猫のメメとモエ

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新年度の目標設定~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

新しい年の始まりに、個人的な目標や仕事の目標を設定する人も多いでしょう。

にもかかわらず、すぐ目標を断念してしまったり、間違った目標尾を設定してしまったり、目標を達成するための戦略を立てるのに失敗してしまう人が大勢います。

 

著者は、新年度の目標を設定したいという”本能”(強い思い)をできるだけ活用するにはどうしたらいいか、長いこと考えてきました。

次に書く4つのポイントは、新年度の抱負を設定するプロセスを、もっと意味のある、効果的なものにするにはどうしたらいいかについて、著者が学んだことです。

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理想的な「新年の目標」のポイント

①新しい年に「どう成長したいか」を考える

目標を設定する際、それが仕事であれ個人的であれ、昇進や仕事上での具体的な業績といった「何らかの成果を達成すること」を目標にしがちです。

成果は自分でコントロールできませんから、そこに焦点を合わせすぎると”本筋”から外れます。

そうした成果は、自分にとって意味がある何らかの形で、変化や成長の成果として後からついてくる、ぐらいに考えておく方がいいのです。

「何を達成したいか」ではなく、「誰のようになりたいか」「どんな自分になりたいか」を自分に問いかけましょう。

何か特定の成果が繰り返し頭に浮かんだら、「どんなプロセスでそこに行き着けそうか」「どんな選択が必要か」「自分のどの部分を強化したらいいのか」、自分に問いかけるのです。

②「なに」の前に、「なぜ」に焦点を当てる

”良い目標”には、必ず「行動する」というコミットメントが伴います。

つまり、あなたが目標に近づくためにしようとする、何かしらの行動のことです。

ただ、その行動を起こそうとする前に、なぜあなた自身がそれをするのか、その意義をきちんと理解しておきましょう。

 

まずは、大きな「なぜ」から始めてみてください。

なぜその変化を起こしたいのか、なぜそれを達成したいのか。

「なぜ、自分はそうしたいのか」を繰り返し自問することは、楽しくて役に立つ”エクササイズ(練習)”です。

この自問自答を繰り返すと、ほとんどの人が、本当に大きな「なぜ」と感じられるような”何か”に行き当たります。

それは、より大きな自己決定や貢献、意味への欲求だったり、新しい経験やチャレンジに向かう能力だったり、もっと自由になりたい、もっと安定した生活がしたい、といった感覚だったりと、さまざまです。

その変化を求めている「深層心理にあるモチベーション」を突き止めれば、目標によりコミットできるだけでなく、その目標がをあきらめることが少なくなる、と研究でも明らかになっています。

③具体的な行動目標を設定する

目標を達成するには、大きな「なぜ」を小さな「なに」に落とし込む必要があります。

あなたの「なぜ」に反映して、かつ、あなたの目標と一致している具体的な選択や行動は何でしょう。

そうした”小さいこと”から始めてみましょう。

大きな目標を達成するために具体的にどうしたらいいかわからないとき、私たちは苛立ちを覚えます。

自分が今やっていることが、自分の求めるところにどうつながっていくのか、想像できないからです。

一度に大きな1歩を踏み出そうとした結果、疲れ果ててしまったり、精神的に参ってしまったりすることもあります。

 

もし本当に信念の目標から離れず痛いのなら、その目標に近づく”もっとも小さな一歩”を踏み出すことから始めてもいいのだと、自分い言い聞かせてください。

その小さな一歩が「今日あなたがしていること以上の何か」である限り、正しい方向に進んでいるのです。

小さすぎて不十分に思えるくらいであっても構いません。

④サポートを受ける

時に私たちは、新年の抱負や個人的な目標を、自分の力(能力)の範囲内で出来ることに決めてしまいがちです。

しかし、目標達成は自分一人だけで行う必要はありません。

いったん目標を決めたら、どんなサポートを得られそうか、考えてみてください。

どんな情報や力が必要でしょうか?

その変化の手助けになる何か、例えば、何か研修を受けるといった、そんな経験をすることはできませんか?

著者は仲の良い同僚や加増区など、自分にとて大切な人と、自分の木曜についてよくはない会います。

自分を大切に思ってくれている人に目標を知ってもらうことは、大きな助けになると思っています。

そうすることで、その1年を通して、彼らが著者をサポートしてくれます。

人生の中で、あなたを助け、時には一緒になって取り組んでくれるのは誰でしょう。

 

著者は、本著を書いているときにまだ信念の仕事上の大きな目標をまだ設定していません。

考えるプロセスを楽しみにしています。

「正しい『なぜ』を見つけ、少なくとも1つの小さな『なに』を決めれば、有意義な形で成長していける」ことを信頼すればいい、と知っているからです。

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ちょうど私たちも、今年度が始まって流れが見えてきたところ。

これからじっくり自分の中の大きな『なぜ』を探したり、小さな『なに』を見つけていくのも、とても楽しいと思います。

 

今日も一日、お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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やる気(モチベーション)をどう高めるか~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

ああ、4月は慣れない仕事でほんと~に疲れる!

やる気なんか出ない!!

そんなことをつぶやきながら仕事をしています・・・。

 

でも、心理学の世界では、やる気というのは「ある」とか「ない」とか、はたまた「使い果たす」とか「失くしてしまう」などというものではないことがわかっているそうです。

人間というのは、なんと!「常に、強い意欲・やる気を持っている」というのです。

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やる気がないのは、「具体的な方法が見つけられない」だけ

著者が言うには、

「仕事のやる気が起きない」と、不満を言うときは、たいていの場合、自分が持っている強い意欲・やる気を満足させる具体的な方法が見つけられないだけなのです。

そうした欲求が満たされないために、仕事をしようとするエネルギーが無くなってしまうように感じます。

すべての人が持っている「最も基本的な、前向きなモチベーション」は、次の3つです。

 

①関係性:他者やコミュニティー、大切にしている大きな目的・目標とのつながりを感じること

②自主性:人生の質を左右するような行動や選択を自由に取れること。自分の意志でとった行動や選択が、大切にしていることと一致していれば、目標を達成する助けになる。

③熟練:取り組んでいることに対する能力があり、貢献できるものがあることが自分でもわかっていて、個人的に満足できるような上達や学びがあること。

 

こうしたモチベーションが満たされた時、人はますます幸福感を味わい、さらに健康になり、人生に満足するようになります。

そして仕事がこうした欲求を満たすのに役立つとき、「やる気がある」と言うのです。

 

こうした「根本的で、前向きなモチベーション」に加えて、人間はとても強い、相反するモチベーションに突き動かされることがあります。

「不快なことを避けたい」

「すぐに満足したい」

という、相反する欲望です。

 

これは基本的な生存本能に基づくモチベーションで、根本的な人間の欲求を満たすことと関係のある「大きな意義や幸福」よりも、「その瞬間の痛みや喜び」に焦点が当たっています。

仕事で「やる気が出ない」と感じるとき、たいていの場合は、自分の根本的な欲求の1つ、あるいは複数の欲求が職場で妨げられている(阻害されている)とかんじているものです。

根本的なモチベーションが満たされないために、「ラクになりたい」「すぐに満足したい」という”相反する衝動”が、一層顕著になります。

「関係性」「自主性」「熟練」を経験する具体的な方法が見つけられないと、不必要な努力やストレスを避けたいと、さらに強く思うようになるのです。

不快なことを避けて、喜びを最大限引き出そうとする「基本的な衝動」が優位になってしまう。

「やる気をなくした」というのは、多くの場合、この状態になっていることを指します。

月曜日の朝、出勤するのが怖くなり、うんざりしてしまって、ほかのもっと楽しそうな「気晴らし」にふけって、仕事を先延ばししたりします。

 

対照的に、仕事への努力やストレスが、少なくても「根本的で前向きなモチベーション」の1つとなってつながっていると感じた時、その仕事が耐えられるものになるだけでなく、やりがいのあるものにもなります。

実際、根本的な欲求が満たされると、ある種の特別なエネルギーが解き放たれるようなのです。

身体が活性化する感覚、楽観的になる感覚、意欲など、「やる気をなくした」と言うときに、多くの人に欠けているエネルギーです。

 

「自分の能力」「人との関係性」「自主性」といった欲求を満たす仕事や職場、同僚を持つのは、言うまでもなく理想的なことです。

しかし、必ずしもそうとは限りません。

やる気がない人のほとんどが、「職場は自分の欲求を満たしていない」と言うでしょう。

孤立していて、不当な扱いを受けていると感じ、社内政治に意気消沈しています。

自分たちは支配され、細かく管理されていて、自分で選んだわけでもない方針や手続きにがんじがらめにされていると感じている。

あるいは、自分自身の挫折や成長のなさにイライラしているのです。

仕事をするうえで、根本的なモチベーションが1つも満たされていないなら、もんだいです。

しかしそれは「やる気がない」こととは全く違うのです。

 

そして、そうした欲求を満たすために出来ることがあります!

やる気不足が問題なのではなく、

「自分の欲求を満たす方法を見つけることが大事なことなのだ」

とひとたび気づけば、本当の問題に取り組むことができるようになります。

なぜなら、たとえ仕事に満足できなくても、仕事に対する考え方や、仕事への取り組み方を変えることで、そうした欲求を満たすことができるからです。

「ジョブ・クラフティング」の手法を使う

そのための1つの方法が、「ジョブ・クラフティング」です。

これは、「やらされている感がある仕事」を「やりがいのある仕事」に自ら変えていく手法です。

従業員が自分の関心ごとや強みを生かしながら仕事を作り変えていくことで、モチベーションが高まり、質の大会仕事ができる効果があるとされているものです。

 

ジョブ・クラフティングの裏にある意図は、「満足感を高め、貢献度を最大にするために、小さなことから自分の仕事に変えていく」ことです。

その”変化”は、あなたのすること、そのやり方の中にあります。

TODOリストに書かれた仕事に始まり、IT技術の使い方、誰と時間を過ごすかと言ったことに至るまで、「時間の使い方」を少しだけ変えるのです。

 

作業スペースを整理したり、特定の作業をするために新しい場所を探したりと言うような、就業場の「ほんの些細な変化」も含まれます。

 

ジョブ・クラフティングについての調査によると、仕事への考え方を変えると、最も意味ある変化を生みやすいことがわかっています。

具体的には、仕事や仕事上の人間関係について考える方法を見つけることを、意識的に、先に挙げた3つの「根本的なモチベーション」を満たす方法と考えることです。

 

次の3つの質問は、仕事について自分自身に問いかける内容です。

1つでも満足のいく答えを見つけることができれば、もっとやる気になり、エネルギッシュになったと感じられるはずです。

3つすべてに対して対策を講じることができれば、仕事へのかかわり方を変えることができるでしょう。

やる気が起きるカギになる「3つの質問」

①職場で一番大切な人間関係は何ですか。

その関係を深めるために何ができますか。

職場での人間関係をじっくり考える他の方法は、同僚を知る機会を進んで探し、後輩を指導し、仕事で出会う人の役に立つようにすることも含まれます。

②仕事で、あなたの個人的な貢献によって支えられている「目的」「ビジョン」「大きな計画」は何ですか。

言い換えるなら、メールに返信したり、報告書を提出したり、数字を計上したり、会議に参加したりするとき、その作業の裏にある「なぜ」に対する一番いい説明は何ですか。

特に、恐ろしくストレスが多く、平凡な日常的作業では、この種のことを考えることが、職場での自主性を高めます。

③自分のキャリアをどう育て、どう伸ばしたいですか。

そうするための一番手っ取り早い方法は何ですか。

 

この問いに答えるカギは、具体的に考えることです。

何かを選択したらすぐに、上達したいと欲しましょう。

コミュニケーションであろうと、時間管理であろうと、チームマネジメントであろうと、日々の仕事を、学びや成長の機会ととらえるのです。

 

自分をよくするために目標や課題を設定するのですから、上司の許可は特に必要ありません。

とはいえ、仕事でどう自分を磨き、前進したいかについて「はっきりした目標」があるなら、サポートを受けることができるでしょう。

 

「関係性」について、マインドセット(考え方)をリセットする著者お気に入りの方法は、監査人の仕事をしているある学生から教えてもらったものでした。

 

彼女の仕事の大部分は、様々な職場へ出向き、規則や法令を遵守しているか、確認することでした。

行く先々でその職場の従業員が彼女を敵対視したので、彼女は仕事へのやる気をなくしていました。

そこで彼女は「それぞれの職場の従業員が各人の職務を全うできるよう、規則や法令を守る手助けをしよう」というふうに、自分の役割を見直すことにしました。

 

すると驚いたことに、自分は敵対する存在ではなく、手助けする存在だと考えるようになったことで、他人への「彼女への接し方」が変わったのです。

さらに驚いたこといたことには、彼らは今まで以上に彼女を信用するようになり、修正されるべき班事項についても、進んで開示するようになりました。

彼女は、職場での関係性・絆をこれまで以上に感じるようになったばかりでなく、監査先の職場の従業員との関係について考え方を変えることで、仕事がやりやすくなったのです。

そして、彼女自身が”熟練”したこと・・・自分は有能であることを知り、他者に貢献し、個人的に満足できるような上達や学びを経験したこと・・・で、「他の人が目標に向けて成功し、成長できるよう」手助けできるようになったのです。

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やる気に「ある」「ない」は無くて、すべての人は、前向きなモチベーションを必ず持っている、という事実。

そしてやる気が出ないのは、「具体的な方法が見つけられない」だけということ。

そして、「やらされている感のある仕事」は、自分の関心ごとや強みを生かしながら仕事を作り変えていくことで、「やりがいのある仕事」に変えることができること。

それには、やっていることを少しだけ変えてみることでした。

そして、自分の仕事のとらえ方を変えていけば、きっとやる気はもっと・・出る!

(あ、「出る」とか「出ない」とかじゃないんだっけ)

 

よし、ちょっと職場の机にお気に入りグッズでも増やしてみようかな。

明日もがんばりましょう・・・・・・・。

 

今夜はゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「言葉」と「行動」の一致が、あなたの自信を深める~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

スタンフォードで心理学を教えている講師たちでさえ、「言っていること」と「やっていること」が、真逆になることがあるようです。


専門課程の1日集中講義を仕切ったある晩、他の講師たちと話し合っているときに、著者は愚痴をこぼしました。

スタンフォード大学「思いやりと利他心の研究教育センター」では、”思いやり教育”に関する1年間の認定コースを提供していて、そのコースが始まった最初の週末の初日でした。


何か月もこの研修企画に時間を費やしてきており、記憶に残る元気が出るような瞬間もありましたが、一方問題もありました。

50人の受講者の一握りの人たちが、些細なことで不満を言ってきたのです。

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「言葉」と「行動」を一致させる

1人の女性はグループみんなに対して、「席順が理想とは言えない」と主張してきました。

ある男性は「グループディスカッション中に自分の意見を発表する時間が与えられなかった」と、セッションが終わる直前に言うという行動に出ました。

その日の講義について話し合ったり、次の日の予定を立てたりするため、夜に講師たちが集まることが日課のひとつでした。

いつもは「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」の問題解決法を認識し、理解することに時間を費やすのですが、この日は1日の疲れもあり、負のスパイラルから抜け出すことができなかったようでした。

受講者が自分の欲求不満を押さえられなかったことや、彼らのそうした”混乱”が、みんなの一体感をはぐくむ妨げになった、と愚痴をこぼしていたのです。

 

こんなガス抜きをして15分たったころ、著者はある厄介な事実に気づき衝撃を受けました。

著者たちが批判していた「受講者がしたこと」と全く同じことを、自分たちもしていたのです。

その日は素晴らしいこともたくさんあったし、ほとんどの受講者は前向きに取り組んでくれたにもかかわらず、自分の持つエネルギーと注意力のすべてを「イライラさせられたこと」に向けていました。

受講者はなぜ、些細な不満ばかりくどくどと言い、「いいこと」に着目できないのか、と。

 

その時著者たちは、自分たちが教えていたことと正反対のことをしていたのです。

物事の良い面に目を向け、今後の可能性に元気づけられるどころか、了見が狭くなって些細なことにこだわり、自分自身のマイナス思考によって、自ら士気をくじいていたのです。

 

自分が語っていた価値観と実際の行動のギャップが恥ずかしくなり、他の講師たちにそのことを話し、より広義の目的に立ち返るために時間を取らないか、と提案しました。

 

それからは、「お互いのサポートをするために貴重な時間をどう使いたいか」という点に気を配り、会話の流れを変えました。

そして、「受講生全員に明日、最高の経験をしてもらうためには何をしたらいいか」に、もう一度集中しました。

 

表に掲げている価値観と、自分たちの実際の行動が合うように”再調整”できたことはとてもうれしく、おかげで翌日に向けて充電できました。

それ以上にうれしかったのは、「受講者の不満」に対して著者たちが不満を言っていたことを、受講者の誰にも聞かれなかったことです。

もし聞かれていたら、残り1年間の講習の間ずっと、受講者の講師への敬意は失われ、彼らに助言することはできなかったことでしょう。

「言行不一致」は、波及・拡散する

言葉と行動を一致させること」が、権威や影響力を持つ地位にある人には特に重要だと、様々な研究で明らかになっています。

リーダーの言っていることとやっていることが違ったら、「心理的契約(文章化されてはいないがお互いが了解していること。内容が暗黙の了解で結ばれているようなものを指す)」への違反行為とみなされるのです。

リーダーの明らかな偽善行為は、その人への信頼を損ね、権威を失墜させます。

実際、たったひとつの偽善行為を見られただけで、今まで培ってきた「誠実な人」という評判がひっくり返されるほど威力があるのです。

 

行動と言葉が一致しないことは、リーダーの信頼を損ねるだけではありません。

グループのメンバーがその組織をどうとらえるか、ということまで波及・拡散する効果があります。

例えば上司に「偽善」を見つけた従業員は、その会社を辞める意志が強まるのです。

 

スタンフォード大学ビジネススクールの研究でも、リーダーの言行不一致が組織全体の信頼を失墜させることがわかっています。

グループの他のメンバーに対しても同じように「後ろ暗い行動をとりやすいのでは」と、疑うようになるのです。

例えば、都合のいい勝手な理由で上司がウソをつくと、従業員は、その会社全員がそうであると決めてしまったり、企業価値は守られないものであると決めてしまったりするのです。

 

けれども、個人的に「誠実であること」の重要性は、こうした利益やリスクをはるかにしのぎます。

私たち個人個人の言行一致がないと、自分で自分の首を絞めるのです。

「言っていること」をやっているとき、人は強くなれます。

ニセモノを身に着けると、他人も不正をしていると考える

ノースカロライナ大学の「決断力研究センター」で驚くべき研究が行われました。

ニセモノのデザイナーサングラスをつけると、心理的にどんな影響があるかという実験です。

たわいもない研究と思えますが、実は、「周りに見せていること(=効果でおしゃれなサングラスを買うだけの余裕がある)」と「実際にしていること(=このサングラスは本物をまねて作ったニセの安物)」という不一致が引き起こす、賢い方法なのです。

 

研究で分かったのは、ニセモノを身に着けると不信感が生まれる、ということでした。

不信感とは、「なりすましているもの」と「本物」のギャップに気づいているときに持つ、不快な心の状態のことです。

この「信頼のない、不信」の感情が、「行動を偽ろう」と、非道徳的な判断をくだし続ける原因になります。

たとえbあ、自分の利益のために実績を偽ってしまうようなことになるのです。

 

興味深いことに、ニセモノのサングラスをつけている人は、「他の人も不正をしたり、ごまかしたりしている」と見る傾向がありました。

言い換えれば、自分自身の「信用できない」感覚が、他人に対しても偏った味方となって出てしまうのです。

 

これが言行不一致によるもうひとつのハザード(害)です。

この「偏った見方」は、人とのかかわり方にも影響します。

このバイアスがあると、その”予言(=偏った見方)”通りの現実を作り出そうと他者と交流するようになり、「信用されるようなこと」に注意を払わないよう、他者に促すこともあります。

「言行を一致させる」ことは、レジリエンス(精神的回復力)の源

これに反して「言行を一致させる」ことは、目的・糸やレジリエンス(精神的回復力)の源であるだけでなく、組織内の人間関係を強化する方法でもあります。

疲れていたり、注意散漫になっていたり、その方が都合がいい、といった理由から、自分の価値観とずれた行動をとることは、時にはあるでしょう。

理想通りが難しい時、その理想をあきらめるのでなく、むしろ自分の価値観を再確認する機会としt得活かすことが大切です。

 

先ほどの欲求不満におぼれていた研修の時、著者と講師たちがしたのは、このやり方です。

何が起きているかに気づいたとき、その経験を「本当は何を実践したかったのか」思い出す機会にしたのです。

受講者に共感し、「良いこと」に目を向け、コミュニティーづくりに集中しました。

 

自分の理想がはっきりしているとい、それに沿って行動することはとても簡単です。

決断をするにあたり、どんな基本方針に従いたいのでしょう?

本当の優先順位は何ですか?

何を達成したいですか?

さらに重要なのは、それをどうやって達成したいのでしょうか?

さらに重要なのは、それをどうやって達成したいのでしょうか?

物事を進めていくためのよりどころにしたいのは、どんな価値観ですか?

 

研究によると、自分の価値観をはっきりさせ、熟考すれば、「道徳的な偽善」は減ることがわかっています。

1回やればいいといいうものではありません。

毎日繰り返すことが大事です。

 

著者は毎朝、自分の「コア・バリュー(中心としている、大事にしている価値観)」について考えることから始めて、その日の仕事で一番大事な価値観は何か確認しています。

今朝は「楽しく熱中」というのがコアバリューでした。

あまりにスケジュールが忙しく、たくさんのことをこなさなければならなかったからです。

時がたつにつれ「まいってしまう」「腹が立つ」といった感覚に陥るだろうと思ったので、その日の仕事が大切なのはなぜか思い出すよう、事前にコミットしたのです。

 

スタンフォード大学での著者の授業やワークショップでは、「自分の価値観を思い出して」と書かれたシンプルなゴムのリストバンドを学生に配ります。

日々思い出すようにとリストバンドを身に着ける学生もいれば、机の上や車のダッシュボードに置く学生もいます。

こんな風に「言行が不一致だ」ということに気づくのを助け、「自分の理想に背くような決断を下している」ことに気づくのを助けてくれる”モノ”を持つことをお勧めしています。

 

完璧でいることは、不可能です。

でも、自分の「意図」を一時的に忘れてしまったことで迎える結末は、変えることができます。

不信感や偽善のスパイラルに引きずり込まれるのではなく、「本当に大切なことに再びコミットする」ことができるのです。

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仕事のチーム内で言行が不一致になってしまったことがあり、1週間たってもまだ自分にむかむかしております。

やっぱり気持ちがすっきりしないので、次は気を付けたいです。

 

1日の初めに、自分に「コア・バリュー」をつけてみるのも、面白そうですね。

スマホのメモ欄を使って、やってみようと思います。

それより、朝の時間をもっと余裕を持たなければ・・・。

 

明日からの1週間が、すてきな毎日になりますように!

では、また。

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「他人がどう思うか」を”正しく”気に掛ける方法~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

「他人がどう思うかなんて、気にしないようにしよう」

私たちは、何かとそう思おうとしています。

しかし4月は環境が変化して、新しく関わる人たちがいるために、「他の人はどう思うだろうか?」ということにもいつもより敏感になります。

それは人間の脳に「社会的認知」というシステムが組み込まれていて、他の人が何を考えているか、考えを巡らすようにできているからです。

特に、脳は他の人からの評価に敏感です。

ですから、批判されれば元気をなくし、拒絶されれば苦しみます。

こうした本能を全く無視しようとしても、ほとんどは確実に失敗することでしょう。

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他の人がどう思うか気にすることは、成功や幸福の障害にもなる

それでも、他の人がどう思うか気にすることは、成功や幸福の障害になることがあります。

次の2つの場合、そうしたことが起きがちです。

1つ目は「いい人」ではないと思われるのを恐れるあまり、本当に正しいと思うことをしないで、相手との衝突を避けようとするとき。

2つ目は、強く、有能で、賢いと思われたいとき。

「もろくて、弱い姿を露呈してしまうかもしれない」と、決断を恐れるようになります。

ついには、人の考えを必要以上に重きを置き、気に欠けることで、問題に巻き込まれることがあります。

例えば、他の人からのネガティブな評価が「真実で重要なことだ」と思いこんでしまったり、自分がすべきことややできることについて「自分を気にかけている人の方がよくわかっているのではないか」と、信じてしまうのです。

 

こうした「気にかける」気持ちはすべて、「溶け込みたい」という基本的欲求に根差しています。

こうした欲求はとてもパワフルで心に深く浸透しているため、本当に注意を払うべき「社会的フィードバック」から、私たちを引き離してしまうのです。

例えば著者の知る女性マネージャーが、新しいチームを任された時のこと。

男性優位の業界であることもあり、彼女は「タフで、無慈悲で、厳しいマネジメントスタイル」を取り入れました。

しかし、彼女のチームの士気は衰え、プロジェクトの業績は伸び悩みます。

そこで彼女はチームからのフィードバックを受けますが、その内容は

「彼女のやり方は不快で敵対的な職場環境を生んでいる」

というものでした。

そのフィードバックを省み、真実で直接的なフィードバックに対して耳を傾け、彼女は効果的なアプローチを勇気をもって検討しました。

その結果「本当に強いだけでなく、思いやりもあるチームリーダー」と認識されるようになり、報われました。

何といっても、批判に耳を傾け、チームのために今のやり方を変えるためには、かなりの強さが必要です。

 

どうしたら、「それほど重要ではなく意見」に振り回されずに、「他人がどう思うかきにかける」ことの”メリット”を利用できるのでしょうか。

「他人がどう思うか」を”正しく”気に掛ける方法

①「すべての人を常に満足させることはできない」という事実を、受け入れてください

ある人の意見は、他の人の意見より大事なものです。

そして私たちは、その人がどう思うかを常に意識しがちです。

例えば家族や友達、大切なメンターなどです。

しかし、その人たちに認められたいと強く思ったとしても、彼らが常にあなたと同じ目標や価値観を共有しているとは限らないことを、覚えておくことが大切です。

例えば、著者が今までもらった最悪のアドバイスの1つは、スタンフォードの指導員からのもの。

働き始めて間もないころ、彼は著者の「教えること」に対する情熱を見て、こう注意しました。

「教えることにあまり時間を割かないほうがいい。

そうすることで、科学的なリサーチをし、その結果を出版するといった『本当に大事なこと』をする時間や労力を、消耗してしまうだけだから」

と。

 

著者は、「この人が自分をどう思うか」をとても気にしていました。

しかし、このアドバイスをもらった後、彼が「教える」ことについてどう考えているかは、著者にとってさほど重要でないことに気づきました。

そこで著者は、時間をどう使うかについて、彼の承認を求めるよりも、自分の目標を追求することを選びました。

 

特に愛する人とは、目標が一致しないことがあるかもしれません。

彼らはあなたに幸せでいてほしいと思っていますが、同時に変わらずにいてほしいと思ったり、自分の期待に沿ってほしいと思っているからです。

②目標を負うべきかについて意見を求めるのではなく、目標を達成するためのアドバイスを求めましょう
他人の考えは、重要な情報源です。
ベンチャー(企業)で単独プロジェクトが成功することは、ほとんどありません。
人生で大きな仕事をするときには、必ず周りのサポートが必要になるのです。
そこでカギになるのは、「正しい質問」をすることです。
「この仕事をすべきだと思う?」
ではなく、あなたの目標が何かを知ってもらうことから始めましょう。
その仕事をするにあたり、どんな希望や抱負があるのか。
その人とシェアすると同時に、その仕事に就くことで感じる葛藤について話してみましょう。
その仕事を実行にうつすための「最善の方法」や、心配を克服するための「最善の方法」を考えるのを手伝ってほしい、と頼んでみるのです。
それがいいかどうかではなく、実行するための「最善の方法」を聞き、サポートしてくれるように頼みましょう。
③重要な目標にはすべて、自分なりの「成功の基準」を設定しましょう
自分が望む仕事(やりたい仕事)をしているかどうか、どうやって知ることができるでしょうか?
「自分にとって大事なこと」がはっきりしていれば、その基準を満たしているかどうかのサイン(兆候)を、他者から貰うことは簡単にできます。
 
例えば著者は、教師として、学問的知識だけでなく、人の人生にポジティブな影響を与える講義をしたいと考えています。
ですから授業の合間に
「学生が不愉快に感じているのではないか?」
と気にかけることをやめなければなりません。
 
実際すべての授業で、「学生が抵抗を感じるきっかけになるテーマや演習、課題」を予想し、授業の後にくる苦情や不満のメールも著者は予想できます。
 
でも、著者は”一時的な不満”は、学びの一環だと思っています。
学生が一時的な不満を持つことは、授業をやめる理由にもならないし、「最低の教師」というサインでもありません。
実際、一部の学生が不満を持つのは、「成功の印」なのです。
それこそ、常に学生を満足させ、喜ばせることよりも、もっと重要なことです。
著者が授業のたびに、すべての学生に「自分は正しい」と思ってもらうために、満足してもらおうと一生懸命に取り組んだら、「変化をもたらす講義(変わるための講義)」という著者の目標を違えることになってしまいます。
 
こうした方法に従ったからと言って、
「誰かが自分の能力に疑問を呈したときの痛みが和らぐ」
というわけではありませんし、
「強くていい人だと思われたい」
という、自然に沸き起こる性質を消し去ってくれるわけではありません。
でも、「他の人がどう思うか気にする」ことに対して、今よりもうまく対処することができるようになります。
そして、自分の判断と人の考えが一致しなかったとき、自分の判断を信じる自信をくれます。

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新しい人間関係に目を回しているうちに、 「高い評価を受ける」ということがうっかりすると「目標」になってしまいます。

でも、本当の自分の「やりたいこと」ってそんなことではないですよね。

たとえ、すべての人から認められなくても、オッケーなんですよね。

雑事に忙しくしている「自分が一番大切にしていること」と忘れがちなので、スマホの画面と手帳のすみっこに、ちょっと書き込んでみたいと思います。

 

今週は、年度のスタートでお疲れなのではないでしょうか。

ゆっくり休んでくださいね。

すてきな夢を。

では、また。

 

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生産性を上げるポーズ~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

あなたも『フロー状態』?というものを、ちょっと経験したことがあるかもしれません。

何だかものすごく集中できた瞬間とか、何だか新しいものが生み出せるアイディアが次々浮かんできた時などのことを言うそうですね。

その『フロー状態』を体験した瞬間、あなたはどんな姿勢をしていましたか?

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「創造性」とは、”心の状態”である

著者はボストン大学の学生であった時、その講義でこの

「『フロー状態』になった瞬間を思い出して、それと同じポーズをとる」

という課題を出されました。

悩んだ末に学生たちは、実にそれぞれ違ったポーズをとりました。

ある人は立ち上がり、他の人は、背筋を伸ばして座りました。

部屋を歩き回る人もいました。

何人かは机に突っ伏し、何かを書いているか、手で何かを作っている動作をしている人もいました。

著者は床にうつ伏せする姿勢で、ポートレートを描くときいつもしていたように、肘をついて自分の体を支えました。

 

ポーズをとった意味は、何だったのでしょう?

講師によると、

「創造性とは、ある人が持っていたり、かけていたりする『才能』や『個人的気質』

ではない。

創造性とは、『心の状態』であって、その状態にアクセスするには、助けが必要だ」

ということでした。

創造性が豊かだった時にしていた姿勢を再現することで、その時の記憶が呼び覚まされて”今の創造性”にアクセスする手助けになるのです。

 

「その時(創造性が豊かだった時)にとっていた姿勢を再現することは、創造性の扉を開くための心理的なカギのようなものなのだ」

と、その講師は教えてくれました。

行き詰ったり、”先延ばし癖”に陥ったりしたときはこの姿勢を取り、それからもう一度、同じ仕事に取り組んでみたり、考えを巡らせてみましょう。

 

実際に創造性を発揮できる姿勢をとることで、著者は体で、先生の言っていることが真実だと感じました。

教室の床に横たわるのはワクワクすることではありませんでしたが、すぐに自由で開放的な気分になり、インスピレーションがわいてくる気が確かにしました。

そしてはっきりと、仕事に取り組む準備ができていると感じました。

「定番のポーズ」を決めて、成果を上げる

それから十年以上たっても、この授業は著者の記憶に残っています。

その理由はただ1つ、この方法が「効き目があるから」です。

実用的なことではないにもかかわらず、「床に横になる」という動作は著者にとって、創造性をスタートさせる”定番の方法”になりました。

ブレストする必要があるときや、新しい授業を企画するとき、第一稿の草稿を書くときなど、床をきれいにしてから著者は「創造性のポーズ」をとることから始めます。

ラップトップのパソコンを脇に置いて、「手書き」に戻ります。

画学生だったころと同じようなスケッチブックの、白い大きな紙に、マーカーを使って書くのです。

スライドを作ったり、成績をつけたり、編集作業をするのは机の上でもできるし、ラップトップを使ってもできあmす。

でも、何かクリエイティブなものを生み出す必要があるとき、著者の体は横たわって、伸び伸びしたがるのです。

「何を生み出そうとしているか」で方法は変わる

「やる気がひたすらわいてきて、やるべきことをやり遂げる助けになるという心の状態」、このマインドセット(心の持ち方)さえあれば、生産性を高められる、と考えがちです。

でも本当は、物事を成し遂げるのに必要なマインドセットは、あなたが何を生み出そうとしているのかで、違ってくるのです。

 

「詳細な報告書を作成したり、定量分析の計算をすること」と「詩を書いたり、複雑な問題についてゆっくり考えること」とでは、全く違った心の状態が必要になります。

 

前者は雑念をシャットアウトする「心の状態」が必要になりますが、後者は思いを自由に巡らせる、リラックスした「心の状態」が必要にあんります。

同じように、インスピレーションを掻き立てて会社の理念について夢を大きく膨らませるための「抽象的思考のマインドセット」は、ビジネス計画の基礎をしっかり引き締めなければいけないときには役立ちません。

この時必要なのは、「具体的思考のマインドセット」です。

研究で明らかになった「体と心の関係」

「身体化された認知」の例は、ハーバード大学ビジネススクールのエイミー・カディ准教授による「パワーポーズ」の研究が有名です。

彼女の研究によって、「『頭の上に両腕を伸ばして立つ』『机の上に足をのsて、椅子に寄りかかって座る』といった”体を開くポーズ”をとれば、『無力感』を『自信』にかえることができる」といったことが証明されています。

この自信はプレッシャーを感じているときのパフォーマンスをも、変えることができるのです。

 

ある研究で、カディ准教授とハーバード大学の同僚の研究者たちは、就職に関する面接でも、このポーズの効果を証明することができました。

面接を受ける前の数分間、この体を開くポーズ(いわゆるパワーポーズ)か、あるいはその逆の『おとなしいポーズ(姿勢)』をとるように」と指示を出しました。

すると、パワーポーズをとった被験者は、自分がパワフルになったと感じました。

さらに雇用主からも、「おとなしいポーズをとった人たちよりも有能で、雇う可能性が高い」という評価を受けたのです。

 

ベストなポーズは文化や国によって様々です。

アメリカでは「机の上に足をのせる」のが最も効果的な「パワーポーズ」の一つです。

が、中国、日本、韓国では、「背を伸ばして立つ」「腕をまっすぐにして座る」方法が、より効果的なようです。

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一緒に”自分だけのパワーポーズ”を見つけてみませんか?

ワタシはどうやら、新しいことを考えるときは「部屋を歩きながら」のような気がします。

次に「効率的に仕事をこなす」ポーズも探してみようと思います!

 

関東ではサクラが本当にきれいです。

ゆっくり休んでよい夢を。

では、また。

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人は見た目が9割?成功する服装・スタイル~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

ファッションのことになると、意外にも著者は子供のころから反逆児でした。

小学校3年生のとき、歌手のマドンナに見せようとキラキラ蛍光色の色を着て学校に行き、母親は学校に呼び出されます。

6年生の時には、シマウマ柄のレギンスが「教室では目立ちすぎる」と先生に叱られます。

高校ではシャネル風スーツやハイヒールのことで、呼び出されました。

大学時代は厚底ブーツやビンテージなワンピースなどで出席していました。

 

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しかし、ボストンから北カリフォルニアに移り住んだとき、そのファッションはこの土地にそぐわないと気づきました。

カリフォルニアの女性たちは「大胆な色使い」「遊び心いっぱいのプリント柄」「デザイナーズブランド」ではなく、自然な色柄や素材の服、まるでハイキングにでかけるような恰好でした。

「カジュアル」という基準が、おしゃれのあらゆる面を支配し、女性はノーメイクで、ほとんどアクセサリーをつけず、髪形もミニマルで保守的。

 

著者はこの場所に適応するために、”トーンダウン”させるようになりました。

講師の服装がきちんとしていれば、学生は熱心に学ぶ!

そうしてスタンフォード大学で教え始めて2~3年たったころ、「講師の服装が学生に及ぼす影響」をテーマにした研究に触れる機会がありました。

驚いたことにその研究で、講師の服装がきちんとしていればいるほど、学生たちは熱心に学ぶということがわかりました!

著者は愕然としました。

ほかの研究でも、きちんとした格好で授業をする講師は、「有能で熱心だ」と学生に評価され、学習にも良い影響を与えることがわかりました。

この研究で、目が覚めました。

スタンフォード大学の講師が、ラフな服装で教壇に立つのはとても当たり前のことです。

スーツを着ている人はほとんどいません。

ジーンズにスニーカー姿の講師も珍しくないのです。

 

著者のティーチングメンター(講義にあたり助言・指導してくれる人)で、もっとお尊敬する教員は、学生に最も人気を博していました。

その先生はこの学部でも例外的な存在でした。

彼は、講義の時、いつもスーツジャケットを着ていました。

彼の服装も、講義の人気の一因だったのでしょうか?

 

この研究に出会ったった後、著者は方向変換します。

着るものが学生の学習に良い影響を与えるなら、ジャケットとヒールを身に着けようと思ったのです。

同僚より着飾っているように感じても、気にしない。

さらに、お化粧することも自分に許しました。

全くお化粧をしない人に比べて、少しお化粧をしている人の方が、「より知的で、仕事にも熱心だ」と評価されることが、研究でもわかっています。

そしてまた著者自身、少しお化粧した方が、教壇に立った時に表情が豊かに見えるのです。

 

きちんとした服装をすることは、「学生のために」と試みに始めたことでしたが、結果的には自分への”ギフト”になりました。

素敵な服を着ると、前よりも自信がわいてきました。

「自分がしていることには、重要な意味がる」という感覚が得られました。

1つひとつの講義が、何か特別なイベントのように感じられました。

服装1つで、仕事の成果も変わる

服装は、仕事の成果を変えることもできます。

米ノースウエスタン大学の心理学者たちはこの効果を「装いの認知力」と名付けました。

服装が「自分の役割を果たすための能力」を最大限に引き出す手助けとなることを発見したのです。

 

例えば、注意力が必要とされる仕事をするときは、白衣(医師や科学者の象徴)を身に着けた方が、いい仕事をします。

「自分はこうなりたい」と思う特徴と、服やアクセサリーを結び付けると、実際にその特徴を表現したり、仕事の質を高めるのに一役買ってくれます。

 

著者の場合、きちんとした服と楽しい服を組み合わせてくることで「心理学講師という自分」を表現しやすくなりました。

教育について真剣に考えていると同時に、学びのプロセス(方法)を楽しいものにしたい、と考える自分です。

 

講義を準備するとき、著者は少なくとも1度は、リスクを取るよう心がけています。

例えば、学生を教壇に挙げて、研究を実証することもあります。

時には、心理学的法則を説明するために、人気のテレビ番組のビデオを見せ、学生を驚かせたり、喜ばせたりすることもあります。

講義にあたり洋服を選ぶときや、公の場で講演するとき、この”同じ法則”に従うようにしています。

少なくとも1つのリスクを冒して、自分を楽しませることができないだろうか、と考えるのです。

こうした心構えでいられるよう、ネックレスやブレスレットをいくつも持っています。

「明るいピンクのツイードジャケット」のようなクラッシックなスタイルでありながらも、意外な色合いを持つものを、好んで使うこともあります。

 

始めて東京を訪れた時、原宿と表参道に買い物に行き、とても珍しいデザインの服を買って帰りました。

スタンフォード大学に戻り、最初の講演でそれを着た時、学生の間では著者が着たそのセーターの話題で持ちきりでした!

それは”プレッピーな(名門学校に通学している良家の子女が着るような)”ネイビーのセーターだったのですが、びっくりするような英語が書かれていたのです。

「見た目の心理学」の研究結果

「見た目の心理学」の研究の観点からすると、”スタイル戦略”は、とても有効です。

しかしながら、「自分らしくない服装」が逆効果になることもあります。

たとえば、ある研究では、「実際は手が届かないステータスシンボルを着ること」の影響に着目しています。

その行為は自信を高めず、かえって「自分には不似合いだ」という感情を絶え間なく生み出すことがわかっています。

あなたが着ているもののせいで「自分が偽物」のように感じるならば、仕事の場でも「詐欺師」になったように感じたり。

「他の人に好印象を持ってもらうため」

「目立ちすぎないため」

だけで服装を選ぶのは間違っています。

これは先に述べたように著者も、スタンフォードに来てすぐに、無理にナチュラルな格好に迎合したときに犯した過ちです。

自分のスタイルを隠すことで、自分がここの一員でないような気持になっていました。

 

成功するために服装を考えるなら、他人だけでなく”自分の心に焼き付くように”装いましょう。

逆説的に言えば、自分い自信が持てる服装、自分がしっくり感じる服装を身にまとっていれば、他の人にも好印象を与えられます。

 

ですから、重要なイベントで服装を選ぶ際には、「自信」と「自分らしさ」を最優先に考えることです。

 

その服装を着ていて、気分がいいですか?

社会的に、そして物理的に、服装だけが目立っているということはありませんか?

あなたの感情と熱意にを表すために、必要な動作をとることができますか?

あなたの着ているものは、あなたの個性を適切に表現していますか?

 

著者は、若いころ大好きだったピンク色の髪は仕事に合わなくなりましたが、明るく楽し気なプリント柄やアクセサリーで個性を表現し続けています。

あなたのことをサポートしている人を思い出せるアクセサリーや服を身に着けていますか?

 

著者は、大好きなネックレスがあります。

妹がくれたもので「思いやり(compassion)」のシンボルが刻まれています。

そのネックレスをつけていると、家族とつながっている実感を持てると同時に、自分の価値ともつながっていると、感じることができます。

 

著者は、このレッスンがファッションを楽しむきっかけになってくれたらうれしい、と書いています。

わたしたちは「目立たないためだけに装う」ことが多すぎます。

あなたが自分らしい服装をすれば、「自分がすべきことに関心を払い、それをやり遂げる自信を持っている」と、周囲に示すことになるのです。

成功する服装・スタイルのルール まとめ

ルール①

服装は「仕事の質を変える」と知ること

 

具体的な行動

→「服装は自分の気持ちだけでなく、仕事の成果も変えられる」と知る

→「自分はこうなりたい」と思う特徴と、服装を結び付ける

→「仕事に対するコミットメント」「専門性」を象徴する服を身に着ける

 

ルール②

成功する服選びは、「自分らしさ」を最優先すること

 

具体的な行動

→選んだ服を着ていて、「気分がいいか」チェックする

→選んだ服が、自分の個性を表現しているか、チェックする

 

ルール③

服装を選ぶとき、「1つだけ」チャレンジしてみること

 

具体的な行動

→「きちんとした服」と、「(自分が)楽しい服」を組み合わせる

→「対照的な装い」を取り入れる

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今週は、疲れることも多いかもしれません。

あなた自身をよくリラックスさせてあげてくださいね。

 

では、また。

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「完璧にやらない」という秘訣~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

「どうやってすべてをこなしているの?」

と、著者はよく聞かれます。

「すべて」というのは、スタンフォード大学での心理学の講義や本の執筆、リサーチ、世界じゅうでの公演、さらには趣味で教えているヨガとダンス、といった様々な活動のことです。

 

著者は自分自身を「生産性の模範になる人物」だと思っていません。

自分自身のやりたいことのリストを見ると、圧倒されています。

やることが多すぎるのです。

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時間管理術について

やりたいことが多すぎる著者。

どうしたらすべてを終わらせられるのでしょうか。

著者の事務所を見ると、そこは整理整頓された状態とはほど遠く、ゴチャゴチャしているそうです。

時間管理術について書いていると、自分がペテン師になったように感じることもあるそうです。

効率を上げるための助言をするにしては、ネットショッピングに時間をかけすぎて、時間を無駄にしすぎてはいないか、と。

「完璧にやらない」ことが、すべてをこなす秘訣

一方で、「TODOリスト」や散らかった机を見ると、恵まれているな、とも感じるそうです。

スーパーマンではなく、普通の人間でありながら、やりたいことは「すべて」できるのですから。

何とかこなすそうです。

そして、ほとんどの場合、楽しんでいます。

・・・うらやましい!

 

一番のポイントは完璧にやらなくていいことです。

それこそが、著者が「すべてをこなす」ことに成功している本当の秘訣です。

生産性を挙げる一番のコツは、計画的になったり、時間管理をすることではないのです。

何かをやり遂げるために、「こうあらねばならない」といった杓子定規なやり方ではなく、自分らしく仕事をすることを許してあげるのです。

著者は、物事をやり遂げるうえで邪魔になる「自分の癖」を受け入れ、その癖を利用する方法を学びました。

 

例えば著者は夜型人間なので、「朝に大事な仕事をこなそうとする」ことをやめる必要がありました。

朝の時間を上手に使うことで、1日がうまくパターンができました。

朝は、運動や瞑想でリラックスしたり、雑用を済ませることに費やします。

夜型で夕方以降に高い集中力とエネルギーが発揮されることがわかり、1日の遅い時間に仕事を始めても構わないということも学びました。

 

「仕事を受けすぎる」という自分の性格も、受け入れています。

「仕事を受けすぎることは悪いことではない」と。

今までのキャリアの中で何度か、仕事を減らし、人生をシンプルにしようとしたことがありました。

主だった仕事を1つ減らし、授業回数、出張の回数を減らしたり、集中したり。

仕事を減らしてストレスを少なくすれば、自分は幸せになれると信じていたのです。

仕事を減らそうとするたび、スケジュールが開いている時間帯に予定を入れたがっている自分がいました。

新しいクラスやプロジェクトはもちろん、家のリフォームができればと夢想していました。

著者にとっての空き時間は「クリエイティブな発想で埋め尽くさないと気が済まない」ものだと悟るようになりました。

「空き時間があればバランスのとれた日々を送れる」とふつうは考えるものですが、著者は逆だったのです。

人間は「忙しい」方が、幸せを感じる?

仕事量を減らせば、しあw背になるというのは、よくある誤解です。

シカゴ大学と中国の上海交通大学の研究によると、たとえ本人が望む以上に強制的に忙しくさせられていたとしても、人間は忙しいほうが幸せに感じるそうです。

多くの人は、忙しくないほうが幸せだと信じていますが、真実はその逆なのです。

 

やることが多いのに避ける時間がなく、文句を言いたくなった時は、著者はこの事実を思い出すようにしています。

自分の人生で最も忙しかったいくつかの出来事・・・論文を仕上げるとき、本を執筆しているとき、そして結婚したとき。

その忙しかった時期に、信じられないくらいの成長を遂げたことを、自分に言い聞かせています。

「忙しさ」は、ポジティブなストレスとなり得るのです。

 

趣味というものも、エネルギーをモチベーション(動機付け・意欲・やる気)の源です。

単なる気晴らしではありません。

例えば著者は今、本を書きあげるために必死で働いています。

それにはものすごい集中力と鍛錬を必要としています。

そんな忙しい時なのに、「インドアサイクリング」のインストラクターの資格を取るために先週、1日休みを取りました。

今後、インドアサイクリングのクラスを受け持って教える時間が、果たして著者にあるでしょうか。

いいえ、ありません。

では、なぜそんなことをするのか。

忙しい時だからこそ、自分の可能性を広げることで、前向きに、情熱的になれるのです。

別の言い方をすれば、多くのことをすることで著者は、刺激され、多くのことを成し遂げられるのです。

「先延ばし」が効率を上げる?

また、あなたに「やらなけれなならないことを先延ばしにする癖」があるなら、それを受け入れ、活用することができます。

時間管理術を学ぶときは通常、「やるべきことは、いったん放っておきましょう」と言われることはないでしょう。

ですが、著者の場合、先延ばしすることで最高の仕事ができています。

著者はこれを「生産的先延ばし」と呼んでいます。

 

この「生産的先延ばし」については、スタンフォード大学哲学科名誉教授ジョン・ペリー氏から教わりました。

彼は「TODOリスト」の中に負担に感じる難題が1つあると、他の「やらなければならないこと」が輝いて見えることを発見しました。

最も気がかりに感じていること以外のタスク(作業)を「休憩(ブレーク)」と位置づけ、やるべきことを終わらせる”絶好のモチベーション”と考えればいいのです。

 

ストレスを感じがちな著者にとって、この考え方はとても参考になりました。

この考え方がなければ、やるべきことを先延ばししているという不安が著者を支配していたかもしれません。

「生産的先延ばし」は、億劫な気持ちを力に変えてくれました。

現行の章の構成に迷うと、講義内容を考えるのがご褒美に感じられます。

講演するのが不安になったときは、ダンスの新しい振り付けを考えるのが、至福の時間になります。

この原稿を書く過程でも、「生産的先延ばし」を活用しました。

執筆にとりかかろうかと考え始めた時、それをする代わりに、心理学講義で使う教材を作り終え、2つの講演のための飛行機を予約し、本の最初の章を考えました。

この原稿を書き終える今は、明日の出張の荷造りを先延ばししています。

 

以前は「生産的先延ばし」に罪悪感を感じていました。

本当に成功する人は物事を先延ばしにしたり、時間を無駄にはしないと信じていたからです。

成功する人は合理的で、きちんと練られた計画に従って淡々とことを終わらせるのだと。

そうした働き方をしている人もいるかもしれませんが、著者の性には会いません。

先延ばしが、著者の効率を上げるのです。

その時まさに取り組まなければならないことを先延ばししている最中に、最高のアイデアが出たり、素晴らしいプロジェクトが浮かんだりします。

 

「生産的先延ばし」は、仕事のプロセルの重要な要素だと信じることを学びました。

「生産的先延ばし」が著者に会うのは、「やるべきこと」が「やりたいこと」に代わるからです。

”生産的”に先延ばしすれば、「不安な気持ち」を取り除こう、鎮めよう、と格闘するよりも、よっぽど時間を無駄にしません。

 

この方法が、すべての人に有効だとは思わない、と著者は言います。

この方法は、著者個人の特徴・癖を生かしてくれるからこそ、効果があります。

 

実は著者は時間の管理より、性格の管理をしています。

紹介したいくつかの方法を試そうという気になった方もいれば、とんでもなく悲惨な方法だと考える方もいるでしょう。

このレッスンで一番伝えたいことは、「あなた自身がどう働き、何がモチベーションになるのか」を知る、つまり自分を知るということです。

自分を知る方法に正解はないのです。

 

まずは、自分自身が時間と労力をどう管理しているか、把握してください。

「うまくいくべき」と思う手法を試すのではなく、「どうしたら本当にうまくいくか」を見つけることに集中してください。

あなたに合わない”生産性向上モデル”を自分に押し付けていないか、自分を見つめてください。

 

例えば著者は、もともときっちりした性格ではありません。

書類の山やごちゃごちゃした机は、逆に著者をやる気にさせてくれます。

だからオフィスをきれいに保つことや、ファイル整理をする時間をとることをやめました。

でも、もしあなたが「整理整頓された環境だと、やる気が出る」ならば、どうでしょうか。

整頓がモチベーションを高めることでしょう。

 

著者は仕事とプライベートの境界線をはっきり引かないのが好きな人間です。

仕事上のプロジェクトのためにプライベートの時間を費やしても、かまいません。

しかし、あなたは仕事とプライベートの線引きをしたいと考える人かもしれません。

あなたがそうならば、その日に成し遂げたことと明日すべきことを考える「今日はこれで終わり」という儀式を行うと、プライベートに仕事を持ち込まずに済むかもしれません。

 

私たちは、皆それぞれ違います。

あなたのスタイルに合ったやり方をいろいろ試して見つけてください。

手に負えないほど忙しいスケジュールであったとしても、自分の仕事のスタイルや癖を見極める機会をつくってください。

「その日のTODOリストをすべて完璧にこなしたかどうか」で自分を評価するのではなく、「TODOリストが自分の人生を反映しているか」「自分が貢献したいことを反映したTODOリストかどうか」で評価してみてください。

時間管理のルール まとめ

ルール①

なんでも完璧にやろうとしない

 

具体的な行動

→「何かをやり遂げるためにはこうあらねばならない」という杓子定規なやり方を見直す

→何かをするときに計画に縛られ、追われるようにやる必要はない

→整理整頓されていなくても、よしとする

 

ルール②

時間管理をするのではなく、自分の性格や癖を管理する

 

具体的な行動

→自分自身が時間と労力をどう管理しているのか把握する

→働くうえで何がモチベーションになっているか把握する

→自分らしく仕事をすることを、自分に許す

→「自分の仕事のスタイル」を見極める

→「仕事を受けすぎる」なら、その性格を肯定する

→TODOリストが自分の生き方を反映しているか、振り返ってみる

 

ルール③

「生産的先延ばし」を実行すること

・・・最も気がかりに感じていること以外を、仕事の「休憩(ブレーク)」と位置づけ、やるべきことを終わらせる”絶好のモチベーション”と考える。

 

具体的な行動

→最も重要と思う仕事を後回しにして、他の仕事を済ませる

→「成功する人が、寝られた計画に従ってことを終わらせる人ばかりでない」と知る

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つい、「片づけなくっちゃ!」とか、「やらなければならないことを、まず頑張らなくちゃ!」と自分にプレッシャーをかけ、それと戦いながらぐったりしつつ仕事をしてしまいます。

疲れ果て、本来の意味を見失ったり・・・。

その「TODOリスト」を味方につけることもできるんですね。

 

今日も、お疲れさまでした。

4月は気ぜわし季節。

ゆっくりする時間もとって、あなたを大切にしてくださいね。

では、また。

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