猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「あとまわし」の習慣を何とかする方法~『発達障害の僕が「食える人」になったすごい仕事術』借金玉

今日は、「手を付けられない」を5秒で解決する「儀式」です。

 

実は、発達障害系のなにがしかを持つ人の中には、「あとまわし」にする癖がある人が多くいます。

この習慣があることで我々は、小さいころから親や教師から「怠けもの」の烙印を押されて生きてきたりしています。

しかし、これはそうした障害系のなにがしのなかに、はっきり含まれるものであり、決して「怠けている」わけではないのです。

脳が「あとまわし」にしてしまう回路を持っているだけ。

 

でも、根性論で何とかならないんです。脳の問題なので。

だから、私たちを変えるのではなく、環境を変えましょう。

もう、自分を「あとまわし」問題で、あなた自身を責めるのはおしまいです。

f:id:understandLove:20180908132256j:plain

たとえば、プロジェクト単位の仕事や資格試験の勉強で、数か月~1年で終わらせるべきタスク・・・。

鬼門ですよね。

これが完璧にできれば、人生大体うまくいく!ってくらいの難易度です。

始めは「よっしゃ、やるぞ!」とやる気一杯なのに、期間の3~4割をドブに捨てます。

焦燥感が発生し、ますますイヤになってくる一方、それが気がかりで日常生活にも支障をきたしてきます。

「やらなきゃ、でもまだ時間があるし・・・やらなきゃ」。

そして、残りが半分から3割を切ったとき、おもむろに「やるぞぁぁぁ!」となって、いい方のシナリオでは、過集中がガンガン発生し、細かいことはよくわからないけど、成果は出た、という感じになります。

悪い方は、言うまでもありません。

結局「何かわからないけど、何とかなった」みたいになり、再現性は基本的に無いので、いつもそうなるとは限らない。

しかも、あの「何とかなった!」は常習性があるので、確実に「癖になる」のです。

何が何でも手を付けるために

私たちの人生で「何かやる気がどうしても出なかった」というアレがなければ、たいていうまくいくのではないでしょうか?

長期的にモチベーションを維持し、一定の作業効率を維持するのは、それだけ私たちには難しいことで、実際問題これが100%できる人は、そうそういないでしょう。

 

しかし、少しずつでもこれに対応する方法があります。

まず第一に「とりあえず手をつける」がとても重要な概念です。

 

たとえば長期の休養期間(という名のだらつきタイム)をはさみ、作業効率が再度低下し、予定も大崩れ、これは本当に良くあることです。

モチベーションが低下したら、邪魔者が山ほどいます。

机の上は片付いていないし、メールは返していないし、洗濯物もたまっています。

それに触ったら、おしまいです。

モチベーションをもう一度上げるための著者お勧めの「5秒でできる儀式」があります。

机の上のものをざばーっと一気にスライドさせて落下させ、作業スペースだけは確保してしまう(!!)やり方です。

これは「やってやった!」という爽快感がすさまじいそうです。

 

「ハマ」る状況をつくり出す

長期タスクをやり遂げる第2のポイントは、「ハマる状態をつくり出す」ことです。

長期タスクは序盤が本当に苦しいのです。

進捗も達成感もないからです。

それを著者は「千里の半ば」と呼んでいます。

 

とにかく、この千里の半ばまで到達することが一番大事です。

逆に、半ばまで来ていれば「今さら後には引けないんだ。お金も時間も費やしているんだし・・・」という心理になっています。

この心理を利用し、意図的に「ハマる」をつくり出すことができます。

 

パチンコならその強いモチベーションは、「取り返したい」というときに置きます。

3000円負けているくらいなら、何でもないけれど、3万円まけている状態なら「損失を取り戻したい」心理が強くなります。

元来衝動性が強く、依存に陥りやすい著者。

現在はギャンブルをやらなくなりましたが、こうした「悪しき習性」を良い方向に利用することが可能になったことに気づいたのです。

 

具体的なメソッドに落とし込むには、簡単です。

パチンコは500円ずつの投資が積み重なって、後に引けない金額になります。

そこで同様に、毎日、あるいは毎週少しずつのコストの投下を繰り返していくのです。

これは、金銭的コストと労力的コストの両方を含みます。

というよりは、この2つを組み合わせることで効果的に強化できます。

たとえば参考書を買いそろえるなら、一時にすべてを購入するのではなく、1冊ずつそろえていく。

また、学習も思い立って1日丸ごと勉強するのではなく、1日30分だけやる。

ほとんどそれが無為に終わっても、繰り返すことが重要です。

f:id:understandLove:20180908135143j:plain

依存症・・・になりやすい自分を死ぬほど自覚しております。

カフェイン、甘いもの、スマホ、マンガ、仕事・・・。

スマホの漫画レンタルに10万単位でぶちこんでおります。

時間もすごく使っているし・・・。

友達に誘われてついていったパチンコ屋で500円だけ打ったときに、「これはクるやつだ!人生を狂わせるくらいの依存症になる自信がある!」と感じて2度と近づかないことを誓ったこともありました。

 

依存しやすい体質ならば、それを逆手に取るのは、とても強力な自分の助っ人になってくれそうです。

今抱えているプロジェクトも、びっくりするくらいやる気を失っているので、月曜から早速手を付けたいと思います。

 

学生の時に、中間・期末テスト対策で「1か月前から、1日少しずつ勉強していく」という手の目標を立て、達成が1回もありませんでした。

「なんでこんなに自分は怠け者なんだろう・・・」と毎回自己嫌悪するのですが、どうにもなりませんでした。

(そして、そのツケは受験の時に返す羽目になりました)

 

「仕事を始めるときは、机の上をがーっと片づけてしまう」「コストや時間を投下して”もったいない”を引き出す」ことをやってみようと思います。

一緒にがんばりましょう!

 

今日は、少しは休めましたか?

ゆっくり休んでください。

あなたが見たい夢が見られますように。

月曜日から、楽しい毎日になりますように。

では、また。

f:id:understandLove:20180902192541j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クリーンスペース」で頭の混乱を消す方法~『発達障害の僕が「食える人」になったすごい仕事術』借金玉

 人生をギリギリでやっていけるようになった発達障害を持つ著者。

「普通のことを普通にやるための方法」として、本著を書いています。

 

ワタシもそうなのですが、自分自身の「メモリが小さい」と小さいころからいつも感じてきました。

専門用語でも「ワーキングメモリ」と呼ばれるもの。

「ちょっと覚えておく」というのが、人よりも苦手なタイプです。

他人には、そこのところを理解してもらうのはとても難しいですよね。

目に見えなくて、しかも他のことはちゃんとできるから、「わざとやっているとしか思えない」という評価をもらってしまう(全くわざとではないのに!!)。

「ふざけているのか」「聞いているのか」「メモをとれ!」「バカにしているのか?」と罵られた記憶が幼少期からワタシにはたくさんあります。

自分にがっかりし、人生に絶望する。

でも、いろいろな本を読む中で、付箋紙と鉛筆を持ち歩いたり、手帳に付箋紙やメモをため込んだりするスキルを手に入れました。

おかげで、自己肯定感をけちょんけちょんにしていく人生からは半歩だけ抜け出せたような気がします。

 

そんなところをうまく扱うためのライフハック(ささやかな人生の工夫みたいなもの)を一緒に探してみませんか。

 

f:id:understandLove:20180908122751j:plain

見えないものは 無いのと同じ

このワーキングメモリを広げるためのトレーニングを著者はいろいろトライしてきたそうです。

しかし、結局のところ効果はありませんでした。

それよりも、ワーキングメモリをあまり必要としない作業環境を構築する方がよっぽど早かったそうです。

早く自分の脳に刺さる追加メモリを開発して欲しい、とまで書いています(わかる!!)

 

メモリが小さめな私たちにとって、見えないものは存在しないのとあんまり変わらなかったりしませんか。

ゆえに、著者もこの原稿を書くときに、パソコンモニターを複数台で映して書いています。

著者のやりかたでは、作業スペースは「分けて広げる」が究極の絶対法則です。

机は2つをが対させてL字型にしています。

作業スペースそのものを、可能な限り広げることも、私たちには必要なハックです。

作業スペースは、作業ごとに分ける

パソコンのキーボードが置かれた仕事机は、どうしてもスペースが制約されますよね。

どうせ我々のことです。

すぐ上にごちゃごちゃに散らかります。

そういう状況で作業が捗るかというと、そんなわけにもいきません。

 

こんなところで書類が書けるか!

片づけろ?無理に決まってんだろ!

という問題を解決するのが、このL字型の机。

これはASD自閉症スペクトラム)を持つ祖父から得た発想です。

彼は機械いじりが大得意だったのですが、

「作業スペースは常にクリーンに保て。作業が終わったら、ネジひとつ残すな」

と常々著者を叱っていました。

「ネジひとつ」が重大な結果をもたらす工作において、彼の鉄則は心底正しいことでした。

ハンコひとつが重大な結果をもたらしたりするのが仕事です。

それは、間違いないことです。

 

混乱した作業スペースは、我々の混乱した脳そのものです。

逆に言えば、作業スペースがクリーンならば、我々の脳もそれなりにクリーンになるのです。

著者はこれを究極に突き詰めて、3LDKの今の部屋に引っ越してきてから、何もない部屋を1つ用意しました。

そして、本当に集中して作業したいときだけ入るのだとか。

ちなみに著者の祖父は、テレビのリモコンが20センチ動くと脳がバグってしまう人だったそうです。

クリーンもほどほどに。

f:id:understandLove:20180908125503j:plain

今週もお疲れさまでした。

 

9月は忙しくて、少々バグっておりました。

季節の変わり目は、疲れます。

というか、涼しくなって動きやすくなったから、すぐに調子に乗ってしまい、いつもより多めに仕事を抱え込んでしまう。

そして、気づかないうちに疲れを大きくため込んでいたりします。

ある日、いつもよりキレる沸点が低くなっていることに気づき、落ち込む・・・・。

そう、この落ち込みは自己肯定感をグイグイ下げますから、要注意なのですが。

 

土曜日休んで、無事復活しました。

また書いていきますので、よかったらお付き合いください。

 

本著を読んでから職場の机の整頓を心がけたところ、効果てきめんでした。

足元にファイルケースを用意して、机上整理しただけなのですが(根本的な整頓とは全く言えないのですが・・・)、目の前がすっきりしていると、頭もすっきりします。

メモリが少ない人種として生きるには、目の前の環境を整えることがすべて!

どう環境を変えていくか、読んでくださったあなたと一緒にハナウタを歌う気分で1つずつ見つけていけたらと思うのです。

 

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

f:id:understandLove:20180902192541j:plain

 

 

 

自分を変えるな、「道具」に頼れ~『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』借金玉

本著は「ギリギリ人生をやっていけるようになった発達障害を持つ著者が、普通のことを普通にやるための方法」を解説するスキル本です。

「日本一意識の低い自己啓発本」と著者は名乗っています。

発達障害を診断された人はもちろん、ワタシと同じで「自分は発達障害かもしれない」と感じている人、そして仕事や人間関係が全然うまくいかないと悩んでいる人にも読んでもらいたいと著者は書いています。

 

ワタシも思いっきり注意欠損です。

今回は、いろいろなスキルを同じ悩みを解決してきた著者から学びたいと思います。

f:id:understandLove:20180901094518p:plain

著者が強く持っている特性としては、ますADHD

注意欠陥や多動症を持っています。

「行列に並ぶ」「落ち着いて考える」が苦手で、ケアレスミスは「どうしてそんなところで間違えるの?」と驚かれるくらい得意。

衝動性も強く、「いうべきではないことを衝動的に行ってしまう」「やるべきでないことを脈絡なくやってしまう」ことが強い人間です。

スケジューリングや整理整頓が破綻的で、人生は常に追い立てられてきました。

また、最近はASDとも呼ばれている「自閉症スペクトラム」というかなり広いカテゴリーの中の自閉症を併せ持っています。

つまり、人とのかかわりが難しい、「空気を読めない」に象徴されるコミュニケーションに難を持っています。

 

自分を変えるな、「道具」に頼れ

「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」

整理整頓など苦手なことがあるから、とその自分に欠けたトレーニングを習慣で補完するのは、実はとても難しいことです。

少なくとも、注意欠損などの特性を短期間に克服するのは著者に言わせると、「限りなく不可能」。

だから、抜本的に「やり方を変える」のです。

そして、「やり方を変える」には、「道具を変える」「環境を変える」というやり方が最も容易であると言えます。

自分はそう簡単には変わらない、だから自分以外のものを変えるのです。

発達障害かな?と自分に感じている人などにありがちなのは、自責の念を強く持っているのが強いのではないでしょうか。

しかし、筆者は断言します。

自責は時間の無駄です。

ただ、苦しいだけです。

「ではどうするか」、それだけが問題なのです。

 

集中力が極めて散りやすく、ADHDにありがちな物事の先送り癖も強く、ものの整理もタスク整理も苦手な著者。

たとえば「なぜハンカチを持っていないんだ」と会社で叱られたことがあります。

しかし、著者は3日連続でハンカチを持たずに出社し、上司に大いに呆れられました。

そこで著者は頭にきて、自宅のドアに大量のハンカチを画鋲で串刺しにしました。

嫌でも出社前に目につくようにです。

かばんにも5枚のハンカチを突っ込みました。

「シャチハタ」も同じで、かつて勤めていた会社は認印がなければ仕事にならないのですが、個人で携帯していたので忘れていたのです。

そこで著者は5個のシャチハタを購入し、鞄から机からポケットから、あらゆる場所にねじこみました。

 

「そこまでやるか?」と思われるかもしれません。

しかし、著者の仕事におけるハックは基本的に「そこまでやる」で構成されています。

 

「たまにうっかりやる」レベルのことを日常的に繰り返している著者。

シャワーで腕時計つけっぱなし、出勤時のストーブつけっぱなし、カギが気づくと消滅、ガス代を払い忘れて止まる、歯医者の予約を寝過ごす。

しかし、現在それなりに何とかなっており、この本も書き上げています。

そういったひとつひとつの積み上げが、著者の仕事ハックです。

 

そういった多数の工夫の中に、それらに共通する概念があります。

これは、「道具」にかかわるハックでも汎用性があり、スケジュール管理にも応用が利く便利なものです。

 

1 集約化

2 一覧性

3 一手アクセス

 

「バラバラに散ったものは必ず失われ」ます。

著者はかばんは1つしか使いません。

複数の鞄に使い分けることはできないからです。

「一覧性」は、すべてを一目で見通せること。

最後に「一手アクセス」。

アクセスに壁があるものは使えないものであることです。

「すぐに手が届く」ことは、とても重要です。

ため込んだ郵便物の中からガス代請求書を探すことはできないし、その気力がどうしても湧かず、ガスを止められて水風呂で過ごした経験が著者にはあるからです。

 

そして、一番初めに行うのは「集約化」からを著者は勧めています。

いきなり難しいことからやらないのが、成功の秘訣です。

「とにかく、必要なものはこの中にある」、それだけで、「世界のどこにあるかわからない」「部屋のどこにあるかわからない」よりは、はるかにまし。

 

「かばんぶっこみ」こそ最強の戦略

物品管理が苦手な人は、つい「整理整頓」や「出し入れ」のk風で解決しがちで、著者もその工夫に躓いてきました。

でも、「必要な時に必要なものがない」というリスク回避だけを考えるなら、「すべてのものをひとつの鞄にぶっこんでおく」という習慣をつけて、それを持ち歩けばいいのです。

かばん選び、7つの条件

著者は、長年の失敗により、以下の要件を満たすかばんを使えば仕事が大変楽になることが分かりました。

条件① 十分な要領

条件② 開口部が大きい

条件③ 自立する 

    支えていないと倒れると不便だし、ものがひっくり返る大惨事に。

条件④ 頑丈である 重要物品の保護剤が入っている

条件⑤ 内部は4つ以上に仕切られ、かつそれぞれ独立の開口部がある

条件⑥ A4バインダーが4つ入る

    書類を分けるためです

条件⑦ 小物が一手で取り出せる、大きく、一覧性の高いポケット

    電卓、スマホ予備バッテリー、押印マット、朱肉などすぐ使うもの

「メモができない」僕らのための手帳術

ちょっとした「短期タスク」を忘れる人へ

住民税やガス代の支払い、メールの返信など。

短期タスクを処理するのは、我々には存外で来ません。

 

タスク管理の道具として著者がおすすめなのが、メモ欄の多い胸ポケットに入る手帳。

1番大事なのは、ポケットに無理なく収納できることです。

そして、メモ欄が大量にあることが必須。

大判ノートを使っていたこともありましたが、これはもう明確に「書いても二度と見返さないし、どこかに消える」という状態だったのでやめました。

情報記録媒体が2個になった時点で、著者の脳は完全にフロウするようです。

(ワタシもそうです!!)

しかも、使用頻度が高くないので、かばんに入れっぱなしになり、存在を忘れます。

手帳はメモ欄が切れたら何回も買い足す

そういうわけで、胸ポケットに入れる手帳を3~4か月に1冊使い切っていきます。

年度初めには、3~4冊買い溜めることになります。

使い終わった手帳は明らかにその中の情報が不要になったと判断されるまで、かばんの中に入れっぱなしになります。

年度の終わりには3冊ほどがかばんに入っていることになりますが、小さいので大丈夫なのです。

f:id:understandLove:20180902192034j:plain

本当に手帳1冊にしないと、この夏情報が失われております・・・。

もう、涙なしには語れない失敗がありました。

かばんも同じですね~。

 

自分を変えようとしても、無理がありますもんね・・・・。

環境と道具を変えていきましょう!

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

f:id:understandLove:20180902192541j:plain

 

 

 

 

 

身のまわりを少し変えて、気分をゆたかにする方法~『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』マッツ・ビルマーク、スーザン・ビルマーク

住まいの環境は健康にとっても重要です。

本著はスウェーデンの人が書いているので、「さすが北欧!」という感じがする今回です。

 

家の中が散らかっていると、ストレスを引き起こしかねません。

同じ家族でも、散らかっているという認識はそれぞれ異なります。

f:id:understandLove:20180831104431p:plain

完璧でなくても、すっきり片付いた家で暮らす

大事なのはそうした違いに共通の認識を作っておくことでもあります。

完璧主義は、整理整頓やきれい好きとは違います。

完璧主義は病的な習性であり、脅迫症や恐怖症にもつながる場合もあります。

整理整頓とは、ものがあるべき場所にある状態のこと。

インテリア雑誌に出てくるような部屋である必要はなく、生活感はあっていいのです。

 

ストレスを抱えているときは、頭の中がいわば混沌とした状態で、自分の内面がそんな状態ならなおさら、外部の環境を整えるのが重要です。

整理整頓のヒント

ものを置きすぎない

不要なモノは、すべて片づけるか処分します。

ベッドやソファの⇓、ドアの後ろなども、そこにものがあるとわかっていると、リラックスした気持ちになれないものです。

クローゼットを片付ける

クローゼットを開けた時、すべてが整然としていると気持ちいいものです。

賢く収納しましょう。

積み重ねるもの、吊るすもの、広げておくもの、たたんでおいておくものなど、それぞれに合った方法でしまいます。

壁面も整える

恵、写真、棚など、壁に欠けるものはすべて互いに、また、そばにある家具などのインテリアとも、統一感があったほうがいいでしょう。

そうでないと、どれもが壁の上でばらばらな感じがしてしまいます。

部屋の模様替えを楽しむ

一部屋ずつじっくり考えてから、家具をいろいろ動かしてみましょう。

整理して不要なものを処分し、模様替えした後の部屋になれるまでしばらく様子を見ます。

どういう部屋にしたいかを家族で話し合ったり。

みんなが気に入るような模様替えにしましょう。

心からくつろげる部屋に模様替えする

自分の好みの色は言えても、色が自分にどんな影響を与えているかまで考えている人はそれほど多くありません。

 

自然界の色にはすべて意味があります。

存続のために昆虫を惹きつける必要がある植物は、たいてい鮮やかな色をしています。

どこでもよく好かれる色は青です。

空が青なので、誰もが共感できる色なのでしょう。

唇が赤いのはホルモンを分泌させて性的に刺激するため。

インドでは紀元前2000年ごろにはすでに、色が癒し行為に用いられ、エジプトでもかなり古くから色が療法に使われていました。

 

色や光が人体に及ぼす影響について、様々な医学研究がされてきましたが、その結果、色が人体のホメオスタシスに影響します。

松果体と脳下垂体は光に反応してホルモン分泌を行います。

感情、思考、血圧、体温、呼吸、免疫反応は色の影響を受けています。

色光には癒しの効果があります。

たとえば青い光(ブルーライト)は、新生児黄疸の治療に世界中で用いられています。

 

色には、それぞれが持つイメージと感情を刺激する影響力があります。

文化によって、色の持つ意味やイメージは変わります。

大事なことは、あなたの持つ感性です。

あなたの身のまわりの環境に対して色を使う場合、インテリア雑誌などを参考にするより、あなたの感性を大切にすることです。

インテリア雑誌は新しいものを購入させていくこともねらいとして隠し持っています。

流行に左右されていると、本当に気持ちの良い環境を作ることが難しくなってしまいます。

 

また、部屋に気分を良くするものを置いておくのも、あなたの気分を左右します。

・すっきり整えた空間にする

・心地よい連想につながる自然のモチーフや素材を使ってみる

・光、とくに太陽光をたっぷり採り入れる

・柔らかい間接照明やキャンドルなどをつかってみる

・あなたの好きな色を取り入れる

・絵や写真など意味のある飾り物を取り入れる

・観葉植物のような、自然のものを取り入れる

 

こんなことから始めてみるのも、いいかもしれません。

f:id:understandLove:20180831175811j:plain

今日も1日、お疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

f:id:understandLove:20180826205116j:plain

 

 

『生活』追い立てられる日々から、ゆとりある暮らしへ~『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』マッツ・ビルマーク、スーザン・ビルマーク

時間に追われて生活していますか、それともあなたの時間をきちんと管理していますか。

時短に役立つテクノロジーが増えるほど、時間がますます足りなくなったり、ストレスが増えたりするものです。

スマホやパソコンは、時間の節約になっているようで、常に接続することで、またストレスになりますよね。

f:id:understandLove:20180831102224p:plain

リラックスする時間を予定に組み込む

自分の時間を増やすには、テレビ、スマホ、パソコンを見ている時間を減らすことです。

(ああ、このブログを見てくださっている方へ。見たい表題のときだけ見てくださいね。寂しいですけど!わかりやすい表題をつけることにします)

数年前スウェーデンの人は1日約6時間を、テレビ、ラジオ、ネット、新聞に費やしていると報道されました。

日本人はもっとありますね。

情報は、何でも頭に詰め込むわけにはいきませんから、ある程度制限する必要があります。

不要なモノをときどき取り除いて、脳のスペースを空けておくのです。

こうした作業一切は睡眠中にはできません。

睡眠中は思考の整理を自分でコントロールできないからです。

 

だからこそ、瞑想や息抜きを意識的におこなうことが非常に大切です。

瞑想する時間を日々の暮らしに取り入れ、自分にとってベストなやり方を見つけましょう。

身体を動かす時間と同じように、息抜きや瞑想の時間も予定に組み込むのです。

 

現代の問題は、デジタルの娯楽がごく身近にあることです。

テレビがつけっぱなしになって、スマホやパソコンの画面を見るのがごく当たり前になっているのです。

観たいものが家族それぞれで違っていると、こうした状況を制限するのはとても難しい問題です。

たまには画面から離れましょう。

代わりに、散歩する、おしゃべりするのもいいものです。

 

リラックスする時間を計画・段取りするヒント

いざリラックスする時間を作ろうとしても、なかなかできないものです。

そこでこんな方法を試してみては。

・予定を書きだす

・長期計画票を作り、誰が何を担当するのか書き出す

・短期の具体的な計画票を作り、誰が何を担当するかを書き出す

・予定を詰め込みすぎないように、良い以上に時間がかかる場合の予備や、自発的に行うゆとりを残しておく

・自分の時間がとられる要求にはノーと言えるようになる

・なるべくそれぞれに任せるようにする

 

自分が一番元気な時間帯を知り、エネルギーを多く必要とする重要なことは、その時間帯にするようにします。

毎晩、最低10分間は、息抜きの時間をとるようにしましょう。

 

f:id:understandLove:20180831103552j:plain

来週の楽しみなことを思い浮かべながら、10分間のリラックスタイムを作りたいと思います。

「さあ、ひと休み!」と思うとすぐさまスマホを開いてしまう癖があるので、そこを改善です。

今日も1日お疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

f:id:understandLove:20180826205116j:plain

 

 

悲観的な思考パターンを変える方法~『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』マッツ・ビルマーク、スーザン・ビルマーク

心の病から抜け出した夫婦による共著です。

ストレス障害から立ち直るため二人が実践し、必死で立ち直り、ストレスで悩む人のきっかけづくりにと書いた本なので、実に実践的なのが特徴です。

f:id:understandLove:20180830183848j:plain

悲観的な思考パターンを変える

式が近いと悟った85歳のある男性が、心配について次のように語っています。

「人生をやり直せるなら、もっと現実的な問題を抱えて、想像上の問題を減らすよ」。

平均的なスウェーデン人は、週に20時間心配している、という調査結果があるとか。

ということは、深刻なストレスを抱えている人は、おそらくこの倍は心配しているでしょう!

毎週これだけの時間を、いまこの瞬間を味わって生活知ったり、毎日の前向きな目標に取り組んだりする時間に使えたら、と想像してみてください。

心配していることが実際に起こる可能性はどれくらいなのか、と何度も自分に尋ねてみるとわかります。

そのうちに、心配が現実になることはほとんどない、と気づくようになるはずです。

「心配タイム」と「川に流す」

毎晩、たとえば夜8時50分から9時までなど、10分間の「心配タイム」を設けます。

日中、なにか心配になってきたら、それ以上心配するのをやめて、今晩8時50分きっかりにその件を考える、と自分に言い聞かせます。

その時刻が近づいたころには、心配ごと一切を考えるはずが、その9割は忘れてしまっているでしょう。

どうしても頭から離れない心配事には、次のような建設的な行動をとります。

1.心配事を紙に書き出す

2.その問題をなくしたり小さくしたりするために、どんな対策を取るつもりかを書く

3.いつその対策をとるかを書く

4.その対策を必ず実行する

 

「川に流す」という方法も有効です。

川のほとりに腰を下ろしているところを想像します。

大きな木の葉が数枚、川面に落ちて運ばれていきます。

心配事や不安な気持ちをその木の葉にそっと載せて、流してしまうのです。

心配事を書き留めて振り返る

がっかりすることや恐ろしいことが起こることを想像し、過度な不安を感じる人がいます。

実際には、想像するほど恐ろしい事態になることはまずありません。

恐ろしいことが起こる、と心配になるたびに書き留めておいて、実際どうだったか、あとでくらべてみてください。

その不安が、現実とはなんら関係のない空想だったとわかるでしょう。

そうした不安がどのくらいの頻度で起きているか、正直に振り返ってみましょう。

不安に襲われるままで人生を楽しめない、「もし~だったら」と不安でいっぱいになり、夢をあきらめてしまう・・・。

そのために、いったいどれほど、わくわくする体験を逃してきたでしょうか。

 

「もし~したら」と考えることは、ネガティブであれ、ポジティブであれ、あなたが予想することです。

かたや心配や不安でいっぱいになり、かたや喜びでいっぱいになれます。

 

どちらの感情を生み出したいかは、自分で選べるのです。

先ほどの例のようなネガティブな思考パターンを続けるのは簡単なことです。

ただし、あまりあなたの役には立ちません。

役立つのは、ポジティブに考える練習です。

思考パターンを変えることが大切なのです。

これまでと正反対の、ポジティブかつ現実的な「もし~たら」思考を繰り返し練習しましょう。

f:id:understandLove:20180831101636j:plain

今週もお疲れさまでした。

ゆっくり休んで素敵な夢を。

では、また。

f:id:understandLove:20180826205116j:plain

 

人生の義務は、ただひとつ。幸福になること~『北欧スウェーデン式 自分を大切にする生き方』マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク

人生の義務は、ただひとつしかない。それは幸福になることだ。

これは、ヘルマン・ヘッセの言葉です。

 

 

まじめな国民性ということばがあります。

精神医学者の基本的な書物に『メランコリー』という本があるそうです。

そのなかで、勤勉で、まじめで、几帳面で、人に対していつもいい顔をしようとするような性格の人は、メランコリー親和性格と呼ばれ、うつ病(メランコリー)になりやすいと書かれていました。

これはドイツ人だけでなく、日本人にも多く、その両国が敗戦から高度成長を成し遂げたこともあり、多くの日本の精神科医の注目を集めました。

 

まじめな人の怖いところは、人にも同じようにまじめを求めるところです。

ブラック企業の上司も、悪気なく、むしろ相手にまじめさを求めすぎるパターンが多くあります。

まじめさがかえって人間を冷たくしたり、人間関係を悪くしたりすることもあるのです。

本著は医者でなく、自分が治った経験から書かれているので、実に具体的です。

まじめな人ほど、「これをやらなくては」と思いつめてしまいがちですが、「できるところから」「ひとつでもいいから」のキモチでさらっと一緒に読んでみてください。

 

f:id:understandLove:20180825102838j:plain

幸福の国・スウェーデンの国民病は、実はストレス 

ストレス障害は誰にでも起こり得る

これは、スウェーデン作家でジャーナリストの言葉です

「もはや『警告信号』ではなく、流行病の生きです。

保育所に預けられた子どもお、老人ホームの孤独なお年寄りも、そして目覚ましく進歩したこの国の最大の象徴でもある、子育てと仕事を両立させているこうがくれき・こうしゅうにゅうの若い女性たちも、気分がすぐれないのです。」

 

ストレス障害は、誰にでも起こり得る病気です。

昔の日の出とともに起き、日の入りとともに休んだ時代とは生活リズムが異なりながらも、脳はその時代から変わっていません。

休みになった途端体調を崩していませんか

「精神が弱ってしまいそうになったので、スイッチを切ることを覚えた」という感覚を感じたことがある人がいるかもしれません。

ストレスを感じているときにやりがちな方法で、一番危険なものです。

このスイッチは、身体からの警告です。

「スイッチを切る」ということは、精神への破綻への第一歩になるケースが少なくないのです。

 

著者たち二人も、長年スイッチを切ることが癖になっていました。

問題は山積みでしたが、とにかく押さえつけたのです。

やがて、より大きな問題でも、難なく抑えられるようになりました。

ろくに眠れず、完全な無力感に襲われ、胃潰瘍になり、不安で仕方なくなっても、助けの求め方がわからなかったのです。

スイッチを切ってしまえる人の厄介な点は、具合が悪いことを自覚しなくなることです。

選択の余地が無くなってしまうまでその状態を放っておいてはいけないのです。

手遅れになる前にいますぐ助けを求めなければならないのです。

重度のストレス障害になりやすい要因はいろいろありますが、いくつか挙げています。

・精神的に強く、屈しない人だと思われたい。

・成果を出すよう求められて育った。

・自分の問題を人に話さない。みんな自分の力でちゃんとなんとかやっているのだから、自分もそうすべきだと考えている。

・お荷物になりたくない。

・助けを求めるのは非常に難しいと感じる。

 

一瞬でいいから、一切なにもする「必要」はないと想像してみましょう。

あんたはひとりではありません。

助けを求めるのは、人として当然のことです。

自分の状況は自分で変えられます。

助けはいつだって存在するのです。

f:id:understandLove:20180826204912j:plain

今日もひとつあなた自身を幸せにしてあげてくださいね。

お疲れさまでした。

ゆっくり休んでください。

では、また。

f:id:understandLove:20180826205116j:plain