猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

『精神科医Tomyの 気にしない力~たいていの心配は的外れよ』精神科医Tomy

あなたは、何かあったときになる」方ですか?「気にならない」方ですか?

ワタシはめちゃくちゃ「気になる」方です。

仕事帰りの夜道で、気が付くと「心配なことは何だろう?」と自ら心配事を探していることに気づくことさえあります。

休日に、ウイークデイに失敗を悔やんで悶々と過ごし、週明けに相手に謝罪したら、「そんなこと、気にしていたんだ?」なんて言われたりすることもしょっちゅう。

「私の休日を返して!」と自分を恨むこともあります。

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今のことを考える練習をしましょ。

では、どうしたら「現在」に焦点を当てていけるのか?

ついつい考え方を変えようとするものですが、先に「行動する」という方法を著者はすすめています。

よく考えてみると、「気になっている」とき、身体は何もしていないことが多い。

ちょっと空いた時間や、なんとなくぼーっとしているときに「気になる」。

著者の言い方でいうなら、「頭がお暇になっている」状態。

ヒマな頭が、不安を探しに行っている。

だから、気になることが落ち着くのを待っても、気になることがエンドレスでわいてくる。

 

だから、「気になること」はさておき、まずは行動すること。

具体的には次の通り。

ケース1

休みであるにもかかわらz、職場のクセの強い取引先のことをきにしてしまう。

「気になりやすい」人

職場の鳥ひい先のことが頭からモヤモヤと離れず、あまり何をする気にもなれない。

家でゴロゴロ、モヤモヤしているうちに1日が終わってしまう。

寝る前も引きずってしまい、なかなか寝付けない。

「気になりにくい」人

特に休みの間気にしても、何か解決するわけではない。

転記がいいのでまず考えるのを中断して、近場のショッピングモールに出かけた。

あれこれ必要なものを買ったり、書店に言ったり、カフェでコーヒーを飲んだりしているうちに、気がまぎれた。そのまま疲れて寝てしまう。

ケース2

実家の母と折り合いが悪く、いきなり電話がかかってきては用件を頼んでくる。

今日も、「お客さんが来るので、送り迎えを頼むかもしれない」と言われて、携帯がいつ鳴るか、「気になっている」。

「気になりやすい」人

携帯を近くに置き、すぐ電話をとれるようにずっと気にしている。

「気になりにくい」人

気がつかなかったらしかたないと、携帯をしまいこみ、本来の自分の用事をする。

ケース3最近LINEの返信がなかなか来なくなったと感じている友人に、ちょっとした用件でLINEをした。返事を待っている。

「気になりやすい」人

なんとなくLINEをちらちら見たりして落ち着かない。

最近なぜLINEの返事がこないのか、そっけなくなったんじゃないか、何か悪いことをしたんじゃないかととりとめのないことを考えてしまう。

「気になりにくい」人

どうせすぐ返事はこないだろうからと、最近通い始めたジムに筋トレにでかける。そのあと帰ってきてからLINEを確認したら返事が来ていた。

 

ざっとこんな感じですが、これらのケースでなにに気づきましたか?

答えは時間の使い方です。

気にする人は、気になる気持ちを行動で変えようとしないので、「気になって落ち着かず、中途半端な時間を過ごしている」のです。

この何かに集中できない中途半端な時間は「頭がお暇な状態」をさらに創り出すので、そこでますます「気になる」。

つまり「気になる」状態を再生産しているのです。

「気になる」は、自分自身で作っているのです。

気になるのは、問題が多いからとは限らない。心配事をさがしているから

気になるとき、頭のなかはちょっとしたパニック状態。

「あれも気になる、これも気になる」という具合です。

でも、問題が次々起きているからではないのです。

 

こんなときは、「気になる」を冷静になって整理するのが大事。

具体的には次のような方法があります。

①今頭のなかにある「気になること」を全部書き出す

著者は何か困ったとき、書き出すようにしているそうです。

書き出すと、問題点を整理したり、もれなく思い出したりするのによいから。

また、書くことによって、「ずっとそのことを考えずに済む」効果もあり。

まず、頭の中を占めている「気になること」を思いついた順にどんどんリストアップします。

それができたら、次のステップへ。

②「気になること」のうち、どうにもできないこと、今すぐできないことは外す

ここでは、①で書き出したことを仕分け。

「気になること」でも、わりとどうしようもないこともあります。

今すぐどうにもできないことも。

そうしたものは、いっそカット。

この過程だけでも、けっこうすっきりするもの。

③残った「気になること」を優先度の高い順に並べる

次に、これらを優先度の高い順に並べます。

優先度をつけるときに、「これ、気になっているけど〇〇に比べたらたいしたことないな」といった発見がある。

それが冷静になるということ。

④どう対策すればいいか考える

いよいよ「気になる」のリストを見て、何を対策すればいいか考えましょう。

これは優先度に関係なく、思いつくところから考えればオッケー。

問題解決は、「抜ける根っこから抜く」です。

冷静になってみれば、すぐ解決できるものも見つかったり。

⑤対策できたことはリストから消す

対策できたことは、リストから消します。

③~⑤を繰り返すと、気になることがどんどん減ってきます。

実に気分爽快です。

慣れてくると、いちいち書き出さなくても、頭の中でこの作業ができるようになります。

そうなれば、「気になる」ことマイスターも目前です。

気にしても、気にしなくても、生きている時間は同じ。普段から「気になる」を意地でも増やさない

頭の中で何かを「気にする」とき、ずっとそのことを考えていて、そして不安になっているはず。

素敵な景色が目の前に広がっていても、大切な人とおいしい食事をしているときでも、テーマパークで友達と騒いでいても、気持ちは「気になる」ことに向いているはず。

何より大切な自分の時間、限られている時間が、「気になる」ことにずっと支払われているということになります。

それはとてももったいないこと。

「気になる」ことへの実際の対処は述べてきました。

 

しかし、それより大切なことは、「気になる」を増やさないこと。

全力で「絶対に増やさない」というぐらいの強い気持ちで臨むことです。

具体的には、「気になる」が形になる前の「予兆」ぐらいがあると思います。

「あれ、何か気になる・・・・何だろう・・・・ああっ、これだ」

という感じ。

この「何か気になる」の段階で、ふんぬと気合を入れて違うことを考えるようにする。

大丈夫。

大事なことだったらもっとしっかり思い出せるはずです。

人生は意外と短い。「気になる」時間はもったいない

いろいろ「気になる」のは、人生の長さをしっかり実感していないからかもしれません。年を取ると、細かいことが気にならなくなる。

なぜなら、人生が意外と短いことがわかるから。

残り時間が、意外と短いからです。

 

若い時、死を意識するのが先がと思い込んでいるからかもしれません。

ここで「主観的な時間」について。

実は時間の流れは、結構違うのです。

1日が同じ長さで感じるわけではないのと一緒です。

 

基本的に年を取るほど、時間は加速度で気に早くなります。

ととえば、3歳の子供にとっての1年は、それまで生きた時間の3分の1です。

人生の3分の1の時間なのです。

そして、20歳の1年は、20分の1。

40歳の1年は40分の1。

単純計算すれば、40歳の1年は、3歳の13倍、20歳の2倍のスピードで感じられるのです。

そんな勢いで時間が過ぎていくなら、本当に大切なことだけ気になりたいのではないでしょうか?

誰もが気にしている

でも、「気にする」ことを気にしないこと。

「こんなんじゃいけない」「変わらなくちゃ」と二重で自分を追い込んで、がんじがらめにしないこと。

「気にする」人がやりがちなのは、「こうしなければならない」と思い込むこと。

だから、気になることが増える。

このままの自分でいい、という感覚が弱いということ。

そんなことは決してなくて、自分はそのままでいいし、世の中のアドバイスは「いいとこ取り」でいい。

まず、自分を肯定したうえで、自分に合っているものをやってみればいいし、合わなかったらやめていい。

「気にしない」ということは「ちょっと柔軟にやってみる」ということでもある。

まずは、気にする自分を認めてあげてからです。

気にすべきこともある。それは「計画」に

「気になる」ことはつらいけれど、考えるべきことがあるから「気になる」わけです。

問題は過剰な場合。

なぜ過剰になるかというと、「気になる」人は、綱にこころの中に「不安」を抱えているから。

それは、「失敗」という不安です。

ちゃんと準備していたはずなのに、うまくいかなかった。

ちゃんと準備しきれていなくて、うまくいかなかった。

たまたまうまくいったけれど、偶然ミスの原因にきづかなかったら、失敗していたかもしれない。など。

この「失敗」を恐れる気持ちが「気になる」につながり、ささいなことでも身落ちしていないか、このままでいいか、さまざまな失敗の種になりそうなことを何もなくても探してしまうわけです。

どうしても気にするべきことだけを手元に残し、適切な対応をすることが重要です。

では、どんな対応が必要なのか。

ヒントは「計画」です。どうしても気にしておきたいことに対し、計画をしっかり立て、それを実行することによって気にしなくてもよい状態を作ればいいのです。

具体的には「試験」をイメージしてください。

試験を受けるときには、着実に問題を解き、問題を見直して、ミスがないかどうかチェックしますよねでも、見直しはせいぜい1回か2回。5回も見直す人はいないでしょう。

それは、2回のチェックで見落として5回目のチェックで見つかるミス、なんてものはほとんど無いからです。

もし、退出しても良い試験ならば、途中で見直しをやめて、退出する人もいるでしょう。

それは、うまく計画通りに試験を終え、見直しもやったから、気にすべきことを気にしなくてもよくなったから、と言えますね。

これを日常の「気になる」に取り入れましょう。

その武器が「計画」。

「ここまでやったら十分だ」というラインを決め、それに基づいて行動する。

正攻法も大切なのです。

気にしすぎだと日ごろから言われる私は、本当に不安がいつも大きいのです。

でも、人生は短い。

もっと気にすべきところに注目して楽しくいきたいと思いました。

 

今週もお疲れ様です。

ゆっくり休んでくださいね。

では、また。