コーヴィー博士が『7つの習慣』。
副題は、人格主義の回復です。
著者が本書を書いた前50年の膨大な文献においてパターンとして見つかった「成功の鍵」は、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、質素、節約、黄金律。
ごく、人間の内面にある人格的なことでした。
コーヴィーはこれらをまとめて「人格主義」と名づけました。
実りある人生には、それを支える基本的な原則があります。
それを自身が体得し、人格に取り入れて内面化させてはじめて、真の成功、永続的幸福があります。
4月のこの時期は、生活を改善させる最高のタイミングですね〜♪
人生の原則的なモノをさらっと見直し、新しい習慣をつけたいと思いました。
7つの習慣の大きな項目は、
①主体的である
②終わりを思い描くことから始める
③最優先事項を優先する
④win-winを考える
⑤まず理解に徹し、そして理解される
⑥シナジーを作り出す
⑦刃を研ぐ
です。
今週は、大切だと思った「①主体的である」を読んでいきます。
第1の習慣『主体的である』
「主体的である」とは、自発的に率先する、ということだけではありません。
自分の行動に責任を持ち、状況や条件づけのせいにしない、ということです。
天気や気分でなく、自分の価値観に基づく「自分の天気」を持っている。
主体的と反対に「反応的な人」というものがあります。
この人たちは、社会的な環境や天気や自分の気分、「社会的な気分」にさえ左右されます。
だから、チヤホヤされれば気分が良くなりますし、そうでないと殻に閉じこもります。
主体的であれば、「自分はどう反応するのか、自分は何をするのか、自分はどのような率先力を発揮するのか」と主体的なテーマに集中します。
関心の輪、影響の輪
あなたは、今日頭にどんなことが浮かんだでしょうか?
ワタシは、
「顧客に信頼されなくちゃいけない」
「上司から最上級の評価を得なくちゃいけない」
「早く仕事に行かなくちゃいけない」
「夕ご飯をしっかり作らなくちゃいけない」
「仕事で成果を出さなくちゃいけない」
と、お恥ずかしながら、とっても「反応的」。
これをなんとか変えて行くためにはどうしたら良いのでしょう?
ここで注目したいのが「影響の輪」に集中すること。
人間だれしも、たくさんの関心ごとがあるものです。
健康、家族、職場、国家財政、戦争、などなど。
それらをひっくるめて「関心の輪」と言います。
でも、その中で私たちがコントロールできることは、上の図の「影響の輪」なのです。
私たちは、自分の労力と時間を「関係の輪」「影響の輪」のどちらにかけているでしょう?
主体的な人は影響の輪、つまり自分が影響を与えられることに全力を注ぎます。
一方、反応的な人は、他者の弱み、まわりの環境の弱点など、どうにもできないことに意識を集中し、結果!影響の輪がどんどん小さくなります。
しかし、影響の輪に注目すれば、影響の輪を広げていけます。
「持つ」と「ある」
自分の意識が関心の輪と影響の輪のどちらに向いているか、判断するには、自分の考えが「持つ」と「ある」のどちらかの概念になっているかをチェックすることができます。
例えば、
「家さえ持てれば、幸せになれたのに」
「もっと部下思いの上司を持っていたら」
「もっと優しい夫をもっていたら」
「学歴さえ持っていたら」
これらは、周りの環境に反応していますね。
これに対して
「私はもっと忍耐強くあるぞ」
「もっと賢くある」
「もっと愛情深くある」
このように、自分の変化させることが可能なモノにフォーカスする。
そうすれば、自分のご機嫌は自分で決められる、主体的な生き方ができそうです。
影響の輪にフォーカスすることは、人格を磨くことに他ならないのです。
楽しい本を少しずつ一緒に読み進めていけたらと思います。
今日はもがんばるあなたに、ご褒美あげてくださいね。
では、また。