪口の最大のデメリットは、言っているご本人が小汚くあさましく見えてしまうことです。
『悪口やグチばかり言っている同僚や友達から、上手に距離を置く方法』の本もたくさんあるくらい。
もしもあなたが同僚などに悪口やグチを聞かされてうんざりしているなら、相槌をかえることです。
「そうなの。大変ね」と言うところを、「へー、そう?」とかわす形に変える。
すると、同僚の投げてくる嫌なエネルギーを受け取らずに済むので、そのブラックなエネルギーはしゃべっている本人に戻っていきます。
「悪口を聞いたためにモヤモヤする」というのは、無くなりますね。
悪口を頻繁に口にする人が職場にいましたが、みんなから距離を微妙に取られていました。
本人は、どうしてそうなのかわからない様子でした。
こっそり悪口を減らすように進言したこともありますが、「自分が悪口を言うのは相手がダメだから。自分は悪くない」の一点張りでした。
「人の悪口を言ったら、すぐにあなた自身の悪口を言われていると思え」
と古代ギリシア詩人・ヘシオドスの言葉にもあるそうです。
これまで悪口を聞いてくれていた人が、別れた途端に、今度はこちらの悪口をほかの人に言うというわけです。
その人を批判しても、その人の心根は変わりません。
しかしそこに、言われた本人も含めてみんながニヤッと笑えるウイットに富んだユーモアが加われば、印象が変わります。
それは、かなり高度な技術も必要で、高い人間性も前提です。
「仕事」とは、相手に安心感を与えること
レストランでも、注文してから食事が出てくるのが多少遅くても、水やおしぼりが出ていれば、そんなに心配にはなりませんよね。
友達とレストランに寄ったときに、時間をかけて「ものすごい創作メニューを安価で」出してくれたら?
そりゃあ嬉しいけれど、友達とのおしゃべりを楽しみに行ったのだし、その後の予定だってあるものです。
「それなりの時間内にきちんとした食べ物が出てくれた」方が、やっぱり嬉しい。
私たちは、何よりもまず「安心」を無意識のうちに求めています。
おっちょこちょいのワタシは、ミスを多くしてしまいます。
そのあと大きな仕事でリカバーしようにも、なかなか信頼回復しにくいことも多くありました。
ルーティンワークが苦手でミスが多いならば、見直しを2回することを手帳や卓上にメモしたりしてみる。
また、チェックしてくれる人に早めの提出をする。
さらに睡眠時間を十分にとってコンディションを整えることで、あなたへの安心感を向上させることができます。
小さな約束を守る
部署内の小さな会議の時間に遅れない、社内資料提出などの期限を守る。
身内での小さな約束は、「これぐらいいいじゃないか」と思いがちですが、実はこれが重要。
ワタシは時間を少し過ぎてしまうことが多くて、昇進の機会を逃したことがあります。
「たった3分」「ほんのひと手間」の約束をちょくちょく逃してしまう習慣があるとしたら、そこには「時間の把握」が苦手であることが隠れているのかもしれません。
出かける前に「あと1分あるならば、洗い物をしてから出かけよう」なんて思ったら、まず遅刻します。
しかしそんな時、「頑張ればやれるような気がして・・・」と思ってしまいがちならば「自分はこれに何分かかるのか」を経験から逆算してみましょう。
出かける前の準備に、「実際は」何分かかっているのか。
この資料を仕上げるのに、「実際は」「途中邪魔が入ったとして」何時間かかるのか。
小さな約束を守るには、自分をよく掌握している必要があるのです。
仕事中でも友達との関りでも、上手くいかないときには、その後ろに何か理由があるはずです。
「ああ、また失敗しちゃった!なんて自分はダメなんだ」
と責めるのは、時間の無駄だったと今では思います。
それよりも、「次に失敗しないためには、どんなスキルを用意すればいいのか」。
メモを持つ、付箋で自分に注意を喚起させる、時計にメモを貼る、シチュエーションをイメトレする。
次の糧にしていきたいですね!
今日もお疲れさまでした。明日を頑張れば、週末です。
よく休んでくださいね。
では、また。