著者は引き寄せを発動させて、ずいぶん昔にミズーリ大学のジャーナリズム学部に在籍していた時期があるのですが、ある教授が授業中に何気なくこんなことを言いました。
「僕はね、自分が読みたい本がなければ、自分が読みたいと思うような本を自分で書きます」と・・・。
これを聞いて、びっくりした著者は背中に一瞬電気が走ったような気がしました。
この発想は何なのでしょうか。
「好きなことをして生きる」という人生をまだ踏み出したばかりであった著者には、「好きなことをして生きる達人」「徹底的に『自分の好き』を追求している先輩」からの「人生のヒント」を思わぬ形で聞いてしまったかのように思えました。
「そうか!たとえ自分の好きなものが周りに存在していないときにだって、文句なんか行っていないで、さっさと自分の中からなんでも創り上げちゃえっとことよね!」
おかげでこの教授の言葉が「好きなことをして生きる」という著者の人生にますます拍車をかけ、「『それ』がない時は自分で生み出せ!」が、すっかり著者のモットーになりました。
そうすることで、以前にもまして次から次へと好きなことを追求できる楽しい人生となったそうです。
着てみたいデザインのニットが無ければ「自分でデザインして、編んでみる」。
自分好みの革製品が見つからなかったら、「自分で革を探して、作ってみる」。
観たい映画の上映をやっていなければ、「自分で映画の上映会を開く」。
「好きなことばかり」を追及して生きると、「好きでないことをやっている自分」が考えられなくなってきます。
すると、「仕事」という1日の大半を占めているものにたいしても、至極当然ながら「大好きなもの」を選びます。
また、「大好きなことをやっているからこそ、豊かになれる」と考えるようになります。
だって、「どんなときに一番自分のパワーが発揮できるか」がわかるからです。
大好きだからこそ、夢中になってやっている自分を知ってしまうから!
また、仕事を含め、基本的に「好きなこと」だけをやっているので、こういう人はストレスがほとんどありません。
一方で残念ながら多くの人は、「生活のためにあまり好きではない仕事」に就いています。
そもそも「自分は本当はなにを一番にやりたいのか?」という肝心な問題が解決できていないということもあるのですが。
そして、「やりたくもないこと」をしているので、当然毎日ストレスをいっぱい感じてしまい、愚痴ばかり口に出てしまいます。
そして、「こんな仕事、できるものなら辞めたい!」といつも思いつつも、自信のなさと、危険を冒す怖さから身動きがとれずにいるのです。
つまり、「自分の好きなことをして幸せに生きている人々」とその他の人々は、物事を判断する「ものさし」が違うのです。
前者が「好きか、嫌いか」「やりたいか、やりたくないか」「自分にとって気持ちの良いことか、気持ちのよくないことか」という基準で何でも選びます。
それに対して後者は、「損得勘定」に傾いてしまうようです。
「こっちの方が安いから」「文句があっても、この会社にいた方が、転職という危険を冒すよりはまだマシだから」とか。
特に、「経済的安心感」が基準になってしまうようです。
しかし、悲しいかな、こんなことを続けていても、あなたに幸せが訪れることはありません。
人の幸せは、心の中でしか感じられないことだからです。
いつも自分の好きなことをしている人からは、いつも「嬉しい!」「楽しい!」が出てきます。
そして、この気持ちが幸せな出来事を引き寄せているのです。
いつも自分の好きではないことをしている人からは、いつも「嫌だ、嫌だ!」が出ています。
そして、一層ネガティブなことを引き寄せているのです。
つまり、嫌なことをやっていると、いつまでも「悪循環」から抜け出すことができないのです。
もっと幸せになるために、これから「好きか、嫌いか」「やりたいか、やりたくないか」「それは気持ちいいことか、そうでないか」ということを、あなたの価値判断の基準にしてみてください。
そして、小さいことからでよいので、少しずつあなたが「好きだなぁ」と感じることや、「一度やってみたいなぁ」と思うことをやってみましょう。
そのとき、自分がどんなに嬉しいか、どんなに楽しいか、自分にちゃんと感じさせてあげてください。
そして、一歩一歩「好きなことをして生きる」人生に近づき、人生を謳歌していきましょう!
今日も1日、お疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。