うまくいかなかったことが、あなたにあったとします。
その原因が、あなたの生まれつきの才能や努力でもどうにも改善できない、あなたの意志ではどうにもならないことであったとします。
すると、それは「何をやってもダメ」という意味になり、再チャレンジして頑張ろうというやる気が起きるはずはありません。
なぜなら、そこに「今度やったら大丈夫」と思える可能性がないからです。
そこで、どうするのか。
今度は、「上手くいかなかった原因」を自分の意志や努力によって改善できそうなものにすればいいのです。
「前向きな言い訳」をする
普通は人のせいにして逃げても改善しないし、世間のせいにしてできないことを正当化するのも、前進できません。
ただ、こんな時に必要なことは「自分の可能性を信じる力」です。
これを手に入れるためには、うまくいかなかった理由を、社会や運命や才能などの大きな自分ではどうしようもないことを理由にしないこと。
自分でもコントロールできることが原因であるとして、「前向きな言い訳」をする方が良いのです。
ここでいくつか例を挙げますが、この例に出した言い訳を「どうせやってもムダ、でも自分は悪くない」というように、「動かないこと」「努力しないこと」を正当化するために使ってしまうと本末転倒です。
「受験で失敗した」場合
✖の言い訳→「自分には志望校に入る能力がない」
(自分は頭が悪い。どんなに勉強しても無駄で、今後も合格の可能性も低い)
〇の言い訳→「勉強するポイントがずれていた」
(ポイントを絞って勉強すれば、合格できるはずだ)
「自分の努力が足りなかった」(もっと頑張れば、合格できるはず)
「きっと校風が合わなかった」(別の学校があっている)
「なかなか就職先が決まらない」場合
✖の言い訳→「そもそも自分に魅力がない、才能が足りない」
(どこを受けても才能の可能性がない)
〇の言い訳→「応募した数が少ないからだ」「就職氷河期だから」
(自分の才能が劣っているわけではないから、頑張れば可能性あり)
「仕事で成績がげられない」場合
✖の言い訳→「自分には営業が向いていない」
(営業をやっても売り上げが上がる可能性はない)
〇の言い訳→「トレーニングが足りない」
(自分なりにもっと勉強すれば可能性がある)
「行動量が足りない」
(訪問数を増やしていけば、制約の可能性が上がる)
「失恋した」場合
✖の言い訳→「どうせ自分はモテない」(愛される可能性が低い)
「オトコ運・オンナ運がない」
(次も、その次の恋もすべて運が悪い出会いで、良い恋愛の可能性がない)
〇の言い訳→「趣味や価値観が違った」(違う人とならうまくいくかも)
✖の言い訳のように、自分の意志ではどうすることもできない理由を見出していると、「だったら努力してもしょうがない」という無気力を生み出します。
それを〇の言い訳のように、「準備不足のせい」「ここの選択ミス」というふうに理由を置き換えれば、「だったら、ちょっと頑張ってみよう」というやる気も湧いてきます。
前に1歩進むためには、やはり自分で自分を変えていこうという気持を持つことが大事です。
そのためにも、「前向きな言い訳」は有効です。
また、さらに先日勉強した陽転思考を加えると、あなたの行動を100%プラスに移行します。
「この失敗のおかげで、〇〇を学べてよかった」
「〇に気づけてよかった」
「次のチャンスをもらえてよかった」
などです。
これをできれば書き出してみることが大事です。
今日も1日おつかれさまでした。
寒くなってきましたから、よくあたたかくして、休んでくださいね。
あしたが、もっとすてきな1日になりますように。
では、また。