感情を基準にして行動することを選ぶことを勧めている本著。
でも、「仕事を好き嫌いや快・不快で選べるか?」という疑問が。
仕事には責任を果たす義務があります。
そのプレッシャーにうんざりする日もあるかもしれません。
その責任も放棄してしまえ、というのではありません。
感情センサーを活用してしまえばいいのです。
こんばんは、ラブです。
感情を基準にすると具体的に変わる
どうにも乗り気がしない仕事も引き受けなければならなかったり、何だかやる気の出ない勉強にも取り組まなければならない場面というものはあります。
こんなとき、自分の感情をセンサーとして活用してしまえれば、「何となく緊張する」する理由を分析できます。
「この仕事のわからない部分がある」
「部下の中でぼんやりしたヤツがいて不安」
「説明を読んでも理解しがたい箇所がある」
「プライベートとのバランスに難しい部分がありそうだ」
「時間を捻出しないと終わらない」
「どうやら金銭面に無理がある」
などがあるから、感情センサーが反応するのです。
センサーが反応した部分をはっきりとキャッチすれば、早めに上司や同僚に相談するとか、家族に時間を調整してもらうとか、早めに手立てを打つことができますよね。
「感情を基準にする」というメリットはこんなところにもあるのです。
自分の「引き受けたくないこと」を受けたとしても、「引き受けたいこと」を受けたたとしても、どっちみち責任は発生します。
このとき責任の分量は同じです。
自分の感情を抑えてそれを引き受けてしまうと、責任が重く苦痛を伴い、ときには放棄したくなったりします。
そうやって感情を抑えてがまんしていると、さまざまな不満を抱きながら仕事をしたら、注意散漫にもなりがちです。
感情はセンサーとして活用すれば、「引き受けたくなかった」理由が消えていきます。
あとは、「引き受けたくなかった」だけに、パワーを要しますから、あなたに対して疲れのケアなどをしてあげてください。
人から自信を吸い取る人には近づかない
腹を立てるほどに自信を失う
世の中には、「自分はいいところ取りで、都合の悪いことは部下に責任をかぶせて、平気な顔をしている上司」などという人もいます。
それは親族や近所や友達かもしれません。
そんな上司には腹が立ちますが、その「腹が立つ」ということが、自分の感情を基準にするということです。
その感情はどうやって解消するでしょうか。
「我慢する」「感情的になって争う」などの方法が考えられますが、いつもむかむかしていると、自分に自覚が無くても、無力感が自信を奪っていきます。
人から自信を吸い取る人には近づかない
そんな上司であるにも関わらず、あなたに対して
「そんなことをしたって、役に立つとは思えないね」
とアイディアを否定したり、
「そんなことは、いま、やる必要はないだろう」
などと、あなたが自主的にやろうとするたびに口出しして来たら、上司は無意識に「あなたの自信を奪う」ことが目標となっています。
それをあなたが真に受けてしまうと、あなたは上司と接するたびに屈辱感や無力感に襲われます。
「どうしてあんな人が上司として通用するんだ」
と上司を軽蔑しても、あなたがそうして上司を気にするほどに、あなたは上司の「あなたの自信を奪う」という目標を達成する手助けをしてしまっているのです。
しかも、上司自身はそれに気づいていないから、やっかいです。
ですから、すぐにその状況を改善するのは難しいにしても、あなたが、「相手は自分の自信を奪っているのだ」ということに気づくだけでも、自己防衛をすることができます。
また、心理的に相手から距離が遠くなるために、上司の言動にむやみに反応する分量が減ってきます。
さらに距離をおいて離れましょう。
それによって自分の自負心を守ることができます。
今日も1日おつかれさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。