猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

近所の美術館には、発見がある!

用事があって、千葉ポートタワーに行った帰り道。

千葉県立美術館で、一般市民による一般市民の元気いっぱい・生命力を炸裂させた写真展を開いていました。

ちょっとした画廊とか、カフェなどでも、小さな写真展を開いていることがあります。

 

プロの撮った自然物とかの写真集は、イマイチ興味がなかったワタシでしたが、アマチュアカメラマンの写真に開眼しました!

 

被写体との気持ちの交流がビシバシ伝わるのです!

エネルギー溢れる写真たち。

そして受賞したアマチュアカメラマンのおじいちゃん・おばあちゃんたちの活気!

若者にも働き盛りの中年たちにもない、元気はつらつな世界に、パワーをもらいます。

同じ美術館内では、デザイン絵画展覧会もともに無料!

フィギュア展だけ、有料!

おしい!

 

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他の用事のついでに立ち寄った、公共美術館。

入場料無料で、県内のアマチュア写真展をしていました。

「時間が余っているし、まぁ、ちょっと覗いてみるか」と足を運びました。

 

入口からすぐに、写真展の文字が踊ります。

大きめの会場では、入り口におじいちゃん・おばあちゃんたちが係員のしるしをつけて、何やら授賞式の用意をしています。

みんなウキウキと楽しそうに忙しく働いています。

 

打ちっぱなしの壁に飾られている写真の半分くらいは、地元ならではの祭りや、小さな子ども、里山の自然や渡り鳥たちを写したもの。

一般の写真集は空間を上手にあけているものを見かけますが、この会の趣旨がそうなのか、ど真ん中にけっこう大きめに被写体が映っています。

祭りや自然、子たちの顔の色がとても美しく、しかも1枚1枚に迫力がものすごくあって驚きました。

 

多くはカメラマンたちの「身内」を被写体にしたもののようです。

笑い声が聞こえてきそうな幼い子ども。

成人の日を迎えて嬉しげな笑顔で友達と喋っている女のコ。

お囃子の音が聴こえるような祭りの衣装を着て、幼い息子を抱き上げる若い男性。

 

被写体の表情が、笑顔が違うんです。

レンズ越しにカメラマンであるおじいちゃんに向かって、笑っている被写体。

感謝とか、愛情とか、そんな眼差しがいっぱい!!見ていて泣きたくなります。

 

プロカメラマンとは全く違います。

被写体との日常での距離の近さが、写真からガンガン伝わってくるんです!

 

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 やがて、場内にアナウンスがかかりました。

「入賞された方は、授賞式をしますので、入り口の方へ・・・。」

 先程までワタシの隣で熱心に写真を見ていた初老の男性が、小さな孫らしき子に袖を引っ張られました。

「おじいちゃん、行くんでしょ?」

 

会場入り口で行われるらしい、おじいちゃんのささやかな授賞式に、親子三代でやって来たようです。

おじいちゃんは瞬く間に、親せきに取り囲まれました。

おばあちゃんや娘夫婦に何だかんだと言われながら、照れつつも授賞式へ小走りで向かって行きました。

 

 

地元の自然を扱った作品も臨場感いっぱい!

野鳥たちもたくさんモデルをつとめています。

 

野鳥なのに、カメラマンの存在に気づいていそうな視線なのは、アマチュアならではの楽しさです!

 

野鳥たちの

「じいさん、また俺を撮りに来たのか?

暇だな。

しゃうがねーな。付き合いも長いし。

ちょっと協力してやるよ」

という野鳥の心の声が聴こえてくるショットがいっぱい(笑)。

だって、野鳥の視線がこっちって、絶対ふしぎだもの。

 

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デザイン絵画の作品展もありました。

中学生や高校生などの美術部の学生さんたちの作品などですが、若い子ならではの「青い感じ」な作風。

自分も若い頃、ちょっと尖った作品を描いた記憶があり、何故かテレます。

紙皿をいろんなモチーフ、作者が描いたものを集めた作品も、すてき。

部屋の飾りつけもこんな風な雑多な感じにしたいな~なんて思いました。

 

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ハガキ大、という土俵で揃えながら、さまざまな感性を出していくのもすてきです。

 

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フィギュア展も開催してました。

こちらは、ガチの人たちのものだし、有料だから(この理由が大きい!)ご遠慮。

 

でも、実寸大で美しいから、入口だけ。

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近所の美術館だからといって、馬鹿にできないな~と勉強させてもらいました。

 

秋の夜長、のんびり過ごされますように。

では、また。

 

 

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