子どものころからネガティブ感情に溺れることが多かったワタシなので、独り言があまりに後ろ向きで、一緒にいる人に驚かれることが度々ありました。
自分では、まったく無自覚でしたが。
こんばんは、ラブです。
普通に朝ご飯を作りながら、昨日失敗をまざまざと思い出し
「あたしなんか、早く死んじゃえばいいのに」
とつぶやくことは日常茶飯事でした。
聞いている家族がいちいちびっくりするので、どうやら何かおかしいらしい?と気づき、自己啓発本やメンタルトレーニングで少しずつ改善させました。
でも、疲れたりうまくいかなかった日って、そんな口ぐせがでませんか?
この手の口ぐせって、言うと何だか疲れがでますよね・・・。
気持ちを切り替えるのにもってこいのこの季節、今年は口ぐせを味方にする習慣をさらに強固にガッチリつけてみませんか?
口癖一つで人生が変わる
無意識の習慣が行動を決定している
私たちの現在の姿は、過去の習慣の産物です。
一度見についた「くせ」は、その人の特徴となり人格の一部となります。
数ある習慣の中でも最も自覚しにくく、最も強く人生に影響を及ぼすのが、思考習慣、いわば考え方の癖です。
この考え方の癖が人生を左右します。
なぜなら「人間の身体には、自らの夢を実現させる仕組みが本来的に備わっていて、それを上手に活用できるかどうかで人生の人生の質が大きく左右される」という法則があるから。
いい考えを脳にインプットすることの重要性はまさにここにあります。
言葉が作り出す違いは歴然
人間はどうやら幸福グループと不幸グループにわけられるようです。
そしてその違いは「心的態度の相違」と著者は指摘します。
同じ給料をもらう二人が、どう考えて生きるかによって生き方が違ってきます。
この二人の違いは、必ず日常的に使う言葉や口ぐせの違いになって表されます。
普段使っている言葉と意識内容は、相関関係にあり、いつも連動しているのです。
身近な人を観察して分かるように、肯定的な言葉は肯定的な意識を、否定的な言葉はそうした意識を形成しています。
言葉が考えをつくり、人生までも支配する
思考習慣はあなたの行動を決定しますが、そのまえにそれらと表裏一体をなす言語の習慣、「口ぐせ」の影響力は大きくあります。
「ああ疲れた」「運がない」「いつか恋人にふられる」
などと口にしてばかりいると心が病んで、ストレスが表情に出ます。
大事なことは、
「今日も一日よくがんばった」
「楽しいこと、嬉しいことがたくさんあった」
「恋も仕事も順調だ」
と肯定的な言葉で脳に栄養を与えること。
現実と食い違っても問題ありません。
「楽しかった」と言葉にするだけで、それを読み取った自律神経系がイキイキと働き、心身ともに快調にしてくれます。
意識的に肯定的な言葉を選び、いい口ぐせを習慣化することで、こうありたいと望む自分の姿が現実のものとなっていくのです。
自律神経系は現実と想像の区別がつかない
脳の一番外側にあるのが大脳新皮質です。
これは生物の中で人間だけが持ち、発達させた「新しい脳」で、思考・判断・記憶を司っています。
「原始的な古い脳」を司っているのは、自律神経系で、中枢は脳の大脳辺縁系というところにあります。
何を食べたか、本人が忘れていても、これによって体がきちんと処理してくれます。
新旧ふたつの脳を結びつけるのは、新しい脳による想像の力です。
新しい脳が抱いた想像イメージは、古い脳である自律神経系に働きかけ、体内の生化学反応系に影響を及ぼします。
つまり、人間はだれしも、たとえ想像上のことであっても、現実のことと同じように体が反応してしまうのです。
人生を変える言葉の使い方
何気ない口ぐせを点検する
お風呂などのリラックスタイムにちょっと振り返ると良いそうです。
・「おはよう」「ありがとう」の回数
・相手によってさまざまな言葉を使うけれど、そこに共通するあなただけの言葉の特徴
・好きな相手に使う言葉
・カッとなったときに出る言葉
肯定語が多いほど望ましいので、増やしていきましょう。
「お金が足りないから参加できない」を「今、持ち合わせが足りないから、また別の機会に。」と言い換えて否定しないのもテクニックです。
ただでさえ私たち日本人は謙遜語をつかってへりくだる表現の習慣があります。
行き過ぎると、否定語のシャワーを浴びていることになるので、意識して良い言葉を選択していく必要があります。
気分を高揚させる言葉
「すごいぞ」「よしっ」といった言葉は、瞬時に心と体を動かします。
「私はとても愛されている」「大事に思われている」という思いを言葉にするのも、大脳の側坐核というところに伝わり、「やる気の脳」を大いに刺激します。
やる気とは、大脳の膨大なシステムを利用して、前に進もうとする気分の事。
「やる気の脳」は、「欲の脳」「表情・態度の脳」「記憶・学習・言語の脳」「好き嫌いの脳」など、すべての脳内組織と密接につながっています。
それらすべてに命令を与えて動かす重要な部分ですが、「快感の神経」とも言われるA10神経によって駆動されます。
つまり、やる気と快感は互いに結びつき、相乗効果を生み出しながら、脳全体の連係プレーをコントロールして目標を達成していこうとするのです。
あなたらしい「快」の言葉をどんどん見つけ、自分に語り掛けてください。その思いを人にも伝えてください。やる気と快感がますます増大していくこと間違いありません。
(例えば)「大助かり」「上出来」「大喜び」「おおらか」「大笑い」「やさしい」「温和」「慈悲深い」「むつまじい」「順調」「心づくし」「安らか」・・など
どんな場合にも第一声は「これでよかった」
危機に直面した時に口にした言葉は、逆境を乗り越えられるかどうかを左右します。
否定的は言葉を発すると、脳はその意向に沿って「できない理由」を山ほど探します。
「これでよかった」と口にすると、その言葉をきっかけとしてパニックや不安を収めることができます。
落ち込んだ時は元気のない人を励ます
自分の言葉で元気を作り出し、その元気を人にも受け取ってもらうことで、より自分が元気になれます。
スポーツ競技の応援団は、強い連帯感をもって選手たちに声援を送り、応援団の自分自身もハイになれて楽しめるものです。
スポーツ選手が実践しているイメージトレーニングでも、「できる自分を強くくっきりと頭に思い描き」、「自分は出来る」と固く信じ、想像イメージと現実の自分の動きがぴったりと重なるよう目指します。
これこそ想像体験による目的達成です。
「ほめ言葉のご利益」として、女性はほめられた人よりほめた人の方が美しくきれいになるという不思議な現象があるそうです。ほめ言葉は自分に返ってくるのですね。
楽天思考のススメ
楽観的か悲観的かでこんなに違う
同じ30歳の二人の女性。
「ああ、もう30歳よ。人生終わったわ。」というA子さんと
「何言ってるの。まだ30じゃない。」というB子さん。
40歳になったとき、二人はどう変わっているでしょうか。
人生に雲泥の差が出ているのは間違いありません。
「もう」の口ぐせを「まだ」に書き換えることは、人生を左右します。
快感ホルモンが脳内に分泌され、免疫力を上げて老化を防いでくれるのです。
どんな出来事も良い方に解釈する
人間は危機回避本能から、物事を悪い方へと考える習慣を持っているところがあります。
だから放っておくと、7割から8割は「悪い想像」をし、それが自律神経系に働きかけて実現してしまうのです。
そこで、次の「究極のプラス思考」を頭に叩き込み、悲観的な思考に陥りそうになったら思い出すのも方法です。
法則1 自分に起きることは、いかなることも自分にプラスになる
法則2 自分に起きることは、いかなることでも自分で解決できることである
(自分に解決できないことは、自分には起きてこない)
法則3 自分に起きた問題の解決策は、途方もない方向からやってくる
(だから、今お手上げ状態でも決してめげてはならない)
心配・不安は「実在しないもの」への恐怖
子どものころ、お化けが怖かったのと同じで、誰でも経験する恐怖感が「心配事」です。
想像の産物にすぎないのに、食欲や体調に影響したり。
心配事の80%は、実際に起きないと言われています。
残りの20%は、その事柄のために準備すれば、事前に芽を摘むことができること。
人がする心配事のうち本当に心配に値するのは、4%に過ぎないそうです。
だから、年中「心配だ」「どうしよう」「不安だ」と言っていると、現実化する確率を高めてしまうだけなのです。
起こるか起こらないかわからないことは「好ましいことなら起こる」「困ることなら起こらない」と思う。
頭においても使う言葉に落ちても、こう決めてしまうことです。
積極思考の落とし穴
「めげるな」「負けるな」の積極思考は、行き過ぎると必ず心理的代償を伴い、身体に大きな影響を与える可能性があります。
アメリカで医師国家試験を受ける学生を対象とした臨床実験で、彼らの血中の「インターロイキン2」という抵抗力、特にがんに対する抵抗力を持つホルモン物質が著しく下がっていることが確認されました。
強度のストレスや不安、心配といった心理状態にある人間は、病気にかかりやすいと言われています。
免疫力は年齢とともに低下していきます。
となれば、中高年になってからは、インターロイキン2を減少させるような心的状況あ避けた方がいいということになります。
若い時の適度のストレスは、ストレス耐性を高めるのでいい面もありますが、中高年になってからのストレス負荷はできるだけ軽くしておく必要があるのです。
成功者には短命な人がいるのは有名なことです。
しかし成功者で長生きする人も多くいます。その人たちの共通点は、積極思考であると同時に楽天思考だということです。
リラックスした時、最高の実力が出る
練習の時はうまくいったことが、本番ではうまくいかないこと、よくありますね。
緊張は目的達成のための体の仕組みに大きな影響を与えます。
リラックスは大切です。
悲観思考は不安や心配をかきたてますから、リラックスしにくい。
この点、楽天思考の方がリラックス状態に持ち込みやすい。
持てる実力を最大限に発揮しやすいから、失敗をより少なくできるのです。
一人ぼっちでも孤独でない生き方
過去の出来事のとらえ方で、人生観は大きく変わってしまいます。
ひとつは過去の人生をいつも「後悔」している人たち。
「あのとき、こうしておけば・・・」という思いを常に抱えて今を生きている。
「あんな人と結婚しなければ」「あんな会社入らなければ」と。
挙句に「自分にはもう将来がない」とだんだん自己嫌悪に陥ってしまう悲観思考の典型です。
後悔に対してもう一つのタイプは「回想」する人たちです。
同じ過去であっても、肯定的イメージで思い出すことで、まったく異なります。
これまで体験してきた素晴らしい出来事、自分の人生にとって歴史的で、記念すべきこと、さらに遭遇した感動的シーンを思い起こすことです。
過去を回想する人は、現在に満足し、未来に希望を持っています。
楽天的人生が待ち受けているのは、回想派です。
とにかく実践あるのみ
長い文章を お付き合いいただき、ありがとうございます!
思い当たる場所が多すぎてカットできませんでした。
今年、この楽天思考を手に入れるべく、過去を「回想」することから始めてみようか思います。
今日も一日、おつかれさまでした。
関東でも少し冬らしい気温になってきました。
温かいものがたまらない季節ですね!
すてきな夢を。
では、また。