猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

あなたの人生の主役になる~『朝1分間、30の習慣』マツダミヒロ

あなたの人生は、1日1日の積み重ねでできています。

今日という1日をどう過ごすのか?

それは、あなたの人生をどう過ごすのかということと同意義。

「朝時間の過ごし方」というと、早朝から起きてジムに通ったり、朝活で勉強会を開く一部の人々のことにも思えます。

しかし、1日で最も集中力が発揮されるこの時間に、ちょっと自分と向き合う時間をほんの数分とってみる。

そのことで、少なくともその日の過ごし方は「あなたが過ごしたかった1日」に1歩近づきます。

それが、365日積み重なったら、どうでしょう?

 

もう、そこにいるあなたは、目標に向かって365歩進んでいる、いや走り出しているあなたになっています。

著者が30個も提唱する朝習慣ですが、気に入ったものを1つみつけて、ほんのちょっと取り入れてみてはいかがでしょう。

 

今日のワタシが本書から独断で気に入ってご紹介する項目は、以下の通りです。

 

1.ノート1冊から朝が変わる

2.「今日、どんな日にしたい?」

3.「どんな1日になったら最高?」

4.「今日の楽しみは何?」

5.「叶えたいことに近づくために、今日できることは何?」

6.朝、1分だけでも「インプット」してみる

7.自分なりのリラックス法を試す

 

1.ノート1冊から朝が変わる

著者はもともと朝にとても弱いタイプでした。

しかしあるときハワイのアラモアナショッピングセンターで、1冊のノートに出会いました。

そのノートは、一般的なスケジュール帳や日記帳とは異なっていました。

 

「一日単位でその日のタスクを書き込む」

というもの。

 

朝時間がビジネスパーソンにとって重要だと知りつつも、なかなか実践できなかった著者。

「これならできるかも・・・?」と試してみることにしました。

そのノートにはこんな項目が英語で書いてありました。

 

「今日、絶対にやるべきこと」

 

この項目を埋めるため、自分に問いかけてみた著者。

 

「今日、絶対やるべきことって・・・・・何?」

 

そして、出てきた答えをノートに書き込みました。

 

すると当然ですが、「今日絶対にやるべきこと」にその日1日集中して取り組むことができました。

その日、それが実現できたのです。

 

私たちの頭の中には、浮遊している数多くのさまざまなタスクがあります。

それらが「朝、書くこと」によって、自然と「やる/やらない」に分かれます。

やるべきことが明確になります。

ごちゃつかないことによって、モチベーションが上がるのです。

 

あなたが、本当にやるべきこと。

これだけに力を注げば、必ず集中力も上がります。

それにより、1日の仕事への生産性がグンとアップすることが実感できます。

 

著者はそれまでは、「あ~、朝寝坊しちゃった。早く仕事に行かなきゃ」「今日はあれをやって、これをやって・・・」とネガティブな思い出過ごしていた朝でした。

それが、ノートに書くことにより、「さあ、今日は何をしようかな!」と前向きな気持ちで朝を過ごすようになったそうです。

2.「どんな1日にしたい?」

まずは、本書のキホン。

「今日、どんな1日にしたい?」。

このノートを著者が続ける中で、著者は、項目だてがしたくなってきたそうです。

 

「こういう項目が書いてあったらいいなぁ」という内容を実践の中で見つけていきました。

そのとき、最初に思いついた項目が、「今日、どんな日にしたい?」でした。

 

やるべき仕事のタスクは大事です。

でも、それよりも、1日が終わったときにどんな気持ちでいたいのか?

そこに気持ちを持っていく方が、楽しい。

ここに注目した方が、モチベーションが確実に上がることを著者は実感しています。

 

私たち日本人は、ほかの国々に比べて労働時間が長いですよね。

日本の企業は8時間労働が一般的。

でも、ほとんどの日本人は残業や休日出勤もしています。

ワタシだってそうです。

しかし、著者の知っているフランスの人たちはランチ休憩を2時間とって17時に帰るなど、あきらかに働く時間は少ないのです。

世界38か国の地域を対象とした労働生産性についてのランキングでは、日本は28位。

こうした調査から「労働時間と生産性は比例しない」ことが分かっています。

真面目で努力家な私たち日本人が、もっと生産性にフォーカスすれば、もっと日本の働き方に革命を起こせるのではないか。

それが、著者が本書を書くきっかけでした。

 

でも、アフターファイブに予定を汲んでいる日は、恐るべき集中力で仕事をやり終えることができることも、私たちは知っています。

あの集中力を手に入れたい!毎日手に入れたい!

そのための質問「今日、どんな日にしたい?」。

ちなみにワタシは先週の休みの日に、「メンテナンスをする日にしたい」と書きました。

おかげで、いつも面倒でコロナを理由に後回しにしていた歯科医に自然と足が向きました。

気になっていた口内炎の治療にも向き合うことができました。

 

3.「どんな1日になったら最高?」

朝はストレスホルモンの値が実は最も高いそうです

だから「まだ寝ていたい」「会社に行くのがイヤだ」など、ネガティブな気持ちになるモノなのですね。

そのネガティブな気持ちを切り替えるには、自分に「どんな一日になったら最高?」と質問してみるのはとても有効だそうです。

この質問をすると、今日が終わったときの自分を自然と想像するからです。

「面倒な仕事がすべて片付いてスッキリとした気持ちで過ごしたい」と答えたなら、あなたの脳はそこに向かう行動をするよう指令を出します。

その指令であなたは、無意識にそこに向かう行動をするでしょう。

その行動が、結果として理想の1日を過ごすことに繋がります。

 

人は質問されると、その答えを導き出すための脳のサーチ機能が自動的に動き出すように仕組み化されています。

この脳の機能を上手にりようするために、1日のゴールを明確にすること。

そのゴールを見出すために、「どんな1日になったら最高?」という質問はとても効果的です。

4.「今日の楽しみは何?」

忙しすぎて楽しみが見いだせない状態だとすると、その毎日は結構危険だとワタシは経験上思います。

疲れてぶっ倒れる前兆だからです。

もし、ぶっ倒れる前の自分に出会えるなら、この質問をしてあげたいと思うのです。

「今日の楽しみは何?」

きっと当時の自分ならば、悩んだ末に「好きなアイスを食べること」くらいしか、楽しみが無かった気がします。

 

この質問は、自分を休ませることや楽しませることに、許可が出る質問だと思います。

 

著者は「プレジャーリスト」を作ることを提唱しています。

普段からできる「自分をよろこばせるためのリスト」です。

たとえば、

・カフェラテを飲む

・映画を観る

・ペットとたわむれる

・大きい声で歌う

・ピアノを弾く

・昼寝をする

・服を買う

・公園で本を読む

・新作のスイーツを食べる

・靴を磨く

・ネットショッピング

などなど。

ネガティブな気持ちでいっぱいの時も、このリストから1つ選ぶことならできます。

朝、ゼロから楽しみを生み出せない気分のときは、このプレジャーリストから毎朝1つ、今日の楽しみを選びましょう。

5.「叶えたいことに近づくために、今日できることは何?」

ふだんから「今日1日が、人生につながること」を意識するって、嬉しいし、大事ですね。

朝という無意識にアクセスできる時間帯に、それをちょこっと頭の隅に置いておくことは、とても有意義。

人生において大事なのは、緊急のことではなく重要なことだからです。

 

著者は、叶えたいことを「仕事」と「人生」でジャンル分けすることを勧めています。

いくら仕事で成功をおさめても、プライベートでもしあわせな人生を歩んでいるかと言ったら、そうとは限らないからです。

歴史に名を遺す著名人たちも、プライベートでは孤独だったという人も多くいます。

だからこそ、別々に目標をもつことは重要です。

6.朝、1分だけでも「インプット」してみる

昨今のビジネス書や自己啓発本には「アウトプットすることが自己成長につながる」とあります。

確かにアウトプットは必要!

書いて発信する、話して発信することは、こんなタイプのブログを読んでがいるあなたならきっとやっていることでしょう。

 

著者も毎日メルマガを続けていました。

が、10年間アウトプットをし続けて、途中何度もアウトプットができない状態に陥りました。

発信するにも空っぽの状態になってしまった著者。

当時山形に住んでいたので、月に数回の東京への出張では本を4~5冊買い、新幹線での移動3時間で読む、というのを続けたそうです。

もちろん3時間で5冊を読むには、じっくりとはいかないので、「目次」をチェックして要点を絞って素早く読むことができるようになったそうです。

7.自分なりのリラックス法を試す

朝を心地よく過ごすためには、自分で自分をご機嫌にするリラックス法を知っている事。

それをルーティン化するといいのです。

 

著者は、セージを焚くのが朝の日課だそうです。

いまでは朝の気を整えるための朝の習慣に定着しているそうです。

また、「セージ=朝」と脳が認識していて、セージを嗅ぐと朝目が覚めるという好循環も生まれたそうです。

 

前日の疲れをひきずったまま朝を迎える、ということもあるでしょう。

でも、科学的な視点で言うと、脳は眠っている間にいったんはリセットしていることが明らかになっています。

それなのに、前日の気分を引きずっているとしたら、それはあなたがみずから選んでそうしてしまっているのです。

昨日の自分を今日の自分と切り離す。

そのためにも朝、確実に叶えられるリラックス法をひとつ見つけておきましょう。

それをルーティンに取り入れましょう。

 

著者の知り合いは、朝、必ずクラッシックを聴くと決めているそうです。

好きな音楽ならば、場所も時間も選びませんね。

そのほかにも、「その日の最優先タスクにかかる時間を調べる」などもありました。

ウィッシュリストを作る」というのもありました。

さらに詳しく知りたくなったら、ぜひとも書店で手に取ってご覧ください。

 

40代から少しずつ朝型になってきました。

始めは夜が眠くなって損した気分になりましたが、朝時間が充実していると、かなり得した気分になれることが多いので、最近はとても朝時間が気に入っています。

 

ワタシは「5年日記」を使って書き始めました。

 

例えば今日の欄には「他人の評価を気にしない」とかなり眠そうなよたついた文字で書いてありました。

朝7時に何を書いたか、22時過ぎの今まですっかり忘れていたのですが。

実は昨日、気になるミスをしたのでした。

いつもなら、1週間くらいクヨクヨしまくるワタシです。

しかし、今日はどういうわけか、それを思い出すたびに「まぇ、それは人の評価だから気にしなくていいや」と繰り返し自分に言い聞かせていました。

さらに、サバサバした考えをする人のYouTube動画を休憩時間に見ていました。

おかげで夕方には、「人の評価を気にしないマインド」が昨日よりも育ちました。

 

無意識、すごいです。