ある男性が言いました
「彼女より給料が安い自分が嫌なので、転職して年収が彼女より多くなったら、プロポーズするつもりです」
不景気なこの時代、よい転職をしていくのは容易ではありません。
しかし彼は何社も不採用になりながらも、ついに狙っていた企業に転職。
するとまた彼は言いました。
「この年齢で平社員と言うのは、ちょっ格好がつかないんですよね。
管理職になってから、堂々とプロポーズしたいんです」
転職後2年というスピードで、彼は管理職になれました。
これでやっとプロポーズできるのかな?と思ったら、彼は
「貯金がもう少しで1000蔓延になるので、それをきっかけにします」。
この時点で彼女はあきれてしまい、本当に自分との結婚を真剣に考えているのかと彼との交際を白紙に戻しました。
結局、ふたりは結婚しませんでした。
お互いが真剣に相手を思い、大事に愛を育ててきたはずなのに、彼の完璧主義が邪魔をして、結婚のタイミングを逃してしまったのです。
今の時代、一人の人と結婚のタイミングを逃すことは、大きな痛手ではないでしょうか。
著者も同じようなことがありました。
習い事の作品展示会が2か月後に控えていました。
プロを目指す敷居の高いものではなく、初心者も、ベテランも、みんなで作品をわいわい眺めて品評しあうアットホームなもの。
1年くらいの経験の著者にも、エントリーの資格がありました。
著者は、展示会出品のため、いつもよりいっそうおけいこに励みました。
ところが、何度作り直しても、納得できるものができません。
なんとか締め切り前日までに作品を仕上げましたが、細部が気に入らず遅くまで残って手直ししていたら、なんと、作品がぐちゃっと崩れて全部壊れてしまったのです。
結局、締め切りに間に合わず、著者は出品を断念しました。
私たちは、
「万全にしてから実行したい」
「レベルの低いものを見せるのは、恥ずかしい」
「ここまでやらなければ」
そう自分自身でハードルを上げてしまいがち。
それが結局、タイミングを逃すことになってしまうこともあります。
俯瞰して考えてみましょう。
誰も初心者の作品に完璧なものなど求めていませんよね。
大事なことは、「出品する」こと。
たとえ「そこそこの作品」でもいいから早めに仕上げて著者はエントリーすべきでした。
物事は、60点ぐらいがちょうどいい。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
とはよく言いますが、何事もほどほどって大事です。
やりすぎることはやり足りないことと同じなのです。
やりすぎは害になります。
いろいろなことが、ものすごいスピードで進化していくこの時代。
「いつか〇〇な自分になったら、~しよう」
と言う考えは、おすすめできないと著者は言います。
「ちょっと、足りないかな?」
と思うくらいの60点ぐらいで実行してしまった方が、物事は上手くいくことが多いのです。
もし時間があったら、60点を70点、80点といずれブラッシュアップしていけばいいと考えて、最初から完璧を目指さない!
そうした習慣を持つことも、自分を好きになっていくためにはとても大切です。
最近この「60点主義」にチャレンジしているのですが、こうすると結局体力や気力に余裕がとてもできることに気づきました。
実は私たちの「60点」は、他の人にとっては「十分OKなもの」だったりします。
「100点」は求められていないことが95%くらいだな、と思いました。
残りの5%は、ごく几帳面な完璧主義の上司などの場合です。
でも、そういうタイプの人の期待に応えることは、本当の意味では得策じゃないですよね!
次もまた、同じレベルを期待されるだけ。
まt、60点で「次のことにチャレンジ」をしていくことは、チャンスをつかむうえでとても大事ですよね~?
「幸運の女神は前髪しかない。咄嗟に掴まないと、すぐにいなくなってしまう」
なんて、言いますけどその通り。
ワタシは先日大好きなアーティストのコンサートチケットが当日夕方にオークションで安く出回ったのを見つけました。
でも、「母親として、きちんと夕飯を作らなければ」(仕事ではしょっちゅう総菜を使う癖に)と思ってしまい、チャンスを逃しました・・・・・・・・。
もう、しばらく東京公演はないのに!
昨日紹介した「1日1回大笑いする」を意識して実践したところ、やっぱり気分が1日上向くことが分かりました。
正直はじめは、あんまり沸点を低くしすぎるとカフェや電車などの声が大きめな集団オバサンっぽいかな?とも思いました。
でも、ムッツリした職場のベテランたちの雰囲気は、・・・怖い!ホラーです。
そんな人がいると、職場も家庭もが暗くなりそうですよね~~。
それより、年齢を重ねた人たちが何となくご機嫌でハッピーなオーラを纏っている方が、世の中にはいいかも?と思うことにしました。
TPOをちょっぴり考えながら、笑ってみることにしました。
明日もあなたに、たくくさんの幸運がやってきますように。
せめて夜くらいは、ゆっくり休んでくださいね。
では、また。