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猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

マイナスの感情・状況に、どう対処するか~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

学生が教師を評価する「学生評価」で初めて、著者がすべての項目で「良くない」と評価された時のことを、今でも覚えているそうです。

「時間厳守」から「授業の構成」「分かりやすさ」「学生に対する配慮」に至るまで、すべての項目で、最低の評価を下した学生もいました。

「いつも時間通りに授業を始め、時間通りに終わらせているのに!」

と、その評価に困惑し、傷つきました。

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著者が初めに感じたのは「恥ずかしさ」でした。

教えることを大切に思っていた自分を恥ずかしく思い、その学期中頑張ってきたことや、「もしかしたら自分は教職に向いているのでは」とかんっが得ていたことが馬鹿らしく思え、すべての評価シートを資源ごみ用のごみ箱に捨てました。

その中には、思いやりに溢れた言葉と高いスコアがつけられた「良い評価」も含まれていたのですが、「それを取っておくことに何の意味があるの?」という気持ちでした。

その時重要に思えた真実。

「嫌気がさした」ことで、すべてに汚点がついてしまったように感じたのです。

その苦しい最中、教えることについて考えたくなかったし、(教えることについて)以前ほど気に欠けたくもなかったので、評価シートを投げ出したのです。

 

著者がその「悪い評価」を受けたのは十数年前ですが、まるで昨日のように覚えています。

「悪いフィードバック(評価)」を受けることは、教師や物書きであることの本の一面にすぎないと知った今でも、厳しい評価や批判的なレビューを受けると、やはり傷つきます。

 

「1つの批判を打ち消すためには、20の称賛が必要だ」と言われています。

悪い評価を忘れるのは、難しいものです。

それ(悪い評価)についてあれこれ思いを巡らし、苦しめられて、そのことに感情を支配されてしまいます。

こうした”ネガティブになりやすい傾向”は、人の心に組み込まれているようで、批判だけでなく、失敗についても同じことが言えます。

 

私たちが成長し、直すべき部分に注意を向けさせてくれる、という意味ではこのネガティブな感情は役立ちます。

しかし、しばしばこのネガティブな傾向が、「失敗反応」と言われる精神状態を引き起こしてしまうのです。

「失敗反応」は、精神面・身体面に悪影響を及ぼす

失敗反応は、失敗や拒絶の感情を感じることで始まる「悪循環」です。

そうした感情が、「このネガティブな経験は『自分が何者なのか、何ができるのか』について、大切なことを示唆している」と、信じ込ませてしまうのです。

「そんなことをしてどうなるの?」「やってみる価値なんて、ある?」と考えている自分に気づくかもしれません。

失敗反応は精神面だけでなく、身体面にも影響を及ぼします。

食欲が減退したり、意気消沈したり、お酒におぼれるといった自暴自棄の行動に走りたい欲求に駆り立てられたりします。

苦しんでいるときに、「自分は一人きりだ」と孤独感を覚えやすくなったりもします。

例えば、「ほとんどの人は自分より幸せで、楽な人生を生きている」と思っている自分に気づくかもしれません。

 

失敗反応は主に、「目標や役割をあなたから取り上げ、失敗や拒絶を経験したときの人間関係からあなたを遠ざけようする」といった影響があります。

失敗反応にはまってしまうと、モチベーションや希望、他人とかかわろうとする意欲をなくします。

「状況を改善させることができる行動」を想像できなくなってしまい、あきらめてしまったり、閉じこもりやすくなるのです。

 

ここで朗報があります。

好循環を取り戻すのは、可能なのです。

まずは、なぜそれが大切なのか、思い出してください。

何かを深く気にしているときに批判や失敗を経験すると、失敗反応の状態に陥りやすくなります。

気にしていないことなら、それほど強い反応は引き起こされないものです。

そして気にしているからこそ、長い目で見ると、実際に成功し、成長しやすくなるのです。

前に進み続ける方法さえ見つけられればいいのです。

 

悪循環にはまったときにまず沸き起こる感情の1つが、「気にしたくない」という欲求です。

気にするのはつらいから、「大したことではない」と、自分に言い聞かせてしまいがち。

すると、そのことに対してエネルギーを費やし、その結果、目標から離れ、大切な人からも距離を置こうとします。

これが失敗反応の最も有害な一面となります。

ここで大切なことは、そのことを気にかけている、大切に思っている理由を「隠そうとしたり、抑え込もうとしたりする」のではなく、その理由を「思い出す」ことです。

そうすることが最初、苦しくても、です。

著者個人は、学生からネガティブな評価を受けた時や、著書に対する批判的レビューを受けた時の”特効薬”は、

「自分がどれほど学生たちの目標達成の手助けをしたいと思っているか」

「読者を励ましたいと思っているか」

「心理科学の見識をもっと広めたいと思っているか」

「もがいている人を何とかして励まし、情報を提供したいと思っているか」

を、考えることです。

こうして考え方を変えると、恥や自信喪失といった感情から自分の注意をそらし、最もポジ的ブナモチベーションに自分の注意をリコネクト(再接続)することに役立ちます。

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ワタシも批判を受けて、自分の目標を見失っていたことがありました。

失敗したこと、批判されたことを直視できなくて、自分のやりたかったことからも目をそらすようになっていました。

でも、目をそらしても、辛いことにはちっとも変わりありません。

 

たとえつらくても、自分がなぜそこにこだわりを持っていたのか、そこに向き合うこと。

やっていきたいと思います。

 

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

すてきな、夢を。

では、また。

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