猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

今の時代に一番蓄えていくもの~『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文

自分に自信を小さく積み重ねていくことは、小さなイチを足していくこと。

その積み重ねが、やりたいことを達成していく自分になっていく始めの一歩です。

自分を信じるために、ほんの小さなことに挑戦していくこと。

自信がついてきたら、背伸びしてさらに信用を積み重ねていくこと。

今の時代一番大事なものを、蓄えていくのです。

 

今回のキーワードは「信用」です。 

 

こんばんは、ラブです。

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「やりたいことがない」は嘘だ

著者が行う学生たちの集まる講演会で、野心むき出しの学生たちも質問してきます。

しかし、もうひとつに

「僕はやりたいことがなく、就きたい仕事がありません。どうしたらいいでしょう?」

という消極的な質問もでてくるそうです。

著者に言わせれば、理由は1つ。

やりたいことがないのではなく、最初からできっこないとあきらめているから

 

やってもいないうちから「できっこない」と決めつける。

自分の可能性にフタをして、物事を悲観的に考える。

自分の周りに「できっこない」の塀を築き、周囲の景色を見えなくさせる。

そうしているからこそ、次第に「やりたいこと」まで浮かんでこなくなるのだと著者は言います。

欲望のサイズがどんどん小さくなっていくのだ、と。

 

逆に言えば「できっこない」という心のフタさえ外してしまえば、「やりたいこと」なんて湯水のように溢れてくるのです。

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著者は、宇宙事業から再生医療、オンラインメディアまでやりたいことがいっぱいだそうです。

どうしてそんなにやりたいことが出てくるかと言えば、すべての物事に対して「できる!」と確信しているから。

 

仕事でも、勉強でも、恋愛でも、人は「できない理由」から考えると、どんどんネガティブになっていきます。

自分がいかにダメな人間か、不幸で恵まれないのか、どんなにモテないのか・・・。

それが負の自己暗示を強くしてしまうのです。

 

まじめな話、ネガティブに「できない理由」を考えて好転するモノゴトなど、1つもないのです。

突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、この一点に尽きると言います。

物事を「できない理由」から考えるのか、

「できる理由」から考えるのか。

 

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あなたも必ず起業できる

多くの人が「できっこない」と思うものに起業があります。

著者は一貫して「みんな企業するべきだ」と主張してきました。

とくにいまでは、インターネットやクラウドサービスで、起業への資金的ハードルは低くなっています。

しかし、どうして頑なにできっこないと思うのでしょう。

数字的に考えれば、日本の就業者数と起業数(法人+企業)を計算すれば、この国で働く人のうち「15人に1人は経営者」なのです。

複数で会社を経営しているパターンを差し引いても「20人に1人」くらいの割合です。

電気屋のおやじさんも、ラーメン屋の大将も、喫茶店のマスターも、みんな経営者としてお店を切り盛りしています。

学歴なんて、関係ありません。

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会社は潰れても、人は潰れない

とはいえ、開店から1年足らずで店をたたんでいくラーメン屋が多いのも事実です。

起業するのは簡単でも、維持発展することが難しいのです。

倒産のリスクを考え、躊躇してしまう人がいても不思議ではありません。

しかし、著者は「リスクなどない!」と断言します。

事業が上手くいかず、会社が倒産する可能性は誰にでもあります。

しかし、たとえわずかな期間でも会社経営を経験しておくと、その人のビジネススキルは飛躍的に成長します。

 

そして、仮に自分の会社が倒産したところで、あなたという人間は潰れません。

経営を通じて手に入れたビジネススキルは、確実に「次」へと行かされるのです。

財務がわかる人間は、どこの業界だって引っ張りだこだし、何ならもう一度他の会社を起業したってかまわないのです。

起業によって「失うかもしれないもの」の心配よりも、起業によって「得られるもの」を考えてみること。

会社員であることのデメリットである、出世の遅さ、つまらない権力闘争、足の引っ張り合いから逃れることができるのです。

 

行きたい就職・転職先が見当たらないならば、我慢を選ばず起業を選ぶ。

お金を「もらう」から「稼ぐ」仕事に換えていく1つの方法かもしれません。。

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通帳ではなく自分に貯金する

日本には昔から貯金を美徳とする考え方があったわけではありません。

郵便貯金が普及していったのは、太平洋戦争へ突入していく昭和10年代からです。

戦費調達のために大蔵省が推進したことが始まりなのです。

 

戦時下の政府によってつくられてきた「貯金は美徳」の価値ですが、現在それがないと不安だと思う人が多いのも事実です。

貯金が無いと不安になる理由は、

「自分に自信がない」

そのことに原因があるのかもしれません。

自信がないから自分の将来が不安になる。

そして根底にあるのは、「カネさえあればどうにかなる」というお金への妄信です。

 

たとえば毎月3万円の貯金をする人と、毎月3万円をなんらかの自己投資に充てている人と、どちらの将来に可能性を感じるかと言えば、後者ですね。

貯金という行為は、頭を使う必要がありません。

一方自己投資となれば、頭を使わざるを得ない。

株式投資だろうとスキルアップの自己投資だろうと、目標や戦略があってこそ成立するのです。

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お金よりも大切なものとは

お金を使って信用を買うことはむずかしいことですね。

 

しかし、信用をベースにしてお金を集めることは可能です。

10の信用があれば100のお金を集めることができます。

しかし、100のお金を使って10の信用を買うことはできません。

 

特にソーシャルメディアの誕生で、この流れは一気に加速していると言います。

岡田斗司夫さんとの対談で、岡田さんは「ツイッターで100万人のフォロワーがいる人にとって、1億円の資金を集めることはなんら難しいことではない」言っています。

しかし、どこかのだれかが1億円の資金を投じても決して100万人のフォロワーをつくることはできません。

お金よりも「信用」が価値を持つ時代は、すでに始まっていると言います。

だから、お金に投資する時代は終わった、と。

これからの時代を生きるあなたには、「お金」ではなく、自らの「信用」に投資することが求められているのです。

 

ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく信用だ、と著者も断言しています。

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ゼロの自分にイチを足す

それでは、自らの「信用」に投資するには、どうしたらいいのか。

たとえば、ボランティア活動に参加したり、多額の寄付をしたとしても、評価してくれる人もいれば、「偽善者だ」と反発する人もいます。

特に、何もないゼロの人間に対しては、なかなか信用してもらえないものです。

それでも、ひとりだけ確実にあなたを信用してくれる相手がいます。

「自分」です。

 

著者自身、学生時代自信をまったく持てませんでした。

中学高校時代は落ちこぼれだし、女の子にはモテず、大学でも麻雀や競馬に明け暮れていました。

コンプレックスの塊で、自分を信じる要素が1つも見当たりませんでした。

しかし、ヒッチハイクで心の殻を破り、コンピューター系のアルバイトに没頭する過程で、「やるじゃん、俺!」と自分の価値を実感し、自分のことを好きになっていったのです。

なにもない「ゼロ」の自分に「イチ」を積み重ねたのです。

 

大事なのは、ここからです。

自信が持てるようになると、コミュニケーションに変化が出ます。

堂々と振る舞えるようになり、多少むずかしい仕事にも「できます!」と即答でき、ハッタリもかませるようになります。

ハッタリをかますこと、背伸びをすることは、決して悪いことではないのです。

それらは他者からの信用を獲得していくために、絶対に乗り越えなければならないハードルなのです。

 

80の力しかないけれど、100の仕事を受け、それを全力で乗り越えると、次には120の仕事を依頼してもらえるようになるのです。

プライベートも同じで、目上の人ばかりのパーティにも自信があれば物怖じしないで参加して、新しい関係を築くことができます。

100人の人間と知り合って、100人すべてから信用されることは在りません。

あなたの努力や人間性に関わらず、あなたを嫌う人間は一定数居るのです。

あなたの理解者となってくれるのは100人中10人程度かもしれません。

でも、それでいいのです。

それなら、1000人に会えば100人が理解してくれます。

万人に愛されようと自分の信念を曲げるのではなく、単純に分母を増やしていけばいいのです。

 

信用の「ゼロからイチ」は、まず自分で自分を信じるところから始まります。

あなたは自分を信じていますか?

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久々に「読んでいて元気になる本」に出会えました。

かなりの割愛をしておりますので、気に入った内容がありましたら是非とも書店で立ち読みしてみてください。

原文はかなりのイキオイがありますので、読んでいて活力が出てきますよ。

 

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今日も一日お疲れさまでした。

ゆっくり休んですてきな夢を。

では、また。

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