あなたは他の人との「境界線」が薄い方ですか?濃い方ですか?
ワタシはすぐに他人の「不機嫌」「不幸な気分」が流れ込んできやすく、同調して涙が出てきたりすることも他の人より多いです。
当たり散らすタイプがそばにいると、「そんな人放っておけばいいのに」と言われるのですが、激しく気分が下がります。
「境界線が薄い」タイプ。
生きていきにくくてしょうがないので、今回は「最適な境界線を作る方法」を読みます。
コーチングの第一人者タレン・ミーだなーの著書『人生改造宣言』には、人間関係がうまくいかず、思い通りに人生を生きていないスーザンの例が出てきます。
「スーザンは小売店のセールスアシスタントで、横暴この上ない上司のせいでつらい毎日を送っていました。
部下たちに怒鳴り散らし、わめきたて、鬱憤を晴らすことをなんとも思わないその上司は、ごくささいな間違いでもスーザンに大声を浴びせるのです。
スーザンは中西部の方言やなまりのせいで同僚からもからかわれていました」
こういった例は、「境界線が失われている」のだとミーダナーは語っています。
境界線とは、「他人が自分に対してしてはならないものごとを指し、自分を守り、自分が最高の状態でいられるようにしてくれるライン」のことです。
スーザンはコーチの勧めで「人に怒鳴られるのも、冗談のネタにされるのも、利用されるのも、もう我慢しない」と決意すると、何もかも変わり始めました。
同僚は彼女をからかうのをやめ、友人は彼女を利用するのをやめ、人間関係が好転しはじめたのです。
境界線は、人間関係において自分が快適に生活するために必要なものです。
非常識な時間に電話される。
待ち合わせで待たされる。
納期を守ってもらえない。
暴言を吐かれる。
これらの問題を抱えているなら、それは適切な境界線を保てていない状態です。
相手にきちんと自己主張して、境界線を踏み越えてこないように要求することが必要です。
境界線を保つ方法①境界線を引きたい人物を考える
些細なミスでも大声で怒鳴り散らす上司や、わざと聞こえるように自分の噂話をする先輩がいるかもしれません。
自分に対してしてはならないことをしている人がいないか、考えてみましょう。
いま人間関係であなたが望む関係を築くために、他の人に要求したいことは何か、どうなれば理想的か、書き出してみましょう。
境界線を保つ方法②伝え方を考え、練習する
ICレコーダーなどに吹き込みながら練習し、伝える自信を高めましょう。
相手に境界線を守ってもらうように要求すること。
そのためには、以下の5つの内容で、「自分はこうしてほしい」と伝えることが大切です。
実際に相手にうまく伝えるために、繰り返し練習しましょう。
①感謝 日ごろの感謝や今回勉強になったことなどを伝える
②事実 今回起きたことの事実、相手の発言を伝える
③感情 それによって自分がどんな気持ちになるかを伝える
④提案 自分としては次からこうしてほしい、という解決策を伝える
⑤効果 最終的にはどのようなメリットがあるかを伝える
声に出して言う練習でなくても、脳内でイメトレをするだけでも、上手に言えたりしました。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。