年末を何とか切り抜けましたね!
今年もお疲れさまでした。
やっと年末を迎え、ワタシもへとへとです。
来年こそは、もっとストレスフリーな日々を送りたい!
というわけで、こちらの本を一緒に読んでみませんか。
今よりも心豊かな、あくせくしない人生にしたいと思っているあなたに向けてこの本は書かれています。
どうか、あなたが愛し、愛され、笑顔になれる時間が増えますように。
健康と財産に恵まれますように。
家族や友達と過ごす喜びに満たされますように。
そして、心が休まり、英気をやしなうことができる、平穏なひとときを何度ももてますように、と。
あなたは楽しく生きることを今年先延ばしにしてはいませんでしたか?
あなた自身を幸せにする時間を、「またあとで」と一番の後回しにしてきませんでしたか?
私たちは、境界線を引くことがとても苦手です。
でも、それができないために、余計なストレスをため込んでしまったり、くたくたになるまで働いて、プライベートの時間をとられたりしがちです。
仕事を上手に切り上げてプライベートも充実している人は、「割り切り方」が上手な人だったりしませんか。
あの「割り切り」が、「境界線」。
あなたの責任ではないものを、あなたの責任にしようとする人は「境界線を越えようとする人」です。
よーく考えると、とてもずるい人。
そんなずるい人にあなたの時間を取られてはいけないのです。
しかし、自分を境界線で守るということを習慣づけるには、コツや長い時間がかかる可能性があります。
境界線を越えてくる姉を持つトレーシーの場合
2週間にわたる骨の折れる仕事をしていたトレーシーは、たった一晩、次の土曜日しか休める日がないことに気づきました。
仕事をしなくていい夜が来たら、家でくつろぎ、猫と遊び、お気に入りのドラマを見られるだけ見ようと決意しました。
電話のスイッチを切ろうとしたちょうどその時、電話が鳴りました。
彼女の姉が、ブリッジのメンバーに強くさそってきたのです。
トレーシーは、この週末どうしても家にいる必要があると説明しました。
しかし姉は信じず哀願し、懇願し、必死に訴え、ブリッジに参加しないなんて、トレーシーはなんてワガママなんだと言い出しました。
姉が罪の意識と心理術を巧みに駆使していることに注目してみましょう。
彼女は3人のブリッジプレイヤーが幸せになるか、悲しい思いをするかの責任をトレーシーに追わせようとしています。
なぜ、他の人を見つけられないのでしょう。
3人はなぜほかのことができないのでしょう。
ああ、そんなことは無理なのです。
3人のところに来て、幸せな夕べを救ってくれるかどうかは、トレーシーにかかっているのだから。
境界線によって物事の始まりと終わりを明確に定めることができます。
しかし、境界線の外側から、その線の引き方が気に入らない、境界線を越えたい、変えたいと言い出す人は必ずいるようです。
トレーシーはこの経験から多くのことを学びました。
ほかの人は彼女の境界線を尊重しないかもしれませんが、彼女は境界線を守り、彼女自身を守り、自分自身はもちろん、自分にとって必要なこと、そして優先順位を尊重することが大切だと学習しました。
ベットやソファーで丸くなり、一人きりでのんびりしようと決めた夜は、留守番電話をセットし、折り返しの電話をかけないということも学びました。
苦手な仕事を引き受けてしまうマウラの場合
マウラは、子どもたちのためにボランティアをすることはかけがえのない時間だと固く信じていたし、ボーイスカウトのリーダーをするのも大好きでした。
だからこそ、なぜ友人のシャロンから保護者会の会計係をやってほしいと頼まれたときに、引き受ける気にならなかったのか、自分でもその理由がわかりませんでした。
しばらくして、マウラの身内に緊急事態が発生しました。
義理の姉が化学療法で体調を崩したのです。
マウラは親戚たちに電話をかけ、誰に、どんなことをお願いできるのか、調整しました。
叔母は
「私に料理や子供の世話は頼まないでね。
でも、額に汗して働くのは好きだかrあ、そっちに行って掃除ならするわ。
窓ふきだって喜んでやるわよ」
と言いました。
マウラはほっとしました。
家の掃除や窓ふきは嫌いですが、老いや姪の世話なら楽しんでできるからです。
その時、マウラは会計係になるのを拒んだ理由がわかりました。
もし会計業務をやっていたら、かなり大変な思いをしたことでしょう。
それ以来、マウラはボランティア活動に境界線を引き、好きな仕事で、なおかつ彼女の興味と能力に見合っているもの、明るい気持ちでできるものしか受け付けないことにしました。
境界線を引くことは難しいけれど、あなたを守ること
私たちの生活は便利な器機により、食事中やレストランにいるときでさえ、支配されています。
外部からの要求に対して、私たちの人生の支配権を譲渡しないように、境界線を引く必要があります。
スケジュールを見て、やるべきこと、行くべき場所の多さに疲れを感じるなら、予定にも線を引くことが必要です。
境界線を引くには、次のことを検討することになるでしょう。
・何をするか(これはやるけど、あれはやらない)
・どこでやるか(職場ではやるけど、家ではやらない)
・どれくらい時間を費やすか(この仕事は1か月だけ引き受けるが、代わりの人が見つからないなら、委員会から抜けよう)
本気でストレスを軽減するには、境界線の引き方を学ぶことが大切です。
境界線を引く11のコツ
①「降参しました」と言うタイミングを心得る
何か頼まれたときには、そこにかかる時間とエネルギー、注意力を事前に決めてみる。
さらに、無理だったら(あとから言い出すのはかえって難しいから)はやめに「無理みたいです」と降参する。
②仕事の時間と、家族と過ごす時間を分ける
③創造力を働かせて対処する
休日出勤などをどうしてもしなければならないとき、時間を短くするとか、家族との時間を融合させるなどの対処法を探してみる。
④頼まれごとにはノーと言う
自分の用事より重大そうだからといって、応じ続けることはできません。
全員の頼みに応じ続けることは不可能だとはっきりと悟ることができると、実はストレスを解消する旅は半分終わったようなものだそうです。
⑤かかってきた電話には制限時間を設ける
長電話になりがちな人には、「ごめんなさい。今は時間がないから、10分でお願い」と先に言う
⑥現実的で手の届く目標を設定する
目標は現実的な範囲で。
実は精一杯やっても結果が出せない状態になると、人は「その場しのぎ」モードに入ってしまいます。
⑦電話に邪魔されない技術を身につける
「あなたのことは大事だけれど、今は急ぎの仕事があるので、あとで話をしてもいいですか?」など、相手を傷つけない言い方などを習得する。
⑧家族のしきたりを減らす
⑨上司に助けを求める
どう考えてもあなたに仕事が回されすぎているならば、上司にそれを報告する。
それでもわかってくれない上司なら、境界線を引く。
⑩子どもの予定を減らす
がんばりすぎる子育ては、結局首を絞めるから。
⑪ぐずぐずしている人を断固として許さない
いつも遅刻してくる人、あるいは仕事に後れを出す人に対しては、きちんと言う。
来年の目標を立てるにあたり、この「境界線」を掲げてみたい!と思いました。
まず、何でも「やります」って言ってしまう悪癖を、何とかしたいデス。
あとは、電話を「〇時間マナーモードにする」(←けっこう失礼)ってのも、来年はいっぱい活用することにします。
目標を手堅くしていくことで、「とりあえず癖」がなくなる、というのもうなずけます。雲のように高い目標を立てているときの方が、「じゃあ、とりあえず・・・」ってのがたくさん出てます。
よし、来年は具体的で手の届く現実的な目標で!
今年もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね!
では、また。