猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

小さなことから始めてみる~『ごきげんで生きる48の方法』大谷由里子

あなたにも、わたしにも、人生の中でいいことも悪いことも起きます。

そうしたときに、どう反応するのかは、自分が決められる・・・と言いながらも、うまく「よいほう」に気分を持っていけない日だってあります。

 

それでも、いつもごきげんでいる人がいますよね。

そういう人も、時には沈むことやイライラすることもあるそうです。

けれど、基本的に笑顔で明るく生きていこうという思いがあったりするとか。

著者もそう覚悟して生きている一人ですが、「苦労もなく幸せに生きてきた」わけではありません。

受験も就活も失敗で、たまたま拾ってもらった就職先も吉本興業でした(今ほど有名ではなく女性が働くのに向いている会社とも言えませんでした)。

 

きっつい仕事だと思います!

しんどいことが、山ほどあったことと思うのです。

しかし、そのなかで「お笑い」の分野で生きてきた著者。

 

そんな著者が発見した「これをやったら、自分のきげんが直る」「自分を不きげんにさせない方法」です。

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1.小さなことから始める

自分が「いつ」「誰と」「どんなときに」ごきげんでいるかを知っておくことは、とっても重要。

いわば、「ごきげんの種」をあなた自身で知っておくことです。

 

おいしいものを食べる

あるとき新幹線で、著者の後ろの50代の夫婦と思える2人が座って会話していました。

男性:「アーモンドチョコ好きだね」

女性:「甘いもの食べていると、とっても幸せな気分になるじゃない」

男性:「君の幸せは簡単だね」

女性:「あなたも食べる?」

おいしいもの、すきなものを食べていると、心が満たされます。

著者の祖母は、戦争、貧乏、介護、家の没落で苦労してきましたが、孫たちに一切不満を言いませんでした。

「おいしいものを食べていると、イヤなことはみんな忘れるわ」

といつも笑っていました。

ブリを丸ごと1匹飼ってきて、お刺身、焼き物、煮つけを作ってくれたり。

「こうして、おいしいものを食べられるだけで、幸せよね」

と食事のたびにごきげんだったそうです。

 

2011年3月11日、東日本大震災の時、仙台にいた著者は、とにかく東京に戻ろうとタクシーを拾いました。

「行けるところまで行ってください」

そう言ったものの、どんどん日は暮れてきます。

街が停電して真っ暗な中、福島県の郡山で、開放しているホテルにたどりつきました。

そのときに「自由に飲んでください」と出されたコーヒー。

温かくて、これからどうなるかわからなかったけれど、「きっと、なんとかなる」、そんな希望をもらったそうです。

ただ、おしゃべりをする

話すことで元気になっていく人は、多いと著者は言います。

アウトプットは、人を元気にさせる作用があるようです。

そして、おしゃべりは究極のアウトプット。

さらに、それを聞いてくれる人や認めてもらえる感が、心地いいのです。

井戸端会議は、人を元気にする場所かもしれません。

歌を歌う

一人カラオケも実はとても多くの人がやっていること。

歌っていると、てっとりばやくごきげんになれるのかもしれません。

ストレス関係の講師さんのなかでも、

「僕はストレス解消に歌を歌うことを勧めています」

と話す人も。

いたって追って、ごきげんな時間を過ごすとイヤなことがあっても忘れられたりするものです。

歌ってすごいのです。

思いっきり泣く

泣くとすっきりするらしいのです。

お医者さんによっては、「笑うのと同じ効果がある」と言っているのです。

たしかに、泣いた方が意外とケロリとごきげんになれることがあります。

年齢とともに泣けなくなってしまった著者の友人のクリエーターは、泣きたくて映画を観に行くそうです。

著者の雑誌社に勤める友人によると、「絶対泣ける本」や「胸がきゅんとする瞬間」などの特集が、中高年に好評だそうです。

 

泣くだけ泣くと、若返った気分になれます。

そして、「自分もまだこんな気持ちになれるんだ」「こんな感情が残っていたんだ」とうれしくなったり。

悲しい時やつらいときはもちろん、みずみずしい気持ちを取り戻したいとき、すがすがしい気持ちになりたいとき、「泣く」のは、いい方法です。

泣いた後には自然と気持ちがおだやかになります。

まず、捨てる。そして、片づける

著者は掃除が得意ではなく、モノが捨てられないタイプ。

散らかっていても苦痛ではない方ですが、それでもかなり散らかってくると、だんだん心がすさんできます。

 

著者の友人の収納コンサルタント香取美智子さんは、言いました。

「片付けが苦手な人の特徴は、『片づけよう』とおもったときに、まず百円均一にいって、カゴとかをいっぱい買ってきます」。

 

「古い下着は、運が落ちる」と言います。

手放すことの気持ちよさは、格別だったりします。

リユースやリサイクルは、やってみると思ったより簡単だったり。

部屋を少しでもすっきりさせられると、そのたびに、少しずつ、気分はよくなっていきます。

意識して「遊ぶ」

かつてタレントの所ジョージさんが言っていた言葉だそうです。

「お金がないから遊べないんじゃなくて、遊ぼうとしないから遊べないんだ」

 

たしかに、「遊ぶ」ってパワーがいります。

時間も必要だし、お金もいるかもしれません。

他人と遊ぶなら、気もつかわなければならないこともあります。

でも、「遊び」は、心を豊かにしてくれる、と著者は信じています。

 

大人の遊びの定義として吉本で働いていた著者が考える定義です。

どうでもいいこと。

別にやってもやらなくてもいいこと。

ただし、それをやっているとモチベーションが上がったり、楽しくてご機嫌になれること。

または、それを通して、人間関係が広がったり、知識が増えるもの。

 

こう考えると、著者にとっては「旅行」「友人との食事」「温泉」「漫画」「ゲーム」も遊び。

 

価値観の違う人と接することができるのも、その醍醐味ですね。

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今日も一日おつかれさまでした。

ゆっくりやすんで素敵な夢を。

では、また。

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