イヤなことが起こると、1日立ち直れない人がいます。
それに対して、1分間で立ち直る人もいます。
立ち直るために必要なのは、いったん、マイナスをゼロにすることです。
マイナスをいきなりプラスにもっていこうとするから、できなくてさらに落ち込むのだとか。
ワタシもまさにそうです!
大事なことは、「ゼロベース」に戻す。それだけ。
プラスにするまで、と欲張らないことが、すぐに忘れるための大事な考え方。
そこで、イヤなことを1分で忘れる7つの習慣を今日は読んでいきます。
1 口をあけて、上を向く
人は1日に「4万5千回」も、「自分には無理だ、できない」と考えていると言われています。
「信号を渡ろうかな。無理だ」
「美人が歩いているぞ。声をかけよう。無理だ」
「お金持ちになりたいなぁ。無理だ」
と、1日に4万5千回も、考えては否定するサイクルを繰り返しています。
イヤなことがあった直後は、なおさらマイナス思考になります。
そこで、いったん何も考えないようにすること。
そのために必要なのは、上を向いて、口をポカンとあけることです。
ワタシもトライしてみましたが、やってみると本当に何も考えられないことが分かります。
心理学者で、うつ病の研究をした人がいます。
彼は、うつ病になる人の特徴は、いつも下を向いていることだということを発見しました。
本当にそうなるのかどうか、実際に、自分自身でいつもうつむいていたら、本当に自分もうつ病になってしまったのです。
逆に言えば、いつも上を向いていたら、マイナス思考はできないことになります。
上を向くと、何も考えられなくなります。
いったん思考がゼロベースになるのです。
これを習慣づければ、あなたは落ち込み癖から解放されます。
2 紙にイヤなことを書いて、丸めてごみ箱に捨てる
イヤなことがあったら、今あった出来事を紙に書いて、丸めてごみ箱に捨てるのが効果的です。
もちろん、ほかの人に見られると困るので、会社でしたら家に持ち帰って捨てましょう。
紙に書くことは、「思考の外部化」と言われる作業です。
子どものころの、「痛いの痛いの、飛んでいけ~」をしてもらったことがあるかもしれません。
これも「痛みの外部化」です。
イヤなことは、頭の中でもやもやしているから、イヤなことのままなのです。
いったん、自分の頭の外に出して、丸めて捨ててしまえば、イヤなことが外に飛んでいくのです。
3 大声を出すと、イヤな気持ちを忘れられる
「大きな声を出してすっきりした」
という経験を持つ人は多いと思います。
これも心理学的にもしっかりした理由があります。
「インディアンワーク」という心理学のワークがあります。
ネイティブアメリカンは、キャンプファイヤーの周りを「あわわわわわ!」と大声を叫びながら踊ります。
なぜ大声を出すかというと、大声を出すと自我が飛ぶからです。
自我は「私が、ワタシが、という心」のこと。
大声を出しているとほかのことを考えることができません。
つまりマイナス思考さえ、できなくなるのです。
なかなか大声を出す場所はないかもしれません。
そんなときは、ほんの30分の1人カラオケに行きましょう。
ほかのことを忘れる時間を持つことで、かなり忘れることができます。
カラオケは日本人にとっての「インディアンワーク」なのです。
4 静かな空間にこもる
インディアンワークの逆の手法が、静かな場所にこもるというやり方。
具体的には、マンガ喫茶、インターネットカフェに行くのがおすすめ。
マンガ喫茶にこもるのは、「沈黙」というストレス解消法です
イヤなことは、
①大声を出す
②黙ってほかのことに没頭する
この2つのどちらかで、消えていきます。
マンガ喫茶で、好きな漫画に没頭すると、漫画の世界に入り込み、現実世界のイヤなことを忘れられます。
とくに、努力と根性がメインストーリーであれば、「これくらいでへこたれてはダメだな。もっとがんばらないと」と自然と思えてきますよね。
イヤなことを忘れるだけではなく、やる気をチャージできるのが、マンガ喫茶に行くという行動なのです。
5 イヤなことがあるたびに、美容院に行く習慣をつける
イヤなことがあって、何も手につかない時こそ、美容院に行くチャンスです。
髪型を変えると、イヤなことがあったときの自分から、新しい自分へと生まれ変わります。
美容師の方に愚痴を聞いてもらうことで、イヤなことも吐き出すことができます。
美容院には、「気分転換をするときに利用する」と決めておくのが理想的です。
よくないのは、「毎月何日に髪を切る」と予約を取って決めてしまうこと。
そうなると、「何日には美容院に行かなければならない」という「しなければならない予定」が、美容院に行くという行動になります。
「イヤなことがあると美容院に行く」という習慣をつけると、2週間に1度だったり、逆に2か月美容院に行かないこともあります。
「髪が伸びてきたなぁ。そういえば、最近イヤなことがないな」
という髪の長さを調子のバロメーターにもできます。
6 イヤなことがあったら、映画館に行く
イヤなことがあって、「あと3時間ぐらい時間があるぞ」と思ったら、迷わず映画館に行きましょう。
映画を観ようと思っても、仕事が絶好調のときは、忙しくてなかなか観に行くことができません。
イヤなことがあって仕事が手につかなくなったら、映画館のホームページを検索して、見ようと思っていた映画を観に行きます。
家でじっとしているよりも、外に出た方が、イヤな気持ちを忘れられます。
イヤなことがあったら、映画を観るチャンスだおと思えば、マイナスな気持ちをプラスに転換することができます。
「その3時間がとれない」という方は、スマホで映画を観ることもできます。
「イヤなことがあったら、映画を観る」と決めておけば、イヤなことがあっても1分気持ちを切り替えることができるのです。
7 木火土金水がそろっている「温泉」に行く
最強の忘却ツールは「温泉」です。
なかでも「スーパー銭湯に行く」というのは、イヤなことを忘れるための最強の行動習慣でもあると言えます。
木火土金水がそろっているところに行くと、気持ちをリセットできます。
木・・露天風呂には木が生えていた李、木目調のお風呂がある場合が多い
火・・ぐつぐつと、下から熱いお湯が沸いている
土・・露天風呂には、土がある
金・・お風呂のシャワーなど、金属でできているものがある
水・・その名の通り、温泉なので水場である
温泉は、人間に必要なこの5要素があるので、リラックスできるというわけです。
スーパー銭湯の中には、カラオケがあったり、マンガが置いてあるところもあります。
3時間以上時間があれば、スーパー銭湯に行くと決めておきましょう。
時間がどれくらいあるか、で行動を変える
イヤなことがあって、そのあとの時間が自由になることもあれば、すぐに仕事に向かわなくてはならないときもあります。
つまり、「時間がどれくらいあるか」で、以上の7つから行動習慣を選択することができるのです。
10秒→口をあけて、上を向く
1分→イヤなことを紙に書いて、ごみ箱に捨てる
30分→1人カラオケに行く
1時間→マンガ喫茶、インターネットカフェに行く
2時間→美容院に行く
3時間→映画に行く
3時間以上→スーパー銭湯に行く
と、自由に使える時間に応じて、あらかじめやることを決めておけば、立ち直りが早くなります。
多くの人は、イヤなことがあったら、その場でマイナス思考のスパイラルにはまってしまいます。
イヤなことがあって、次に何をしたらいいのかをあらかじめ決めておかないから、さらにマイナスなことばかりを考えてしまうわけです。
そんな中、「次は何をするべきか?」というプランBを決めておくだけで、イヤな気持ちは半減できるのです。
ワタシは一度落ち込むと、足元をじっと眺めてしまう癖があるので、上を向こうと思います。
イヤなことを紙に書いて捨てる、もお金がかからないからいいですね。
1人カラオケも、うまく使うとものすごく安いんですよね。
マンガ喫茶は、まだ1度しか使ったことがないのですが、これからもう少し挑戦してみたい分野。
今日も1日、お疲れさまでした。
冬の空気は澄んでいるので、景色がきれいな季節でもありますね。
ゆっくり休んで、素敵な夢を。
では、また。