猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『心の疲れがとれる本』カレン・サーマンソン

人生誰もが1度は、ひどく落ち込む出来事に遭遇するものです。

著者もそれを経験し、それから1年間悪いことがたて続きに起きて、なすすべもなく落ち込んでしまいました。

今の影から「どっきりカメラ」のカメラマンがひょこっと出てくるのを期待したほどでした。

不動産ブローカーやそれにかかわる弁護士、さらに著者が雇った引っ越し会社までも、卑劣な手段でお金を巻き上げようとしたり、仕事仲間に誘われてはいった会社から給与の支払いが全く無かったり。

そして、さらには知り合いからひどい性的嫌がらせを受けました。

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著者は弁護士の友達にすぐに電話をかけ、カフェで話を聞いてもらう中で、気づきが生まれました。

「どうしてこんなに・・・・こんなに悪い奴がいるの?」

と訊く著者に、弁護士の友達は言いました。

「奴らは悪いんじゃない。弱いだけさ」。

弱い?どういうわけか、著者はその言葉を聞くと気持ちが落ちつきました。

「弱い」という言葉は、「悪い」よりも、人が変われるというかすかな希望を含んでいます。

さらに重要なのは、自分が弱くなるという道を選ばなければ、穴から抜け出す方法を発見できるという希望があります。

 

その時著者は気づいたのです。

人生はいつでも選択することができます。

弱くなるか、強くなるかを。

どちらの道を選ぶかで、人生ででくわすたくさんの挫折や聞き、トラウマから立ち直る能力の高さが決まります。

人生で起きる多くの難局を乗り越えたければ、意識的な努力と経験を積むことで、強い人間にならなければなりません。

必要なのは、心の内側から燃え立つようなあなたの意志を呼び覚ますこと。

その決断力をもって、最強のあなたになる道を選択することです。

 

私たちは、困難な状況を克服しようとするより、憂鬱を恐れて抱えたままだらだら過ごす方が、たやすいことを知っています。

実際、私たちはよく弱くなる方の道を選ぶものです。

 

トラウマを抱えた著者は、周りの人たちに対して不安感を感じるようになりました。

カフェで書き物をしているとき、知らない人から話しかけられると左目がビクビクとけいれんしました。

カフェインのためではありません。

著者はエスプレッソ愛飲家で、知らない人と話をすることに著しく長けていましたから。

特に性的嫌がらせを受けてからは、どんな人とも自然と距離を置くようになりました。

特に男性からは被害妄想を抱くようになりました。

それから、12ポンド(5キロ以上)も太りました。

たっぷり付けた脂肪が、男性からの性的衝動から自分を守ってくれると無意識化で思ったのでしょう。

すぐに体重増加による精神的な落ち込みにさいなまされ、引きこもっていたいという気持ちも、体もますます膨れ上がりました。

 

自己啓発本の著者なのに、なぜこの状況から自分を救い出せないのかと、自分の職業と行動に乖離があることに気づき、あざけりながら夜中にチョコレートバーを口にしていました。

 

正直に言うと、自分がチョコレートと孤独の中に引きこもり、弱くなる道を選んだことに驚いていたそうです。

著者はいつも自分を強い人間だと思っていました。

パーティでは「行動力抜群の人」と紹介され、自分でも「自制心のある活発な私」が本当の私であると信じていました。

 

それについてじっくりと考えた末に分かったことは、人の本性が本当に表れるのは、荒宗也危機に直面した時である、ということです。

 

たくさんの誘惑がある中で健康的なダイエットを続けるのに意思の力は必要です。

同じように、危機の中で積極的に幸せな人間であり続けるにも、意思の力が必要です。

さまざまな困難に直面しながらも、幸福な人生を過ごすには、努力と勉強が欠かせません。

めそめそした意志薄弱な人には、幸せはやってこないのです。

 

何によって、あなたは最も幸せになるのか、それについて長期的なビジョンを持つことが必要なのです。

そうすれば、どのような試練や困難に直面しても、あなたが大切だと思うことに集中しつづけることができます。

 

著者にとってそれは、愛し、愛され、創造力に満ち、セクシーで、健康で、自信に満ちていると感じられること、そして絶え間なく成長していると感じられること。

 

そして著者は知っているのです。

そのように感じられる能力があるかどうか、人生がいつも著者を試している、ということを。

嵐の中でも、あなたが貴重であると思っていることから、目をそらさずにいることです。

 

アリストテレスは本当の幸せについてこう言っています。

本当の幸せは、肉体やエゴが体験する喜びからは得られず、自分自身の核となる部分である「魂」を揺さぶる経験によって得られる。

そうした体験によって鍛えられ鼓舞することで最高の能力を持った人間に成長できるのだ。

 

「成長」は、向上心をもって心からの努力を積み重ねることです。

苦しみの中心の中にあるなら、自分と向き合うこと。

最も強く、最も賢明な最高レベルの自分を目指して、あなた自身をストレッチしていくことです。

そして最大のご褒美は、目に見えません。

内なる作業であり、あなたがなり得るものより低い状態に甘んじたくないあなたに気づくことです。

また、思っていたよりもあなた自身がずっと強い人間だとわかることほど、わくわくする体験はありません。

 

今日のあなたがいるのは、あなたが人生の中で逆境を体験してきたからです。

それを乗り越えることで、あなたはさらにあなたを好きになれたのではないでしょうか?

その試練はあなたに選択を迫りました。

1.弱くなる

2.強くなる

それを超えて、あなたはどちらを選択しましたか?

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今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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