猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

beとdoを意識する~『図説「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』塚本亮

シリーズ100万部突破の大ベストセラー!

何度も読み返してしまうほど、わかりやすくて行動にもすぐ落とし込める本書。

今回は図説なので、さらに読みやすいのです。

 

年末に失敗をして、疲れ果てて帰ってきたときのことです。

「何がいけなかったんだろう~(涙)」と言いながら、ベッドのわきの本棚から本書を何となく手に取ってページをめくったのですが、やりやすい実践がたくさんありました。

眺めているうちに、気分も軽くなり、「じゃあ、次はこれをやってみようかな!?」と、自分を責めてしまう心のエネルギーのベクトルを、新しいトライに向かうベクトルへと変えることができました。

ちなみにそれは、ひとつめに紹介する内容「すぐやる人は9000回の負けを知る/やれない人は全勝を目指す」というものでした。

 

本書には37の「思い立ったらすぐできる習慣」が紹介されています。

その中でも、今回はワタシが今年トライしていくぞ!と決めた習慣をこちらに書かせていただきます。

1.9000回の負けを知る

2.環境で自分を動かす

3.ダッシュキノコを食べる

4.まず1センチだけかじる

5.毎日カバンを空っぽにする

6.質問で前向きになる

7.期限を自分で決める

8.beとdoを意識する

9.優先順位で仕事を進める

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1.9000回の負けを知る

すぐやる人は9000回の負けを知る。

やれない人は全勝をめざす。

 

「僕はこれまで9000本以上のシュートを外してきた。決勝シュートを任されながら、外したことが26回ある。人生で何度も何度も失敗してきた。だからこそこうして成功しているんだ」

これは、あの有名なマイケル・ジョーダンの名言です。

誰でも失敗はしたくないものです。

ただ失敗への恐れは、成功への道を奪っているかもしれません。

 

しかし、「すぐやる人」はリスクテイカーです。

リスクが怖いと感じないわけではありません。ひとつひとつの課題に真摯に向き合っているのです。

 

著者は、ミスや失敗の数だけ誰かの役に立てることが増えると思っています。

同じようにもがいている人たちの気持ちが、経験したからこそ理解できるし、具体的な助言もできるからです。

こうと決めてチャレンジして、たとえそれが失敗しても、必ずその失敗があってよかったと思う日が来ます。

つまづきや失敗は、改善すればいいのです。

2.環境で自分を動かす

すぐやる人は環境で自分を動かす。

やれない人は誘惑に負けてしまう。

 

「やれない人」は、できなかった原因が、自分の意志が弱いからだと”意志力”にすべての責任を負わせてしまいがちです。

そこで、自力で頑張ろうとした結果、たまたま目に留まったテレビやスマホの誘惑に負け、怠けてしまい、自信を失ってしまうのです。

一方で「すぐやる人」は、意志力に頼らず”誘惑”そのものを遠ざける方がよほどラクだと考えています。

 

著者も自分自身意志力は強くないと思っています。

自宅やオフィスで気分が乗らない時は、近くにお気に入りのカフェを見つけておいて、そこで仕事をしています。

イデアを出したいときは野外テラス席のカフェ。

集中力が必要なことに取り組みたいときは、落ち着いた雰囲気のカフェ。

 

誘惑に打ち勝つための気迫は大事ですが、誘惑に勝つこと自体にエネルギーを無駄遣いしてしまうことにつながりかねません。

誘惑されない環境をまずは作りましょう。

そのためには、モノは持たないこと。関係ないモノは徹底して処分してしまうことです。

3.ダッシュキノコを食べる

すぐやる人はダッシュキノコを食べる。

やれない人は疲れた脳で午後を過ごす。

 

頑張ろうという気持ちは時間とともにどんどん低下するものです。

私たちの意志力は、朝にピークを迎え、2~3時間後から低下し始めます。

これは自然なことでどうしようもないのです。

そこでマリオカートで使う「ダッシュキノコ」。

これをあなた専用に用意しましょう。

レース中に一気に加速することができる「ダッシュキノコ」をあなたの身の回りでできる環境の中で用意するのです。

「すぐやる人」は、疲れた自分を加速させる方法を知っています。

 

1日を再加速させる著者おすすめの方法もあります。

1つ目に「パワーナップをとる」ことが挙げられます。15~20分の仮眠です。

2つ目の方法は「グリーンエクササイズ」。緑や水を感じられる場所を歩くなどすることは、回復を劇的にはやめられる効果があります。

3つ目の方法は「軽めのシャワー」。

あなたなりのダッシュキノコを見つけてみませんか?

 

4.まず1センチだけかじる

すぐやる人は、まず1センチだけかじる。

やれない人は、あとで全部食べようとする。

 

仕事を効率的に進めるには、自分がいかにその仕事を主体的な気持ちをもって取り組めるかにかかっています。

頼まれごとであったとしても、自分自身に当事者意識を持たせることです。

 

そのためには、依頼を引き受けたのなら、最初のちょっとした出だしの工夫で差がつきます。

依頼を引き受けた瞬間に、今やっていることがあっても、少しだけ手を止めてすぐできる行動を少しとってみることです。

 

だらだらとそれに関わると、中途半端なマルチタスクになりかねないので、5分以内と時間を区切って手をつけるのです。

ちょっとでも取り組んだことで、その仕事に対しての当事者意識は芽生えます。

「すぐやる人」は、いかに他人からの依頼についても、自分に当事者意識を持たせるかを考えています。

5.毎日カバンを空っぽにする

すぐやる人は、毎日カバンを空っぽにする。

やれない人は、荷物を入れっぱなしにする。

 

「すぐやる人」は、カバンの中を整理する習慣を持っています。

なぜなら、先延ばしにしてしまう原因の1つは、モノがきちんと整理されていないことにあるからです。

往々にして、モノが整理されていない状態ならば、頭の中も整理されていないことって多いですよね?

 

「すぐやる人」は、帰宅したら毎日、書類や荷物をカバンの中から出し、必要なものはどこの定位置に戻すかを決めています。

6.質問で前向きになる

すぐやる人は、質問で前向きになる。

やれない人は、質問でやる気を失う。

 

すぐやる人は、いい質問は人を動かし、悪い質問は人から行動力を奪ってしまうことを知っています。

「なんで、何回も同じことを言わないとわからないの?」

このような質問は相手からやる気と行動力を奪います。

 

質問は脳へのスイッチです。

質問を変えることで意識の焦点の当て方が変わります。

自分に対して「どうすれば〇〇することができるか?」と聞くのか、

「なぜ、こんなに〇〇なのだろうか?」と聞くのか。

他人に対して、「それなら、〇〇の方法でやってみたら?」と聞くのか、

「どうしていつもそんなに時間がかかるの?」と聞くのか。

 

すぐやる人は、前向きないい質問で、相手の心にカチっとスイッチを入れ、物事をスムーズに動かします。

7.期限を自分で決める

機嫌を守るということは、ビジネスだけでなくプライベートでも信頼関係を守るために不可欠ですね。

だから、「すぐやる人」は指示や依頼を受けた時に、とにかく動き出しが早いのです。

その第一歩は、期限を与えられたままやるのではなく、期限は自分で再設定するということ。

 

とくに期限まで余裕があるものは、「いつか」で、やらなくなってしまいます。

時間がありすぎるから、時間が無くなってしまうのです。

また、時間があるからと思うと、1つひとつの決断に時間がかかり行動力がぐんと落ちます。

「ちょっとタイトだな」と感じるくらいの期限設定によって、時間の強制力をうまく活用して瞬発力を高めることができます。

そして、仕事の計画は思い通りに進まないもの。早めに終わらせておいたことで、トラブルを回避できることだってあります。

8.beとdoを意識する

すぐやる人は、beとdoを意識する。

やれない人は、目標だけを追いかける。

 

目標は達成したら完了します。終わりが来るのです。

たとえば、5キロ痩せるという目標は、5キロ痩せれば完了となってしまうのです。

だから、目的も明確にしておけば、さらに大きな行動の軸を獲得できます。

著者は、目的と目標の違いを考えるときは、目的を「状態」、目標を「行動」という切り口で考えています。

 

たとえばあなたが「5キロ痩せる」という目標を設定したとします。

では、何のため5キロ痩せるのか。

それが目的の設定です。

目的を設定するときは、未来像がどれくらいイメージできているかが重要になるということなのです。

5キロ痩せた自分はどんな自分か、鮮明にイメージできますか?

そして、そのイメージした自分の未来像にワクワクできますか?

 

「すぐやる人」は、1年後、5年後、10年後・・・と自分がどういう存在でありたいかと言うことを意識しています。

あなたの未来像は「どういう自分であるのか」なので、状態の「be」。

それを達成するために「何をすべきか」なので「do」なのです。

鮮明に「be」をイメージしてみましょう。

9.優先順位で仕事を進める

すぐやる人は、優先順位で仕事を進める。

やれない人は、マルチタスクでパンク寸前。

 

たくさんの仕事を抱え込んでしまい、1つのタスクに取り組んでいる最中でさえ、他のことがいろいろ気になってしまうことがありませんか?

「やれない人」は、やれない状況を整理しないままに、気合いと根性でなんとかしようと思ってはみるものの、パンク寸前。

しかしそれでも何とか乗り越えようと頑張ってしまう傾向にあります。

すべてが中途半端になり、せっかくの頑張りも水の泡になってしまいます。

多すぎる選択肢は人を疲れさせ、集中のエネルギーを奪う原因です。

すぐやる人は、タスクを書き出し、頭の中から取り出したら、優先順位付けを徹底し、重要なものに多くのエネルギーを集中させ、成果につなげているのです。

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とにかく、「やれない人」の習慣が自分にあって、「だから遅かったのか~(笑)」とうなづくばかりでした。

 

特に気になっていたのがタイトルでもちょっと出した「beとdo」です。

昨年は、せっかくダイエットして痩せたのに、瘦せたことで満足してしまい、リバウンドしてしまったのです・・・・・。

今年はもっと痩せた後の自分をまざまざと想像して楽しんで、服でも買っちゃいます!

 

あなたに、ひとつでもやってみたい習慣が見つかれば嬉しいです。

一緒に頑張りましょう~♪

では、また。