結婚した相手や家族に「人の気持ちを汲むことができない」という人がいることがあります。
昨日、それで大喧嘩をいたしました・・・。
本人も大変でしょうけど、周りもものすごく大変で、すごく疲れてしまうこともあります。
悲しいことですが、アスペルガーの人が相手の気持ちを読み取れないということにより、周りの人がうつを発症することも多くあります。
でも、本人は相手がどう思っているか、基本的にまったく悪気無くただ・・・わからないんですよね。
意地悪でも性格が曲がっているのでもありません。
だからかえって、手に負えないです。
こんな人は、近くにいませんか?
アスペルガーの3つの特徴です。
1.社会性(対人関係)障害。
自分が分かっていることは他人もわかっていると思いがちだったり、
協調性に欠けたり、
場にそぐわない言動があったり
2.コミュニケーション障害
一方的な会話だったり、
相手の表情や言外の意味をくみとれない、
本当のことを言いすぎる
3.イマジネーション(想像力)の障害
他者の気持ちを想像できない、
応用力が弱い、
行動を妨げられるとパニックになる、
こだわらないと行動できない
人によって、どの特性が顕著に出るかは、それぞれです。
社会性やコミュニケーションは、自分なりに人生の中でなんとか学習してきたりすることもあります。
苦手なことをカバーしていける得意分野があることで、社会生活を送っていると思います。
そのほかの特性として、
記憶力が強かったり、
視覚的な情報に理解が早かったり、感覚が鈍かったり、
マイワールドが強かったり、
睡眠異常、
特定の物事への強いこだわり、
過集中
などの特徴も。
昔の日本ならば、
大家族の中で自然に社会性を学習出来たり、
上の者に服従という社会全体の明確なルールがあったり、
男尊女卑で家長に妻が従うのが当たり前だったり、
高度成長期で仕事を第一にしていればよかったりして、
社会の中でアスペルガーを受け止める器がありました(従う妻の立場ならば、死にそうな話で、冗談じゃないですけどね)。
今は、コミュニケーションとか人の気持ちを汲むなどの、アスペルガーの人には生きづらい。
でも、一方で知能が高い人も多いから、わからないなりに学習して、対外的にはやっていけたりします。
しかし、子どもの発達障害で通院してくるお母さんの中には、うつっぽい人がたくさんいます。
よく話を聞いてみると、
「子どものことは病院や支援級で相談できるけれど、夫が、『子育ては母親の仕事だろ』と丸投げ。
ねぎらいやおもいやりが見られない。
相談しても、無視される」
と一人で抱え込んでへとへとになっていたり。
奥さんから話を聞いて会ってみると、この父親もアスペルガーの傾向があったりするそうです。
そうすると、奥さんの望む”共感”がないのは、仕方ないこと、と本著に出てくるドクターは考えます。
うつの薬は出せますが、そういう問題ではないのです。
旦那さんとの関係性から発生しているのですから。
解決法の一つは、”奥さんがあきらめる”。
もう1つは、”彼の世界”を理解して、それに寄り添う。
そういわれても、著者は反対します。
そういわれても妻自身がボロボロになっているから、無理ですよ。
うつ状態になってから、あいてのアスペルガーに気づくことが多いんです。
初めからアスペルガーと知っていて結婚したら、理解して寄り添うことも考えられる、と。
(知っていたら、結婚しないかも!?!)
でも、長い間違和感を重ねて疲れ切ってしまっていた家族は、どうすればいいのか、必要なことを本著では提示しています。
最近我が家のアスペルガーが、長々ブログを書いていると、あれをしろ、これをしろ、とうるさいのです。
ブログをやめてしまえ、と言うのです。
ちくしょう、やめるもんか。止めたら死んでしまうわ。
すみません、続きは明日の分に書きます。
もし、あなたのまわりにそんな人がいたら、ムリせずつき合いましょう。
頑張りすぎないで、つき合いましょう。
笑っても、いじめてもいけませんが。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。