「この手帳を使いこなすなかで、この1年でもっとこうなりたい」
新しい手帳を購入するたびにそう思ったりしませんか?
ワタシは大の手帳ダイスキ人間なので、手帳なしに人生は考えられません。
特に本書『2度書き手帳術』は、バイブルです。
といっても、ワタシが本書から実践しているのは、「タスクに応じて5色のペンを使い分ける」ことくらい。
手帳は、ワタシの分身です。
週末にじっくり向き合って、来週のことをマスクの下でにやけながら、楽しくじっくり手帳と相談する時間。
それは、月曜からの毎日を楽しみに変える必要不可欠な時間であり、孤独が愛しくなる最高の瞬間であり、来週を充実させる自分自身との作戦タイムです。
本書では、目に見えない「時間」「予定」「気持ち」「偶然」を手帳の上で見えるようにして、自分自身の立ち位置が明らかになります。
書くことで、あなたがあなた自身と出会い、行動を起こす力を引き出すセルフセラピーができます。
いつも使っている手帳。
もしくは、新しい手帳。
ここから「手帳セラピー」をする前に、ちょっとだけ基本ルールです。
基本ルール
手帳を使いこなす基本ルール1
手帳はプライベートと仕事用に分けず、1冊にまとめる
手帳を使いこなす基本ルール2
手帳には予定だけでなく、「想い」を書く。
手帳を使いこなす基本ルール3
手帳を書き込むときに、実行・実現している自分をイメージする
最近、手帳はプライベートと仕事用が兼用になりました。
お蔭で、プライベートの用事のある時間に仕事がバッティングしてくることを防げるようになりました。
マンスリーページの使い方
5色ペンで色分け
手帳を使いこなすには、決まった色で予定を書いて見やすくすることが大切です。
本書では以下のように色分けしています。
この「5色使い」。
見てわかりやすいし、「楽しいお楽しみの時間」が一目瞭然なので、一度やり始めるとクセになります。
著者が勧めているやりかたは、
1色目 青 仕事
2色目 緑 プライベート、ワクワクすること
3色目 赤 重要なこと、体調に関すること
4色目 黒 日常生活のこと
5色目 好きな色 「夢」に関する行動
この「5色にわける」ことで、自分がその週の出来事のどこにワクワクしているのか、気づくことができます。
仕事=青の予定だけど、緑のペンで書きたくなったら、その仕事はとても楽しみにしている、ということです。
そんなときは、色を変えても構いません。
仕事のピークを「見える化」しよう
予定を入れた日に限って仕事が終わらず、キャンセルになったり迷惑をかけたり、ということがありませんか?
ワタシはよくあるので、今回はこれを実践に追加します。
「忙しい日」「締め切りの日」を前もって青色で囲むのです。
月の中の仕事のピーク日が一目瞭然ならば、自分のエネルギーの使い方が見えてきます。
「青色で囲んだ日は、忙しくなるから、プライベートの約束はずらした方がよさそう」など、前後のスケジュール調整がしやすくなります。
また、急に立て込んでしまった日は、その日の終わりにマス目をひとまわり小さくし囲んでおく。
これで、1か月が終わった段階で振り返ることができます。
「この日はすごくバタバタしていた」と振り返ることで、翌月以降の予測材料として使いましょう。
追加で囲む欄が多い場合は、「読みが甘かった」「他人の予定に振り回されやすい」「想定外の仕事に追われている」などの理由が考えられます。
マンスリーからウイークリーへ
一般的には、マンスリーだけ、ウイークリーだけという使い方をする人が多いと思います。
手帳セラピーではマンスリーページは小さいため、「点」の予定を書きます。
それを転記します。
面倒だなぁ、と初めは思いました。ところが、とんでもないんですよ。
ウイークリーページでは、時間に沿った細かい時程を書き込めます。
さらに転記という「2度書き」をすることで、「点」であった予定を、翌週の「流れ」として捉えなおす。
すると、、、1週間の予定の見通しが立ちます。かなり完璧な状態で見通せます。
安心感がものすごく出ます。
もうその1週間は「仕事をやらされている1週間」ではありません。
「自分が仕事を前のめりにやっている1週間」に書き換わります。
自発的に1週間をコントロールしているという、最強の自己有用感と自己肯定感が得られるのです。
暑さが厳しくなってくると、集中できる時間が短くなるので、戦略的に時間を使わないと、なかなか仕事が終わらなかったりします。
特に大事な案件にたいして、十分な時間と体力が残っていないと、ずるずると休日に持ち込むことになってしまったり・・・・。
そんなとき、この『2度書き』。
手帳のマンスリーからウィークリーに土日に書き写していきます。
そうすると、1週間の仕事量を1日ずつに落とし込むことができます。
「〇曜日はここまでやったら、おしまい!」と区切りをつけることができます。
終わりが見えれば、夏バテ気味なこの季節も、もうちょっとだけ頑張れたり。
今年は暑さが著しく厳しい。
そんな年は、時間と体力を上手に割り振っていきましょう。
日々の疲れとストレスはその日のうちにリセットする時間も大切。
そのために、自分の時間を上手にコントロールです。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。