インチキ占い師に
「これ1体しかない」「あなたに特別売ってあげるわ」
と言われて24万円もの偽物ガネーシャ像を購入してしまった女主人公。
さらに、今回はホンモノのガネーシャまで窮地に立たされてしうのです!
こんばんは、ラブです。
ワタクシ、騙されやすい性質をしております。
今回の『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』、ためになりました。
1、2に続き、今回も少しスパイシー傾向なガネーシャによる過去の偉人たちの教えがちりばめられています。
人の心をつかむけれど、実に危ないテクニックを示した1冊です。
インチキ占い師に騙された主人公。
その翌朝に、ホンモノのガネーシャが現れます。
過去の偉人たちが実行してきたガネーシャの課題を、主人公も教えてもらいます。
ところが、主人公がホンモノのガネーシャと繋がっていることを知ると、ニセの黒ガネーシャは主人公を利用して、ガネーシャの力を狙ってきます!
さて、『夢をかなえるゾウ1、2』には無かった大ピンチです!
【黒ガネーシャの教え】希少価値を演出する
ひょんなことから、ニセ占い師のアシスタントをすることになった主人公。
24万円のガネーシャ像を売りつける占い師のテクニックを目の当たりにします。
「人間ちゅうのは『良いもの』に価値を感じるわけやおまへん。『少ない物』に価値を感じるんですわ。」
というニセの黒ガネーシャ。
主人公はどちらがニセモノなのか、わかりません。
「まず大事なのは、園山さん(主人公が結婚したいと思っている男性)があんさんに高い『価値』を感じるように仕向けることでおま。」
さらに、ニセガネーシャに主人公は24万円のガネーシャ像を売ったら、その4割をくれるとも持ち掛けられます。
その収入で服やエステに費やせ、と言うのです。
【黒ガネーシャの教え】あえて自分に不利益になることを言って信用してもらう
そこへ、3か月待ちをしてやっと占いをしてもらえることになった客がやってきます。
3か月待ちというこれも、当然「希少価値を上げる」演出です。
その客に占い師は初日には
「この像は、あなたにはお勧めできません」
「無理して高価な斧を買うよりも、毎日の心がけを大事にしてください」
とそのまま帰してしまいます。
実はこれも、テクニック!!
さらに、
最初に高い金額を言って、後から値段を下げることでお得感を演出したり、
相手の現状を言い当てたうえで、「だからあなたは不幸なんです」と言うことで何かにすがりつきたくなる状況にする方法
を主人公に教えます。
そうやってニセ黒ガネーシャ像を次々売っていくインチキ占い師たち・・・。
そのやり方を目の当たりにしながらも、アシスタント料10万円をもらってしまった主人公は、全身の服をそろえて園山さんに会いに行ってしまうのです。
【黒ガネーシャの教え】周囲の人間関係を断つ
インチキ占い師とニセ黒ガネーシャは、ホンモノのガネーシャとの関係を『断つ』ことを勧めます。
そして、ホンモノのガネーシャ激しすぎるノリとスパイシーな教えに何かと引いていた主人公は、ニセ黒ガネーシャにまんまと騙され、ホンモノのガネーシャの力の根源のペンダントをニセ黒ガネーシャに渡してしまいます。
ホンモノのガネーシャは力を失って、小さなゾウになってしまったのです!
この後どうなるか、はネタバレなので省略させていただきます。
(いや、いつもネタバレ満載で書いていますけど、ストーリーものなのでご勘弁を)
ホンモノのガネーシャの教え
今回もガネーシャの教えがたくさん。
やってみたいものをいくつかピックアップさせてもらいました。
・自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、必要のないものは捨てる
・一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的にまねる
・一度もうけを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える
・目の前の苦しみを乗り越えられたら手に入れられるものを、できるだけ多く紙に書き出す
・欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考えて、空想をふくらませていく
・手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置いておく
ニセモノの教えは、あくまでもテクニックであり小手先。
見てくれに騙されないように気を付けなくては!と思います。
全国的に寒い日が続いています。
寒さで身体が疲れやすく、インフルエンザの流行があるかもしれないと聞いています。
ゆっくりリラックスして、体力を大事にしてくださいね。
明日もすてきなことが、あなたにたくさんありますように!
では、また。