「習慣」が変われば、人生が変わる
英国の超一流コーチが教える「成功者に共通する考え方」が本書には100のタスクで紹介されています。
実際に著者は、たくさんの成功者をコーチングしていく中で、共通しているマインドセットがあることに気づきました。
それらを自ら実践。
著者自身がそれによって、素晴らしいプライベートや会社経営、夢の実現など大きな効果を得ることができました。
100のタスクは多すぎるので、特にワタシが面白いと思ったものをご紹介しますので、その中であなた自身も「やってみたいな」と感じることができるものをひとつでも見つけてもらえたら嬉しいです!
本書では、成功者が実践している習慣とともに、その習慣を手に入れるための実践方法も一緒に紹介しています。
今回ご紹介する成功者の習慣は
1.人の力を借りている
2.過去といい関係を築いている
3.快適な環境で生活している
4.安全地帯に閉じこもらない
5.身近な人に感謝している
6.自分を大切にしている
7.日記をつけている
です。
1.人の力を借りている
成功するひとは恥ずかしがらずに「わかりません」と言い、成功しない人は自分の無知を認めない、と著者は言います。
知ったかぶりをせず、「わかりません」と言うのは勇気がいりますね。
ワタシもよく「わかりません」の一言が言えないことがあります!
でも、あとから聞くのはもっとできないこと。
潔く聞けば必ず自然と周りの人は親切に教えてくれます。
この習慣を手に入れるためにはこんな実践があります。
実践1:自分の死角を意識する
自分の考えに固執していないか?視野が狭くなったり、口論で勝とうとしたりしていないか?年下の言葉を聞こうとしなかったりしていないか?
確かに有能な上司は、これらを念頭に置いて話をしてくれています。
(そうでない上司は、自分の死角にきづいていませんもんね!)
実践2:他人に欠点を教えてもらう
身近な人に、これを聞く!
なかなか勇気が必要ですが、先日息子に教えてもらったら非常に参考になりました。
実践3:自分を笑い飛ばす
成功する人は、自分の失敗や間違いを笑いのネタにしています。
これを読んで、自分の失敗談を後輩に話したのですが、ものすごく感謝されました。
2.過去といい関係を築いている
過去は変えられません。
変えられるのは、自分の考えや感情だけです。
私たちはよく、過去の嫌な出来事を思い出しては後悔します。
ミスに罪悪感を覚えたり、誰かに言われた言葉に傷ついたりします。
思い込みで記憶し、いつまでも傷ついたり腹を立てていたりすることもあります。
・子どものころ、親にかまってもらえなかったと感じている(実際は、親は子どもに自分で判断する余地を与えていただけだった)
・上司の厳しさに耐え切れず仕事を辞めてしまったことを後悔している(実際は、その上司はどんな部下に対してもひどい嫌がらせをする人間だった)
実践1:過去を見つめなおす
自分を誤魔化さず、勇気をもって過去に目を向けてみましょう。
本当はやりたかったのに、我慢していることはないでしょうか?
実践2:思い込みを正す
人は辛い過去の出来事を実際以上に悪いものだと記憶していることがあります。
冷静になって捉えなおしてみましょう。
家族や友人と話をしたりするのもいいでしょう。
過去を正確に捉えられなければ、前進できません。
ワタシは自分ばかりに厳しかった父に愛されていなかったと長年思っていました。しかし、妹たちと話をしてみると、過度の期待をかけられて育てられていたことがわかりました。
過度の期待もうれしくないですが、少しはましな思い出に昇華できました。
実践3:心のわだかまりを解きほぐす
誰かと過去の出来事について話し合うのもいいでしょう。
嫌な記憶がよみがえることになるかもしれませんが、長い間抱えていたわだかまりが溶ければ、心は驚くほど軽くなります。
実践4:過去の体験を未来に活かす
過去を見つめなおしたことで得られる教訓はないかを考えてみましょう。
自分の行動パターンが見えてくることもあります。
これまで避けていたことはないか、自分をわざと苦しめるような言動をとっていなかったか、分析してみましょう。
ワタシは子どものころにいじめられた記憶があり、悪夢にうなされることがありました。20年経ってもちっとも苦しみは楽にならなかったので、「その時どうすればよかったのか?」と向き合って考えてみました。
苦しくて嫌な作業でしたが、次にまた同じような状況になったとき、過去の教訓を得て「卑屈にならず堂々としている方がよさそう」と思い、実践したところ大成功!
以来、いじめられた記憶も苦しいだけでなく教訓をくれる貴重な経験としてカウントできるようになりました。
3.快適な環境で生活している
成功する人は生活環境を快適にするための努力を惜しまず、成功しない人は身の回りの環境汚染に無頓着である、と著者は言います。
私たちは心身に不調をきたすまで、環境の影響をうけても気づかないことがあります。
たとえば、
・太陽光や新鮮な空気の入らないオフィスで働く
・騒々しい道路や線路の近くで済んでいる
・騒音や照明が気になり、遮光カーテンがないと眠れない
・庭のすぐ後ろを水質の悪い川が流れている
・花粉の飛散が多く、毎年花粉症に悩まされている
・職場で耳障りな音楽が1日中鳴り響いている
実践1:不快さの原因を突き止める
わたしたちは心身の不調を感じても、その原因をはっきり突き止めようとしないことがあります。
冷静になってよく考えてみることは、とても重要です。
・ストレスを感じているのは、引っ越し先の騒音?それとも新しい土地に引っ越したから?
・気分がすぐれないのは、家の値段が高く大きなローンを組んだから?それとも新しい土地の空気が悪いから?パートナーが空気の悪さに文句ばかり言っているから?
実践2:対策を講じる
空気のあまりよろしくない街であっても、訳あって引っ越しできないこともあるでしょう。それならマスクをすることもできます。
オフィスに空気清浄機を置いたり、水道水をろ過したり、寝室に二重窓を設置することもできます。
パートナーが文句ばかり言う人でうんざりしているのだったら?さあ、どうしましょう(笑)
4.安全地帯に閉じこもらない
失敗のリスクをとることは、脳が苦手とすることです。
でも、成功は待っていても絶対やってきません。
実践1:安全地帯から抜け出すことへの恐れや不安の理由を理解する
漠然とした恐れや不安の正体を理解することは、チャレンジするあなたを作り上げていくために役立ちます。
心配事は何でしょう?
・お金や社会的地位を失うこと
・評判や視線、失敗して恥をかくこと
・知らない、あるいは想定外の何かを体験しなければならないこと
・(理想的なものでなくても)慣れ親しんだものを失うこと
実践2:メリットとデメリットを比較する
安全地帯を抜け出す必要に迫られ、「今こそ変化を起こすときだ」「このチャンスをつかむべきだ」と思ったら、メリットとデメリットを書き出して、比較してみましょう。
デメリットとして、想定される最悪のシナリオを考え、それが起こる確率を冷静に算出してみましょう。
5.身近な人に感謝している
成功する人は「ありがとう」が口癖で、成功しない人は周りに何かをしてもらうのは当然だと思っていると著者は言います。
あなたの周りにいる成功している人たちも、感謝をよく口にするのではないでしょうか?
ワタシの身近にいる人も、老若男女問わず評価の高い人ほどよく感謝を口にしています。
実践1:感謝の気持ちを常に忘れない
実践2:「ありがとう」以上の言葉で感謝を伝える
心を込めて感謝の言葉を伝えることは何より大事です。
また、こんな場面でも感謝できると、気持ちが伝わりますね。
「私を別の部署に異動させることについて、上司に話をしてくれてありがとう。私の方を持っていると思われるかもしれないから、この話題を上司の前で口にすることは抵抗があったはずだ。心から感謝するよ」。
こんな感謝を伝えられたら驚きますが、すごく嬉しいですね。
6.自分を大切にしている
「自分なんて大嫌いだ!」と嘆いたことがある人、それはあなただけではありません。
私たちはみんな、過去の自分の言動を思い出しては後悔し、情けない思いを味わっています。
現代は、ありのままの自分を受け入れるのが難しい時代です。
他人を羨ましいと思う状況があまりにも多いからです。
人は自分自身にネガティブな気持ちを持っていると、周りの人に対しても嫉妬や冷笑、批判、怒りといった感情で接してしまいます。
実践1:自分の個性を受け入れる
あなたは他の誰とも違う個性があります。
ムリして周りの人と同じ人間になろうとする必要などないのです。
人は長所と短所を両方もっているものです。
自分が持っているものを喜びましょう。
他人は自分より幸せそうに見える、そういうものです。
実践2:他人にもポジティブに接する
誰にでもついていない日はあります。
冷蔵庫のドアを開けっぱなしにしてしまう、車にガソリンを入れ忘れる、歩道で躓いてしまう・・・
人にそれを話して不安や怒りを解消するのは良いのですが、ネガティブな気持ちを向けてしまうのは絶対ダメです。
他人にその分までポジティブに接していると、あなた自身のネガティブな感情は収まっていきます。
それが「あなたを自身を本当に受け入れること」です。
失敗したら、別の方法で再度挑戦しましょう。
7.日記をつけている
その日の出来事や考えを記録することは、私たちの健康にプラスの影響をもたらします。
日記をつけている人は、免疫細胞が活性化されるなど、様々な健康上のメリットがあることが分かっています。
さらに健康以外にも次のようなメリットがあります。
・日々の行動や思考を記録していくことで、あなたにとって何が重要なのかが明確になる
・変化していくあなたの思考や夢、希望、不安、経験、感情、意見を振り返ることができる
・抱えている問題の解決策や取るべき選択肢が見つかりやすくなる
・明確で入念な計画が立てやすくなる
・自分自身への理解が深まる。弱点、夢、目標、不安、課題が見えてくる
実践1:まず日記を始める
大きな手間暇をかけず、15分~20分で十分。
自由に書きましょう。
実践2:自分のスタイルで書く
こんな書き方もありますね。
・マインドマップで書く
・その日の切り抜きや写真をつけてコラージュにする
・テーマごと(「お金」「人間関係」など)に自分の考えを書くノートをつくる
実践3:テクノロジーを利用する
・ブログに書く
・音声や動画で記録する
・SNSに投稿する
今年は、どんなことを習慣にしていきますか?
今年もあなたにとって、素敵な1年になりますように!
では、また。