「自分が誰かにちょこっと良いことができたかも?」という日は、ありませんか。
この満足感は、自販機で釣銭が多く残っていようと、何かを50%オフで購入できようと、1日の終わりにお風呂に入りながら思い出したりするのは、このちょっとした満足感ではないでしょうか。
日ごろから親切な行動を心がけていれば、その報酬として、幸せと言う「究極の通貨」をつねに得ることが出来るといいます。
親切な行動をする
人の幸せに貢献すると、人間は大きな恩恵を受けています。
幸福は尽きることのない無限の資源です。
決められた配分はありません。
ひとりの人間が、いくら幸福を手に入れようとも、他の人の取り分が減るということはありません。
心の寛容さを持つこと、つまり、他人と分かち合う生き方をすることは、無限に蓄えられた「精神と感情の富」を引き出す最良の方法なのです。
寛容さから得られる精神的、感情的な報酬は、「与える」ことそのものからもたらされます。
周りの人と多くのものを分かち合い、他の人の人生に貢献すること以上に満足感を得られる行為はありません。
それは、私たちの持って生まれた性質なのです。
その証拠に、誰かに手を差し伸べた時、または誰かの人生にポジティブな変化を与えた時のことを思い出してください。
物理的な見返りとは関係なく、与えるという行為そのものから生じる満足感が限りなく大きいということに気が付くことでしょう。
最近、いつ人の手助けをしましたか?
大きいことでも、ちょっとしたことでも構いません。
あなたがしたことで、他の人の気分が少しでも明るくなった時、あなたはどう感じたでしょうか。
アクション:5つの親切をする
心理学者のソニア・リイュボミルスキーは、いくつかのグループに、1週間、意識的に親切な行為をしてもらうという実験を行いました。
親切をするのは、知っている人に対してでも、知らない人に対してでもいいですし、みんなに知らせても内緒でしても、おもいついたその場でしても、あらかじめ計画してもいいことにしました。
結果的に、この実験の参加者たちは以前よりも、もっと健康的で充実した生活を送ることが出来るようになりました。
最も効果が上がったのは、毎回違った種類の親切をするよう言われたグループと、週全体にわたって小さな親切を分散して行うのではなく、特定の1日に親切な行動を集中して行うように言われたグループでした。
そこで今週は、1日どこか日を決めて、普段より5つ多く親切な行動をしてみましょう。
もちろん、世界平和のために貢献できればすばらしいですが、そんな大げさなものでなくても構いません。
たとえば洗濯を手伝う。
コンビニとか、いいなと思える活動をしている団体にちょっと寄付する。
知らない人のために、ドアを開ける。
礼状を書く。献血をする。
そうしたことで十分です。
あなたのノートや手帳に、何をしたか、そして来週は何をするつもりか書き出してみましょう。
仏陀の言葉からの引用がありました。
「1本のろうそくから、何千本ものろうそくに火をつけることが出来る。
かといって、それで最初のろうそくの寿命が短くなることはない。
幸福は、分かち合うことで決して減らない」。
ちょっと先ほど家の中で「5つの親切」をやってみました。
エアコンの気温を聞いて切るとか、お茶を淹れるとか、昼食にちょっといいご飯を用意するとか、ちょっと話を聞く時間をとるとか(まだ4つだ)。
気恥ずかしいですが、結構気分がアガりました!!
気が落ちてしょうがないときにも、入り口でドアを開けてあげるなどの小さな「5つの親切」作戦をしてみようと思います!
今日は、少しは休めましたか?
夜はゆっくり休んでくださいね。
では、また。