猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『これで 人づきあいは 楽になる』泉野晶代

職場でうまくいかないことがあります。

 

ワタシはエネルギーを消耗します。

 

つらくなります。

そうしているうちに、準備不足が発生しました。

しかし準備不足でせいでうまくいかないと、「先輩であるワタシのせい」になります。

 

仕方ないから、カフェインを増やして夜遅くまでひとりで準備の仕事を片づけていました。

しかし、その若手、若手の仲間にはうまく言い、それを見せないようにうまく周りの人間を丸め込まれているのです。

おかげで若手の中には人の見えないところであいさつを返してこない人がいます。(週明けに、その子は丁寧に意見してあげるつもりですが)

ワタシは境界線があいまいなので、人から頼まれると、どうにもやってあげてしまいます。

だから、ずるい相手に食い物にされることがしばしばあります。

以前それで休職しています。

人づきあい、もっとうまくなりたいです!

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あなたにも人間関係の悩みはありますか?

人間関係の悩みをつくっている原因は大きく3つあります

①あなたを取り巻く環境

②身についた習慣

③セルフイメージの影響(自己嫌悪に襲われる)

これをひとつひとつできるところから解決していきませんか?

 

①あなたを取り巻く環境

大前研一さんは、「人が変わるには、

①時間配分を変える

②付き合う人を変える

③住む場所を変える」

と書いています。

あなたの一番の周りの環境は人だと思います。

その人たちはどんなことを話していますか?

否定的な言葉を使う人が多いでしょうか?

 

著者のカウンセリングでは、「友人がストレスになります」と言う人がいました。

人間関係の悩みを持つ友達の話を聞いてあげていると、気持ちが滅入ってくる、というのです。

インターネットでも紹介されている「メトロノームの同期」を知っていますか?

複数あるメトロノームをばらばらに動かしたとしても、ある一定の時間ですべてがそろってくるのです。

同じ場所にいあるだけで、同調してしまうのは、人間関係でも起きることです。

 

ベトナム戦争中にも同様のことが起きていました。

アメリカ兵は戦争中ヘロインを使うことを許可されていました。

その結果、彼らの多くはヘロイン中毒になってしまいました。

その90%は期間後にあめて立ち直りましたが、10%は苦しみ続けました。

調査すると

彼らには薬物中毒と仲間とのかかわりがつねにあったことが判明しました。

環境は、あなた自身が選んでいくことが可能です。

より良い環境に自分自身を置くことを大切にしましょう。

 

幸福な人は、自分が心で臨むことについていつも考え、口にして、行動する。

不幸な人は、自分が心でのぞんでいないことについていつも考え、口にし、行動する。

 

②身についた習慣

『一流の人に学ぶ 自分の磨き方』スティーブ・シーボルト著)では、今のあなたになった「5段階の過程」が書かれています。

(第1段階)親や教師、兄弟、友人などの影響のある人たちが子供に新年を植え付けます

(第2段階)たとえその信念が間違っていても、子供はそれを事実として受け取ります

(第3段階)子供はその信念を潜在意識に組み入れ、それをもとに習慣を形成します

(第4段階)子供は間違った信念を持ったまま大人になるが、それに気づきません

(第5段階)大人は潜在意識の中で壁を作り、自分を限定する信念をもとに行動していきます

 

このような過程で、それが自分の常識となって行動し、自分と同じ考えの人には共感・賛同し、それ以外を非難・拒否するのです。

 

アインシュタイン「常識とは、18歳までに得た偏見のコレクションである」と語っています。

 

あなたがもし、誰かを傷つけてしまったとしたら、呵責に耐え切れず自己否定するのは辞めましょう。

あなたが良かれと思ってやったことだったが、その方法ではなかったんだという事実だけを受け止め、次回いから改善すればいいのです。

 

あなたの考えや習慣は成長の過程で身についたもの。

それがもとで自分自身が傷ついたり、他人を傷つけた場合は、自分を責めたりせず、他人と比べたりせず、その事実を受け止め、自分をまず理解することから始めましょう。

 

③セルフイメージの影響~自己嫌悪に襲われたらどうする?

セルフイメージは、自己に対する印象です。

子どものころ、身近にいた人から「あなたはこういう人」という言葉が、自己認識になていることがあります。

ワタシは小学生のころ父母仲が悪く、夫婦喧嘩のあと父から、「お前は母親そっくりだな、あいつと同じダメな奴になるぞ」と週1回言われてきました。

おかげでひどい自己肯定感の低さがあるので、こうした本をいっぱい読んで、アウトプットして自分を保っています。

「すみません」が口癖になっている女性

著者のところに来た「仕事が続かない」悩みを持った女性がいました。

入社したときはいい感じで仕事ができるのですが、人から注意されたり、些細なミスを重ねるうちに自己否定が始まり、人から嫌われたらどうしようと、びくびくしてしまうとのこと。

著者と話していても、

「私がダメなんです」

「私が役に立たないんです」

という自己否定の言葉と「すみません」という言葉を頻繁に出していました。

 

著者は「すみません」を連発することをやめるように伝えました。

自分自身を悪く言う人は、ほかの人からも雑に扱われ、攻撃されやすくもなります。

あなたがもし自己否定しているなら、いったんやめましょう。

人に何かしてもらったら、「すみません」ではなく、「ありがとう」と返すようにしてください。

ポジティブな気持ちになれる方法

ピグマリオン効果」とは、「人に期待されると、その気持ちに応えるような状態になっていく」というものですね。

それとは逆の「ゴーレム効果」というものがあります。

ユダヤに伝わる泥でできた人形の名前で、ゴーレムには意思がなく、主人の操るままに動くことから

「能力のある人が、他人からの言葉や態度によってその力を発揮できなくなること」

が由来となっています。

 

あなたに対して「お前はダメだ」「やっぱり無理ね」とネガティブな批判が多い人の場にいると、どんどんパフォーマンスが下がってきます。

周りに言われることで、もともとネガティブなセルフイメージがあると、その考え方が強固になり、さらに悪循環になります。

そんな時は自分を理解してくれる人、応援してくれる人、優しい人や楽しく過ごせる仲間と過ごすようにし、悪循環を断ち切って気分を切り替えましょう。

人は自分にとってマイナスな言葉を言う人の声を聴いてしまいがちですが、そういうときこそ、あなたを信じてくれる人や応援してくれる人の声を意識して聞くようにしましょう。

 

あなたと相手の間には「境界線」という壁があることを知っておきましょう

境界線とは?

私たちは嫌いな人でも好きな人でも、一定の距離を保つことでよい関係でいることができます。

人は自分の感情に応じて、常に自分を中心として近づいたり離れたりして距離をとっています。

 

境界線とは、人が他人との関係性を保つために無意識で摂っている間合い(領域)の境目。

距離感とは他人との距離です。

フラフープを思い浮かべてください。

その中に入った内側がパーソナルフィールドでリングの部分が境界線となります。

 

著者はカウンセリングを始めたころ、距離感と境界線があいまいでした。

相談者の都合を考えず、時間を過ぎてもカウンセリングを行ったり。

急に相談者から「助けてほしい」と言われると、家族の都合も考えず夜中まで自宅でカウンセリングをしました。

その結果、著者は疲れ果てて健康を害していました。

著者がよかれと思っていても、相手は受け入れていないかもしてません。

著者は許可なく相手の心の中に土足で踏み込んでいました。

著者が相手をいくら思っても、相手は著者に不快感を持っていたのです。

著者は無断で境界線を越えて相手の領域に侵入したことに気づきました。

 

精神的境界線は、価値観や思想や考え方の境界線です。

人の両親をバカにしたり、考え方を非難したり、人格を否定することで侵すことになります。

感情的な境界線と言うものもあります。

心や気持ちの境界線です。

感情は自然に湧き上がってくるものでコントロールできません。

それを否定したり、批判することで侵すことになるのです。

あなたが何かを「面白かった」と言ったけれど、「そう?」と相手に否定されたとします。

ここで相手の意見をあなたの心の領域に入れてしまうと、境界線を越えることになります。

あなたがせっかく「面白かった」と思う気持ちがあったのに、「面白くなかった」という相手の気持ちを招いてしまうことで、不愉快になります。

共感されなかったことは残念ですが、相手の気持ちは他人事(自分の領域ではない)なのです。

 

自分には自分の「領域」で起こっていること。

相手には相手の「領域」で起こっていること。

そのパーソナルフィールドを理解し、客観的にとらえると、悩みから解放されるのです。

「あなた自身」はどういう人かを理解しよう

「あなた自身」の扱い方

「自分を大切にする」ことが大切なのは知っているでしょう。

では、あなたはどんな風に自分を大切にしていますか?

著者は自分が苦しかったころ、

「他人に優しくすることが自分を大切にすることにつながるんだよ」

と言われたことがありました。

その通りかもしれませんが、そんな余裕はありませんでした。

むしろ、どうやったら他人から優しくしてもらえるのかを考えていました。

世の中には自己犠牲をする人もいて、それは素晴らしいこと。

でも、まずはあなた自身を守ってあげるのです。

 

かけたお茶碗をつかっていないだろうか?

(ワタシ、使ってます!今すぐ捨てます)

破れた靴下をはいていないだろうか?

(あります・・・・)

おいしいお茶をのませてあげているだろうか?

疲れているなら、「休みませんか?」と自分に声をかけて休ませてあげていますか?

パーソナルフィールドには、必要なものだけ入れるように

あなたは要らないものは買わないですよね。

同じように、不要なものをあなたのパーソナルフィールドに入れてはいけません。

他人から「こうしたほうがいい」と言われて気乗りしないままその人の言いなりになっているとしたら、不要なものを買ったことと同じ。

あなたと相手の間の境界線があいまいなものになっています。

「人にノーと言えない」

これは幼少期の親子関係が影響する問題です。

素直な気持ちを抑えられ、親の言いなりになってきた人は、相手と自分の境界があいまいになっています。

家庭の中の境界線があいまいだと、家庭の外でも同じように行動してしまうのです。

 

その場の雰囲気で言いにくいことはありますが、一歩ずつ踏み出しましょう。

あなたを守る3つの方法

苦手な人が大丈夫になる方法

苦手な人のことを考えている場合、緊張して十分なパフォーマンスが発揮できません。

そこで、脳内のイメージの力を利用しましょう。

 

今、口の中に黄色のレモンを入れたとイメージしてください。

酸っぱいですよね?

では、そのレモンを白黒にして考えてみてください。

どうですか?先ほどと違う感覚になったはずです。

人が抱える人間関係のストレスに、この記憶からの形、色、香り、温度などのイメージが大きくかかわっています。

具体的な方法 その1「相手を折に入れるイメージをする」

たとえばあたなの1m先にライオンがいるとします。

息も止まり、動けなくなるかもしれません。

でも、動物園のように檻に入っていたら、あなたは安全です。

嫌な人が近づいてきたら、相手を折に入れるイメージをしましょう・

具体的な方法 その2「自分を守る防弾ガラスをイメージする」

檻に入れただけでは安心できない人は、イメージの中で防弾ガラスを作りましょう。

あなたの周りに円を描き、その円を防弾ガラスにします。

円の上はあいているので、新鮮な空気は循環しています。

あなたが動くと防弾ガラスの円も動くので、安心です。

これでぐっと恐怖感は解放されていきます。

具体てな方法 その3「相手のイメージを変える」

①嫌いな人を白黒写真のように白黒にします

②次にその人を、米粒くらい小さくします。

③あまりに小さくなったので、声は聞こえていないと思いますが、念のため、アニメのキャラクターの声、たとえばドラえもんキューティーハニーなどにしてみてください。

④最後に自分のパーソナルフィールドから遠ざけてください。

「自分らしさ」を捨てて新しい自分に出会う

一旦、「いつもの選択」をやめてみましょう。

あなたの好きなものはパーソナルフィールドの内側に存在していますが、一体化しすぎて、本当に好きなのかわからなくなっているものがあります。

あなたのお金と時間とエネルギーを費やしているものは、あなたのパーソナルフィールドに多く存在しています。

意外かもしれませんが、時にこの「あなたらしさ」がパーソナルフィールドを強く固定し、あなたの精神的安定や成長を妨げていることがあります。

もし、あなた自身を変化させたいと望んでいるのなら、たとえば「お酒」で果たしていた「ストレス発散」という目的を「運動」で果たしてみたり。

「好きな芸能人」を追いかけることで得ていた「ときめき」という目的を「自分磨き」に替えてみましょう。

お金と時間とエネルギーを金額や期間を決めて、別の物に費やしてみるのです。

 

専門店の店員さんやあなたがおしゃれだと思う人の意見を参考に、あまり来たことがないような洋服を着てみたり。

髪形や髪色を変えるのもありですね。

イメージチェンジをしてみましょう。

あなたが強くなれる方法

不安はあなたの味方!

不安感と言うのは、「危険」を察知するための重要なアラートです。

ただ、大切なことは不安に支配されてしまわないこと。

小さな不安を感じたら、大きくなる前にそのことについて自分を信頼して対処できる「今、できること」を考え、さっそく動いてみましょう。

受け入れる強さを持つ

人の別れや、病気、取り返しのつかないことについて、苦しくてしかたないときは、どうすればよいでしょう?

そんなときには、次の言葉があります。

「経霜楓葉紅(ふうようは、しもをへて くれない なり)」

これは、京都のお寺の説法です。

楓は下野厳しい寒さを経過して美しく高揚していくように、人も苦しいときを経て対生し、美しくなっていくという意味。

つまり、苦しい出来事は、あなたをさらに美しく成長させます。

起こったことに責任を感じ、自分を責め、焦りや不安を覚え、恐怖し、自己否定することがあります。

目の前で起こった出来事を拒否したり、湧き上がってくる感情を否定したりすると、皮肉なことにさらに苦しくなります。

自分を責めたり、焦ったり、自己否定することもあるでしょう。

そんなときは、矛盾していますが「あるがまま」を受け入れることで、苦しい状態から抜け出すことができます。

 

焦っているときなら→「今、自分は焦っているんだ」

不安や恐怖を感じているときなら→「今、不安や恐怖を感じているんだ」

緊張しているときなら→「今、緊張しているんだ」

自然と湧き上がってくる感情をゆっくり呼吸とともに受け入れていくのです。

 

ただでさえ苦しいのに、二重に苦しいように思うかもしれませんが、おこってしまったことに抵抗していると、さらにエネルギーを使い状況が悪化することも。

雲を眺めるように自分の感情を眺め、流れていくのを見ている。

「今、そういう気持ちなんだ」と言ってみましょう。

 

変えられるものを変える勇気を、

変えられないものを受け入れる大きさを、

そして両者を識別する知恵を与えたまえ

ラインホールド・ニーバの祈りの言葉

今週もおつかれさまでした。

最近このがらすばりのガードをイメージしているのですが、なかなか快適です!

他人の不機嫌とか、やり過ごせるようになりました。

 

ゆっくり休んで、あなたを大切にしてください。

では、また。