この著書のタイトルは正論ですよね。
ワタシ自身も40代なのでたくさんの20代と接してきましたが、仕事の机の上を整理できている20代は、比較的早く出世しました。
(キレイなだけで、仕事に対してモチベーションがない人は、論外ですが)
著者は言います。
「あなたの部屋はあなた自身である」
「あなたの心が、部屋にすべて表れている」
「潜在意識までもが、部屋に表れている」
↑これって、いったいどんな状況なんでしょうか。
猫好きにはパラダイス♡ですけど・・・。
部屋を見ることで、あなたはどこを改善すればいいかすぐにわかる
劣等感や自己否定は、汚れや乱雑さとなって、部屋に表れてきます。
部屋を客観的にみることで、あなたの心のどの部分が壊れているか、あなたが直視することで、手に取るようにわかるのです。
ですから、実はとても改善しやすいのです。
どこをどう改善すればいいのかも、一目瞭然です。
どう改善するかの具体策は、あとで述べます(明日)。
車が故障した時と同じです。
ボンネットを開けて、エンジンを点検すれば、どこに問題があってなぜ動かなくなったかわかるでしょう。
あとは、その部品を取り換えればいいのです。
ですが、心においてそれが難しいのは、自分の心を客観視することが本当に難しいからです。
けれど、そうじ力をトレーニングしていくことで、等身大のあなたを、あなた自身が受け入れる力をつけることができます。
その結果、思い通りのあなたになれます。
マイナスを取り除き、プラスを引き寄せる方法
ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』では、積極的思考が積極的な人生を展開する、とあります。
現代の引き寄せの法則は、それに似ているのかもしれません。
でも、これには欠点があります。
この法則は真理です。
こうした本とか、ブログとかを読むとその瞬間は確かにワクワクしますし、テンションが上がりますし、ポジティブなことだけを思い続けられる人にとっては最高です。
けれど、実際の日常で、いつもポジティブでいることができるでしょうか。
この考え方で言うと、ネガティブな感情を持つと、ネガティブな出来事が引き寄せられてしまいます。
しかし、現実には生活はネガティブになってしまうことばかりなのです。
だから、私たちはネガティブ思考から抜けられずに、困ってしまっているのです。
では、そこから抜け出す方法。
それは、ネガティブにならない、そう片づけられているのが現状です。
ですが、具体的ですぐできて、目に見えてハッピーな気分になれること、それが掃除です。
マイナスな状態である、「自分はだめだ」という劣等感や自己否定は、そうじすることであなたの心から取り除くことができます。
これはシンプルな行動ですが、マイナスエネルギーを取り除くことができます。
そして、あなたが生きている間に実現すべきビジョンが、自然と浮かび上がってきます。
小さな行動でも、目に見える効果があり、次の行動にもつながる
思想だけで終わらないのが、そうじ力です。
心の表れである部屋を改善するために、自分をちょっと不機嫌にさせていたほこりをとってしまう。
結果、きれいになった部屋とそれができた自分を客観的に目にすることができます。
その行動は、
行動→結果→自信→次の行動→結果→自信→次の・・・
この繰り返しに。
これがあなたの自己肯定する心を育てていきます。
そうじすることによる3つのメリット
そうじ力の3つのメリット。
これによりあなたの未来も必ず好転していくでしょう。
①ビジョンを描く能力がアップする
②自信のなさや、自己否定のクサビから解き放たれる
③成功するために必要なマインドが自然と身につく
社会に出れば、いやでも仕事の進まなさに落ち込んだり、上司から怒られたり、失恋したり、自分の幼さに悩んだりするものです。
自己否定や自己不振に容赦なく追い込む出来事は、槍のように毎日ふってきます。
その中で、誰もが知らないうちに自己否定のスパイラルに陥ります。
20代でも、そうでなくても、これと闘うことが人生でも最大の課題ではないでしょうか。
それに勝つために、1つのスキルとなるのが、そうじ。
ちょっとしたことですが、あなたをご機嫌にして、精神力を鍛え、本当にやりたいことをクリアに見せてくれるスキルです。
実は、ワタシ自身が仕事で疲れて倒れる前までは、机がめちゃめちゃでした。
20代から、ずっとです。
休んでいる間にじっくり考えて、まず復帰してから仕事場を整頓してから(自宅も少しがんばりました)始めてみました。
仕事机が少しすっきりした状態で(いつもではありません。忙しい時は今でもカオスになりがちです)働けるようになったら、「この職場全体のために役に立つ」ということができるようになりました。
俯瞰できるようになったからです。
目の前のものがきれいに整頓できているだけで、精神力を無駄に使い果たすことが無くなりました。
その精神力は、全体を見通す力になりました。
全体が俯瞰できると、どこに力を入れればいいのか、どこは力を抜いていいのか、ほかの人のためには一番どうしたらいいのか、すべてが見えてきます。
体力も温存されるようになりました。
肩の力が抜けると、人間はご機嫌になります。
階段の上り下りは気づくとハナウタを歌っているようになりました。
そうじする前は、いつも「やらなきゃいけないことリスト」が順番ぐちゃぐちゃで頭の中を高速回転し、イライラしながら文句言いつつ階段を上り下りしていたのに。
お疲れさまでした。
明日もあなたにとって素敵な1日になりますように。
素敵な夢を。
では、また。