猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

現実から目をそらさない~『人生はニャンとかなる!』

勝海舟が「青柳」という料理屋に入ったときのこと。

店内を見渡すと、おかみが掃除をしたりもちを運んだりと忙しくしていました。

「この店は景気が良いように見える」と勝は言いました。

すると女将は「とんでもありません」。

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顔に出てない?

女将さんは答えました。

「お店にはお金は一文もなく、亭主は金策に出ています」

そしてこう続けました。

「人気の呼吸というものは難しいもので、苦しさをお客様や雇人に見せてしまいますとだめになります」。

 

勝はこのとき、外交でもなんでも、すべてはこの「呼吸」にあると悟りました。

「大変良い学問をさせてもらった」と手持ちの30両を用立てたそうです。

苦しい時も、弱音を吐かずに元気にふるまうこと。

それが幸運を呼び込むための秘訣かもしれませんね。

 

「黙っていても 顔が声と言葉を持っていることがある」

オヴィディウス(古代ローマの詩人)

 

「人の心は顔に表れる。だからABCの読めない人でも、顔を見れば性格を読み取れるのだ」

トーマス・ブラウン(イギリスの作家・医師)

 

「顔色や容貌を、いきいきと明るく見せることは、人間としての基本的なモラルである」

福沢諭吉慶應義塾創設者)

現実から目をそらさない

半導体メーカーのインテルは、1970年代にメモリチップ事業を独占しようとしましたが、すぐに次々と競合他社が参入してきました。

そして1980年代前半には、日本企業がインテルよりも高品質のメモリチップを開発し、その商品がすぐさま市場を席巻したのです。

そのときアンドルー・グルーヴは、インテル創業者であるゴードン・ムーアにこう尋ねました。

「もしわれわれがクビになって、新しいCEOがこの会社にやってきたら、彼は何をするだろう?」

ゴードンはすぐさまこう答えました。

「メモリチップから撤退するに決まっている」。

 

するとグルーヴは言いました。

「会社を辞めたつもりで一緒にドアから出て、また戻ってこないか。

そして、新しいCEOがやるだろうことを僕たちがやろう」。

 

こうして、インテルは本当にメモリチップ事業から撤退し、マイクロプロセッサ事業にフォーカスし、息を吹き返すこととなったのです。

 

現実を直視することは、痛みを伴うこと。

しかし、そうすることでやるべきことは必ず見えてきます。

 

「私は現実をしっかりと見据えた理想主義者になりたい」

ロバート・ケネディ(米国の政治家)

 

「自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ」

岡本太郎(芸術家)

 

「起こったことをあるがままに受け入れよ。

それが不幸な結果を克服する第一歩である」

ウィリアム・ジェームズ(米国の心理学者)

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職場でも、明るい笑顔を絶やさない人にいつも救われています。

その人はけっこう大変なポジションにいるのですが。

 

現実の自分の状況を見つめなおすのって、ほんとうに勇気が必要ですが、すてきな人ってそれが見えている人だったりします。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

週末は少しはゆっくりできますか?

素敵な夢が見られますように。

では、また。

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