私たちは成長する過程で、他人の意見をすごく気にするようになります。
それは、親や学校の先生から「人からどういわれるか、どう思われるかを考えなさい」と言われ続けるからです。
こうして、他人からどう思われるかを優先課題にするようになるのです。
自分のしたいことをする
その結果、他人からどう思われるかを重視するあまり、自分のために生き方ではなく他人のための生き方を追求するようになってしまったのです。
つまり、自分がしたいことではなく、他人から期待されていることや他人の賞賛が得られそうなことを行動方針にしてしまうようになったのです。
他人の意見を優先すればするほど、自分が本当にしたいことをする自由は奪われます。
そればかりか、自由にものを考えることすらできなくなるのです。
さらに悪いことに、自分のことを他人がどう思っているかを不当に重視すると、自分を他人よりも人間的に劣ってしまうと思い込んでしまうようになるのです。
他人の思い通りにはならない
他人の行動について不当な期待を抱く人がいます。
こういう人は自分がしてほしいと思っていることをしてもらえないと、自分の気持ちがいずつけられたことを相手に伝えてきます。
たとえば、
「あなたは気配りが足りない」
「思いやりがない」
「わざと不親切なことをした」
と言い出す人は、そのタイプ。
こういう態度をとる人は、自分のやり方に相手が従っていないようだと、これらのセリフを使うことで、精神的に優位に立って相手に罰を加えられることを知っているのです。
自分が犠牲者のふりをして、相手を犠牲者に仕立て上げるという戦法です。
その目的は、相手を不安にさせて優先順位を変えさせ、自分の言いなりにすることです。
もし相手が恥じ入って謝罪すれば自分が勝ち、相手を手なずけることができます。
自分の思うように相手が行動することを期待する権利を持っている人がこの世に存在するでしょうか?
もちろん、相手の同意を得ているとか、相手の行動を管理する資格があるというのならば話は別です。
しかし、そうでないなら、そのような権利を持っている人はこの世にひとりも存在しません。
あなたは礼儀正しさや、ささやかな態度を心がけていればいいのであって、自分のしたいことを犠牲にしてまで他人を喜ばせる必要はありません。
あなたがしたいことをするのが、いちばん大切です。
今日もお疲れさまでした!
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。