今回のレシピは、そのまま豆腐にすると麻婆豆腐です。
レシピ本では「ナスを揚げる」「ナスを炒める」という工程がありますが、うちは油をたくさんとっている場合じゃないので、「煮る」で行きます。
たぶん、ヘルシーです。
麻婆茄子をはじめとする中華の家庭料理は、クックドゥだけのものではありません。
中華調味料に700円投資すると、麻婆豆腐とか、回鍋肉とか食べ放題ですからね。
ちょっとナスも安くなったので、本日は、麻婆茄子。
「今年の秋、高いけどうちだって食卓にナスが出たんだぞ!」と主張する、麻婆茄子!
焼きナスも良いのです。
が、今年は高いだけにメインディッシュの役を張ってもらわなくちゃいけません!
材料(よく食べる人が4人前)
ナス(安いタイプの小さめなやつ) 7本
豚挽き肉 300グラム
長ネギ 風邪気味だから多目で1本
調味料
豆板醤 辛いの好きなので 大さじ1
甜麺醤 旨味が好きなので 大さじ2
酒 大さじ3
醤油 大さじ3
水カップ 2杯
香味シャンタン 小さじ1
ニンニクチューブ 大さじ2
ごま油 適当に
片栗粉大さじ1
西友の激安ナスを2袋半使いました。
1 香りで肉を炒める
熱くなったフライパンにごま油を入れて、ニンニクチューブを好きなだけ(うちは多めで大さじ1くらい)入れます。
刻んだ長ネギ(風邪をひきかけているので、出血大サービスで)1本分も入れます。
そして、250円くらいで1瓶買える豆板醤。
レシピ本では、小さじ1ですが、辛みが好きな家なので、大さじ1入れます。
ふわっと唐辛子とかにんにくの香りがしてきたら(これが、レシピ本で言う「香りが立ってきたら」)豚肉300gを投入します。
2 麻婆のソース部分を作る
うっかりソースを作りながら焦がすことがよくあるので、とっとと カップ2杯の水を入れます。
そこに、大さじ1の甜麵醬。
これは、回鍋肉で欠かせない調味料。250円くらいです。
そして、愛してやまない「香味シャンタン」。
鶏がらスープの素にはない、中華の香り。
食べる人をうならせるためには、絶対に香味シャンタン。
酒、しょうゆを実はざっくりと入れます。
ここで、食べる人のことをちょっと考えます。
麻婆茄子でご飯をたくさん食べたい人がいるなら、このタレが命。
小さいころからクックドゥでしか麻婆茄子を食べていない人に食べさせたりするなら、このソースを多めに。
調味料の味を見ながら量を割り増し。
3 ナスを煮る
プロの人に言わせると、「それって違うでしょう!」というところですが、毎日キッチンを預かる主婦の技として、「ナスを生のまま投入!」です。
30年ほど前のレシピ本を神田の古書店で買ったものを持っていて今でも使っていたりするんです。
(青椒肉絲の家庭用レシピで最強な1品などがあるんですよ~!)
そうした昔のレシピは「料理で手を抜く」ことは「あるまじき」ことでした。
その本などでは、、麻婆茄子の下ごしらえで「ナスを揚げる」と書いてあります。
そうした「敷居の高い」イメージのあった家庭用中華料理を、作りやすいレシピで紹介したのが、故周富徳さんでした。
周富徳さんのお母さん(中国の方です)が、実際に作っていたやり方を広くテレビで教えてくれたので、ワタシ自身も中華を作っていくきっかけをもらいました。
ここまでのソースは周富徳さんの「麻婆豆腐」レシピが基本です。
煮込むこと、5分でくたっとします。
茄子からも水分が多少出ます。
水で溶いた片栗粉を入れて、出来上がりです。
このレシピだと、バーミヤンよりは旨味が強く、辛みは少ないです。
バーミヤン風にするなら、甜麵醬を減らして、豆板醤を増やすと、きりっとした四川風になります。
ナスを煮込むので、ネギが解けて消えます。
それをあえて残すために、ネギは青いところもがっつり使ってしまいましょう。
これで、3分の1量です。
ごめんなさい、写真が下手すぎておいしそうじゃないですが、みんなぺろりと完食でした。
クックドゥと違って、出どころのはっきりした豚肉なので、食べ盛りの子供たちにもモリモリ食べてもらえます。
無駄花が咲かないナス。
花が咲いたら、全部実ができるというのが、なんとも育て甲斐がある野菜ですね。
来年は苗を買ってきて玄関先で植えようかな。
今日もお疲れさまでした。
ゆっくり休んで、素敵な夢を。
では、また。
お花の入ったジャスミン茶。
華やかさが好きですが、高いからなかなか買いませんが。
中華のあとに、ジャスミン茶をそっと添えておくと、すてきな満足感がありますね。