猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

キャパシティーを広げる方法~『マイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣』古川武士

自分と違うタイプの人って、好きですか?

ワタシはダメです!

仕事のスタンスが違いすぎるだけで、ホントにダメ。

でも、これが自分のキャパの狭さだと自覚しております・・・。

ということで、本日は「違い」に寛容になる方法。

 

著者は研修で、コミュニケーションの4つのタイプ分けを使って「違い」を尊重するワークをしています。

自分の思い通りに物事を勧めたい「①コントローラー」

多くの人と楽しく物事を勧めたい「②プロモーター」

慎重に完璧に物事を勧めたい「③アナライザー」

人のサポートをしながら物事を勧めたい「④サポーター」

です。

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「違い」に寛容になるには

研修では、この4つのタイプ別に集まって話し合いをし、発表しあうことで、自分の価値観を通して相手を見ていたことに気づいてもらうそうです。

 

かつて著者には、大嫌いな上司がいました。

報告に行くといつも、

「お前の話は分からない」

と言われるので、会社に行くのも憂鬱な日々か続きました。

 

しかし、このタイプ分けを知り、その上司が分析型の③であることを把握した著者は、なるべく具体的な事例をもとに報告してみたところ、わかりやすいと褒めてもらえるようになったのです。

また、難しそうにしかめっ面をしているのもアナライザーの特徴だと思えば、嫌いだったその上司を理解できるようになりました。

 

私たちは、自分と価値観が同じ人を好み、価値観が違う、考えが違う人を遠ざけようとしがちです。

しかし、仕事では価値観の違う人同士が力を合わせてこそ高い結果を出せます。

よって、「違い」を尊重し個性の違う人と一緒に仕事していくのです。

大切なことは、相手を変えることではなく、見方を変えて違いを受け入れることです。

 

たとえば「ウサギとカメ」の童話をインド人に効かせると、昼寝しているウサギを起こさなかったカメが悪いと言うそうです。

宗教学者ひろさちや氏によると、この童話は国によって解釈が異なるそうです。

日本人のほとんどは、コツコツ努力したカメが最後に勝つのだとカメに好意的な見解です。

しかしインド人はみな「声をかけるのが友情だ。カメに友情がない」とカメに否定的な見方をすると言います。

「違い」に寛容になる方法

さまざまな性格分類ツールで自分を深く知り、相手を見る視点を増やすことです。

人は、自分を通して相手を理解します。

ですから、自分と相手を客観的にみるには、優れた性格分類ツールを持つこと。

そして自分を深く知ることで、他人を見る視点が増えてきます。

観察して受け入れる

増やした視点で普段から人を観察してみましょう。

そうすることで、違いを受け入れる受容力を磨くのです。

 

違いを見る視点を増やしたら、普段から人を観察して、それぞれの違いを受け入れる受容力を磨くことを意識してみましょう。

それが実は等身大のあなたを受け入れることにもつながるのです。

本当に相手の立場で想像する

私たちは人間関係において相手にイライラや憎しみの感情を抱いているときは、極度に視野が狭くなり、自分の立場からしか物事が見えていないものです。

特に、嫌いな相手がいつときなどは、相手の立場に立ってみると自分の対t場からでは見えないことがたくさんあります。

 

たとえば、大嫌いな上司がいるときは

「諸悪の根源はあの上司の人格だ。

私は悪くない。

いつもちゃんとやっているのに、あんな言い方はヒドイ」

と一方的に被害者意識を持っています。

 

事実は1つです。

しかし、見方は複数あります。

それが証拠にその上司を部下全員が同じように思っているわけではないはず。

自分の価値観を通してみていたり、一部の嫌な部分にだけ焦点を当てて相手を評価していたりするのです。

私たちの脳は物事をあるがままに見られず、単純化して自分の価値観を通して相手を判断しています。

 

相手の立場を想像する方法

こちらは、ワタシもベテラン向けの企業研修でやったことがあるのですが、とても簡単ですが、ものすごく効きます!

 

①「自分」になりきる

椅子を2つ用意し、向かい合わせに置きます。

1つは自分、1つはあなたが理解しがたいと思っている相手です。

まずは、自分の席に座り、目の前にいる相手を感じた時に、どんな感情が湧いてくるか、思ったことを直接言葉にしてください。

 

②第三者の立場になる

椅子から立ちます。

座っていた「自分の椅子」に本当に自分を椅子に残している姿を思い浮かべます。

「相手の椅子」と「自分の椅子」の中間少し後ろに立って、客観的な第三者になりきります。

深呼吸し、俯瞰して2人をゆっくり眺めます。

「意思疎通がうまく取れていないのかな?」など、ちょっと見えてくるかもしれません。

 

③「相手」になりきる

感情のわだかまりを捨てて、「相手の椅子」に座ります。

目をつぶって、相手にじゅうぶんなりきったら、目を開けます。

そして、思っていることを目の前にいる「あなた」に伝えてください。

 

④再度第三者の立場になる

また、相手を置いて第三者の立場になります。

そして、2人を俯瞰します。

「私がもう少し簡潔に説明すればいいのかな?」など、具体的なことが見えてくるかもしれません。

 

⑤再度「自分」になりきる

目をつぶり、自分に戻ったら、深呼吸して目を開けます。

そして、今、感じていること、相手に伝えたいことを言葉にしてください。

相手の立場を経験することで、今まで考えもしなかったこと、気づかなかったことなど新しい発見があるはずです。

 

実際に椅子を2つ用意して座る位置を変えると、ものすごい臨場感があります。

面白いので、ぜひ。

 

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あなたの方の荷が1つでも下ろせたら、とてもうれしいです。

 

今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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