人生を100点満点で考えると、完璧主義に陥りがちです。
実は人生は、100点満点ではなく、78点満点です。
「78:22の法則」
これは、宇宙は「78:22」の割合で成り立っているというものです。
地球上は、海が78%、陸地が22%。
空気中の窒素は78%、酸素などの窒素以外が22%。
人間の体は水が78%、それ以外が22%。
会社の売り上げも、上位22%の人が全体の78%の売り上げを上げていると言われています。
この法則に照らし合わせて考えれば、満点は78点ということになります。
地球上で78%以上が海でも困りますし、窒素が78%以上でも困ります。
人生のルールも100点満点ではなく、78点満点で考えれば、楽に生きることができるのです。
自分自身は78点分の努力をして、22点分はほかの人に任せる。
78点までは取るように努力するが、22点はいずれの改善点として残す。
「100点満点で、100点を取らなければならない」
と思って生きるよりも、
「78点満点なのだから、どれだけ頑張っても78点だぞ」
と思って生きた方が、落ち込む回数も減ります。
もし、100点満点が取れるとしたら、それは問題が簡単すぎるということ。
小学生の問題であれば満点をとれますが、社会に出て満点が取れるような簡単な問題はめったにありません。
常に78点しか取れないレベルの問題に挑戦しているというのが、社会人としての正しいあり方です。
65点主義で行こう!
78点満点で、合格ラインは何点でしょうか?
毎日の合格ラインは65点です。
65点をクリアしたら、その日はいい1日だったと、自分をほめるクセを付けます。
100の仕事が目の前にあって、今日中に100のすべてをこなさなければならないと思うと完璧主義になります。
がんばったとしても78で終わらせて、残りの22は明日に残しておきます。
合格ラインは65、満点を78にしていくと、長続きします。
もし、100の仕事を1日でやりきったら、翌日に疲れがどっと出てしまい、
「昨日アレだけやったんだからいいや」
と逆にパフォーマンスが落ちてしまう可能性があります。
短距離ランナーではなく、長距離ランナーを目指して生きることが大切です。
毎日がんばりすぎてしまうと、必ずどこかで反動が出ます。
「運動する時間を見つけられないものは、病気になる時間を見つけるだろう」
という格言があります。
常に余力を持つことの方が、毎日健康的に生きることができます。
今日がんばったから100点、よくいつは疲れて何もしなかったから0点、次の日はがんばったから100点、その次の日は疲れて何もせずに0点という人と、65点で4日間仕事をした人であれば、4日後の総得点は、前者は200点、後者は260点です。
しかも、後者の方が、仕事以外のこともできるので、人生をエンジョイすることもできます。
65点主義で、がんばったとしても78点で止めておく。
こうしたことで、落ち込み癖が減り、最終的なパフォーマンスも上がるのです。
100点満点を目指してしまいがちな自分を、反省。
周りの人にも、「力を抜け!!」と常々指摘されているんで、「78:22」を今年の最後の習慣づけに持っていくことにしました。
空気が澄んで、ちょっとした商店街のイルミネーションだってなかなか素敵に見える季節。
眺めているだけで「一人デート」な気分になりました。
誰か隣にいてほしい人を妄想して、一緒にイルミネーションを見ているというシチュエーションを脳内で楽しむのも可能なのが、今ですね!
だってすぐ暗くなるし、マスクやストール、マフラーや襟元で顔を隠せますもん。
今日もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。