猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

不安という感情を整理する~『感情の整理術』宝彩有菜

何だかもやっと不安になる。

老後のこととか、20年後とか。

ビールのCMでも、「遠い先のことを考えて不安になるのは、意味がないこと」と言っているけど、不安は、不安。

この「不安」という感情は、「心配」と似ていて違います。

心配は起こりそうな不利な状況を想定し、それへの対策をいろいろ頭で練っている状態です。

その作業が高速で膨大なので、頭が真っ暗になるわけです。

それに対し不安は、入手できる情報量が少ないという点が特徴です。

 

「どんな悪いことが起こるのだろうか」と情報不足を頭が高速で想像して補っている状態です。

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情報不足を補うため想像をふくらませた状態

情報不足を高速でカバーしようとマインドが動いている状態が「不安」です。

情報を与えると不安が消えるのも、とても面白い現象です。

マインドは、「それがなんであるか」という情報を得るだけで、その不安は消えるのです。

体調が悪くて不安でも、お医者さんに病名を聞くとなぜ体調が悪いかの不安は解消されます。

目の前を横切った白いものがポリ袋だとわかると、途端に不安は消えます。

もっと端的に言えば「あれはよく出る幽霊よ」と言われても、不安は消えます。

つまり、何かわからないものに対して情報不足を補おうとして、頭が高速で想像を繰り返しているのが不安の状態です。

「どうしよう?」を「こうする」に変える

不安を止めるには、その対象についての情報が十分に得られれば、マインドは不安から脱出できるということになります。

そのために、不安に対する情報をたくさん入手することです。

もし情報を自分で入手できなければ、自分で勝手に作ってもいいのです。

それにはいろいろなやり方がありますが、簡単なのは名前を付けること。

朝起きて昼まで元気が出ないことについてなんとなく不安になっているなら、「朝方性寝坊症」とか自分勝手な名前を付けて納得させることもできるのです。

人間の頭は言葉で考えています。

名前のないものについては考える際に取り扱うことができないので、それだけで不安要因になります。

名前を付けてあげればその点についての不安要因は消すことができます。

面白いので、ぜひやってみることを著者は勧めています。

 

「どうしよう、どうしよう?」と考えるばかりで結論が出ず、その考えが膨大になり不安な感情になることもあります。

より良い決定をしたいと思って、少ない情報をもとに、不足部分は想像で補っている状態です。

そのデータが膨大になると、安易に決定することに、さらに不安に感じるようになります。

この場合は「どうしよう、どうしよう?」を「こうする!」と、とりあえず仮に決めることです。

「こうする!」と、決めると、決定についてポジティブに具体的に考えを進められますから、不安から抜けることができます。

不安が消えて前に進む自信が生まれます。

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不安なことに対して、「名前を付けてしまう」をやってみたら、結構面白かったです。

4月がスタートして、新しい環境になると、何かと心配やら不安やらがもやもや現れたり。

このゴールデンウイーク中にそうした感情の片づけをちょこっとでもできれば、と思います。

 

今日はゆっくりできましたか?

のんびりできた方も、忙しかった方も、今夜は素敵な夢が見られますように。

では、また。

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「心配」という感情を整理する方法~『感情の整理術』宝彩有菜

「あんあことを言ってしまって、あの人に嫌われてしまったかもしれない」

「明日から旅行だけど、雨が降らないか心配」・・・。

私たちの日常には、さまざまな心配の種がありますよね。

ゴールデンウイークだって、あれこれやりたいと思うと同時に、心配も出てきたり。

 

でも!心配だらけの毎日では、楽しくありませんね。

この感情を整理する方法があります。

 

そもそも心配という感情はなぜ起こるのでしょうか。

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自分を守る欲と選択肢、考える時間があると「心配」が生まれる

「心配」の出発点は、わからないことに対する疑問です。

「あの人に嫌われたかな?そんなことないかな?」

といった疑問から始まってそれがふくらみ、次の3つの要素がそろうと、

「嫌われてしまったかもしれない、どうしよう、どうしよう」

と心配が生まれます。

 

心配の3要素とは、

①自分がそのことで得をしたり、幸せになりたい「欲」がある

②そうなれるだけの「選択肢」がある

③その対策を考える「時間がある」

ということです。

 

つまり、「あの人にどうにかして好かれたい」という「欲」や、「旅行当日、晴れなら予定通り海に行くけど、雨だとやることないな、どうしようか・・・・」といった「選択肢」、つまり自分で考えて選べる余地があって、さらにそれを検討する「時間」があると、「嫌われていないかな」「雨が降らないかな」といった心配が生まれます。

 

心配が生まれると普通、「きっとうまくいく」「取り越し苦労だよ」などと心配を消そうとしますが、上手くいかないことが多いものです。

心配を根本から解消するには、具体的な方法があります。

欲・選択肢・時間のどれかを止める

心配は、①欲②選択肢③時間のうちどれかを止めると止まります。

①欲を止める

「あの人にどうにかして好かれたい、もっと好かれたい」という欲があるからこそ、「嫌われてしまったかも」という心配が生まれるのです。

欲を止めるには、判断基準を変えます。

今の状態を受け入れ、感謝することです。

「私は大丈夫」

「今の関係で満足」

と、現状に感謝し、欲が少なくなれば、その分心配の種も小さくなります。

②選択を止める

対象について様々な想像を巡らせ、選択肢を増やすから思考がいっぱいになり心配が膨らみます。

ですから、それをやめれば心配は止まります。

たとえば、「雨ならこうしよう」と対策を仮決定するのも、「神様にすべて任せる」「なるようになる」などと予想をやめるのも、心配を止める良い方法です。

③時間を止める

他のことに没頭して心配を紛らわせる方法もありますが、それでは根本的な解決になりません。

一番いいのは、その考え自体を取り上げないように工夫することです。

以前紹介した「棚上げ」です。

マインドが心配について考え始めたら、「それが重要なのはわかった。でも、今でなく後で考えよう」と提案します。

ポイントは、「その時になったら考えよう」と時期を決めること。

論点が時期の問題に変わり思考を手放しやすくなります。

その瞬間に「心配」は消えます。

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心配を手放せたら、とてもシアワセになれる気がします。

先日から悩んでしまったときに「棚上げ」をするようにしてみました。

「それが重要なのはわかった。今じゃなくて後で考えよう」

と考えなおしたら、いつも考え出すと「ぐるぐるぐるぐる、ぐ~るぐるぐる」と悩んでいたのですが、その瞬間悩みが消えました。

「自分はこの人にとても好かれたいと思っていたんだなぁ。

でも、今の自分で大丈夫。満足。感謝してる」

と思うと、キモチに余裕が出ました。

気づかないうちに、「欲」をため込んでいると、「心配」につながってしまうようです。

 

お疲れさまでした。

気温も高くなってきたので、夜は水分をとって、ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「欲」で苦しくなったら、「愛」に変換する~『感情の整理術』宝彩有菜

認められたくても、なかなか認めてもらえなくて苦しい時、どうしていますか?

ワタシはスマホゲームに逃げたりするのですが、それでは解決にならないそうです・・・。

そこで、その「欲」を「愛」に変換することで、「きもち」はぐっとラクになるそうです。

 

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マインドは「得たい、保ちたい、比較したい、もっと」という4要素で進みます。

車のエンジンが、「吸気、圧縮、爆発、排気」の4サイクルで回っていて、どれかひとつを止めてもエンジンの回転が止まるように、欲の4要素もどこかを止めれば回っている欲も止まるそうです。

 

欲が止まると、マインドは思考の向きを愛の方向に変えるので、手ごわい感情はすぐに消えます。

何かの欲で苦しくなったら、自分の欲を愛情に持っていくのも一つの方法です。

 

愛の4要素としては、「与える、自由・放つ、認める、足る」があります。

その基盤になるのは、「与える=愛」「自由・放つ=笑い」「認める=大肯定」「足る=感謝」です。

 

たとえば、「彼から電話が欲しい」と思ったら、「欲しい」の反対の「あげる」。

つまり、自分から「電話をかけてあげる」と思うと、苦しい気分は消え去り、優しい気持ちになります。

自分の欲の見つけ方と変換の仕方は、コツがあります。

たとえば、

「うるさいなぁ。もっとしずかにしてくれないかなぁ。」

と思ったら、

「もっとうるさくしてもいいよ。もっと音を立ててもいいよ」

と、逆を思ってみるのです。

すると、

「そうだなぁ、何も自分の邪魔をしようとしているわけじゃない。

その人たちは楽しんで話をしているだけなんだ」

という気分になり、音が気にならなくなります。

避けたいことにあえて自分から向かうと、進もうとしたその瞬間にすぐに「欲」の形がはっきりして、欲が落ちます。

いやな気分がとても鮮やかに魔法のようにぱっと消えます。

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愛情が欲しくて仕方ないときってあります。

でも、「あげる」気持ちに変換すると、何だかすっきりしたり。

不思議なもんですね。

 

今日も1日、お疲れさまでした。

季節の変わり目なので、眠くなりませんか?

せめて夜は、ゆっくり休んでくださいね。

では、また。

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「手ごわい感情」は「何とかしてほしい」というサイン~『感情の整理術~不安のスパイラルから脱して「きもち」がらくになる』宝彩有菜

心配事や恨み、イライラや憂鬱という感情は、どんどん酷くなって、なかなか解消できなくなる「手ごわい感情」です。

この中には「お腹がすいた」「息苦しい」といった肉体的な感情と、「心配だ」「腹が立つ」「うらやましい」といった精神的な感情があります。

どちらも何か対応を要求しています。

「息苦しい」は、「もっと酸素を取り入れてほしい」というサインなので、肉体の欲求を満たすと、肉体から「満足できました」という情報が頭に届きます。

ところが精神的な欲求は、満たした瞬間は一時的に解消されますが、肉体のどこからも「満足できました」という情報は届きません。

そのため、「もっと新しい服が欲しい」「もっと愛してほしい」という欲求が止まらず、満足せず、欲が満たされないという手ごわい感情が続く原因になるのです。

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では、「欲を我慢する」とどうなるでしょう。

手に入れたいとか、起こりたいのを我慢しても、「欲」はすでに存在し、実際は欲を実現する「行動」を我慢しているにすぎません。

これではいい気分になれるはずもありません。

なかなか手放せない「手ごわい感情」を根本的に解決するため、まずはそもそもなぜ手ごわい感情が起きるのか、理解することです。

思考は「ジェット機」、感情は「飛行機雲」

どのような精神的な感情も、その発生の瞬間をよく観察すると、その感情を起こす思考が走っています。

私たちはよく「わけもなく腹が立つ」「何だか気が滅入る」なんて言いますが、それはそう感じるだけで、突然感情が起こることはあり得ません。

何かを見たり、聞いたり、思い出したりして、自分が何かを考え始めたから、腹が立ったり、落ち込んだりしたのです。

まるで、ジェット機のすぐそのあとを飛行機雲がついていくように、感情は思考の後について現れているわけです。

 

飛行機雲は時間がたてば薄くなりますが、ジェット機がいつまでも飛行機雲を作りながら飛んでいると、飛行機雲は消えることがありません。

ジェット機の飛ばし方を変えなければならないのです。

しかし考え方を変えれば、どんな手ごわい感情にも、それに先行する思考さえ

上手にコントロールできれば、解消することができるのです。

「思考」の目的は、自分を守り、幸せにすること

ジェット機はだれが運転しているのか、考えてみましょう。

ジェット機の操縦室は、頭脳に当たります。

頭脳には体をコントロールしたり、見たり聞いたり、創造や判断、記憶するなどの働きがあります。

本著では頭の中のとくに考える機能について「マインド」と呼んでいます。

つまり、マインドがジェット機を運転して思考を進めています。

 

そのマインドの目的は、自分自身をより安全に、健康に、快適にし、向上させる、つまり自分をより幸福にすることです。

そのためにマインドは常に「何か問題はないかな?」と目を配り、その気配があれば先回りして対策を考えます。

一度痛い目に合うと、「もう二度とそうならないようにしよう!」と学習します。

その一部はさらに素早く反応できるようにプログラム化されます。

「熱いものに触れると危ない」といった肉体的な体験からの学習だけでなく、「自分勝手だと他人に嫌われる」といった精神的な学習も積み重ねます。

それは人間として自然な成長で、そのマインドのおかげで私たちはより安全に健康に生きることができます。

しかし、幼いころに作るプログラムは稚拙なものや矛盾するものもたくさんあります。

大人になるとそれが原因でマインドの動きが悪くなり、手ごわい感情が発生することが多くなってきます。

「自分」と「感情」は別物

「感情は変えられない」と思いがちですが、実は変えられます。

なぜなら、感情に先行する思考は、自分の今までの学習や経験、考え方、解釈が基になっているだけだからです。

マインドは自分を守るために、さまざまなプログラムを作ります。

たとえば、小さい時に母親がクモを嫌がっている印象が強く残れば、「クモは怖いものだ」というプログラムを作り、大人になってもクモは嫌いと感じるようになります。

「お腹がすいて気持ち悪い」という感情は肉体が起こしているため変えられませんが、好き嫌いなどの精神的な感情は、自分の思考によって起こっているので、プログラムや思考の見直しで変えられます。

感情は、自分自身と別物なのです。

 

手ごわい感情に巻き込まれないよう、人はその感情から目を背けたり、隠したり、我慢したりします。

しかし、根本的に解消するためには、

「今、私は腹が立っているんだ」

「今、私は嫉妬しているのだ」

と客観的に手ごわい感情が起こっていることに、気づくことが必要です。

気づくことができれば、整理することもできます。

後日読んでいきますが、手ごわい感情にはそれを起こすメカニカルな仕組みがあるので、それを解消するにもまた、知恵の輪を外すようにメカニカルに行えばよいのです。

まずは、気づくこと

手ごわい感情と戦うには、具体的にはまず「気づく」ことです。

自分の内面に注意を向けることです。

「腹が立つ。許せない!」

と相手に向かうのではなく、

「私のマインドは今、腹が立つような思考の仕方をしている」

と自分の内側に向けます。

内側に手ごわい感情を攻略する手掛かりがあると思うのです。

そしてその仕組みに応じて適切に感情を整理しましょう。

 

もし、すでに火が出て煙がもうもうとしていても、火種に水が当たらなければ、ただしく消火できません。

手ごわい感情はあとで述べるように4つの大きなパターンに分かれるので、それに対応した消火活動をしましょう。

思考の種が成長する前に「棚上げ」

どんな手ごわい感情も、もともとは、マインドが欲を実現するために無駄に働いたり、道に迷って不調になって、不幸な気分や嫌な気分になっているわけです。

その間違いを止めなければなりません。

火種は小さいうちに消すのが合理的です。

しかし、マインドは働いている限り、常に火種があちこちに発生します。

マインドは思考の種を見つけると、いっきに思考を膨らませるため、手ごわい感受になる前に気づいて取り上げた方がいいのです。

これを「棚上げ」といいます。

しかし、思考は重要な問題を見つけたと思っているので、これを取り上げるのは簡単ではありません。

 

棚上げにはいくつか方法があります。

ひとつは「後で考えよう」と先送りすることです。

コツは、「重要だと思っているのはわかった。確かに重要だよね」とマインドを認めてから、「でも、それは後で考えよう」と、その考えから手を引かせます。

すると、その考えが膨れる前に手放せます。

 

また、自分で何とかしようとするのを止める、もう一つの「棚上げ」方法があります。

ごめんなさい。後日勉強します。

思考が止まらず感情が高ぶったり、苦しい感情がしつこく起こるとき効果的。

「棚上げ」は技術ですから、練習すれば上達します。

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次回、続きを勉強していきます。

すみません。いろいろ引き寄せで上手くいったのもあり、つかれました。

明日は月曜日!

ワタシも仕事です。

 

素敵な夢が見られますように。

では、また。

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GW中だから、『3日で引き寄せ』に挑戦~『”奇跡”は自分で起こせる! 3日後「引き寄せ」日記』Happy

GWのスタート時期は、いつもより割と体調や気持ちの上で非常にポジティブな時ではないでしょうか?

この1年の中でそう多くない「ポジティブ期」を逃さず有効活用しませんか?

この「3日後引き寄せ日記」に挑戦したら、「GW中に草取りを終わらせる」「GW中に新しいレシピを試す」が(ここ数か月停ず~っと滞していた内容にもかかわらず)1日でイッキに達成されました。

 

「欲しいもの」や「なりたい自分」を現実化させるために、「引き寄せ」を使うと手に入ったりすることがあります。

 

あなたも、「あれが欲しいな~」となんとなく思っていたら、意図しない方向から、それを手に入れたことがあるのではないでしょうか?

それは、偶然ではないんですよ~。

「あれが欲しいな~」と「なんとなく」思う、その肩の力の抜け具合と、手に入れた自分の姿をぼんやり想像できているあなたの心の状況が、あなたにその「手に入れたかったもの」を引き寄せていたのです。

 

あの「引き寄せ」力をさらに増幅させると、「自分の願う人生を送る」といった力になります。

潜在意識にアクセスしているとか、もっと大きな宇宙的な力が働いているとか、どうしてこんなに「引き寄せ」というものが上手くいくのかと言うことに関しては、さまざまな著者によっていろんな解釈があります。

しかし、とにかく「引き寄せ」は効きます!!

 

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イメージ力がつくと成功し始めました

しかし、年の初めに強く「あと10キロ痩せたい!」とか「仕事でこのポジションが欲しい!」などと思ったにもかかわらず、手に入らないのはなぜでしょう。

その理由は、「大きい夢・希望」というものは、あなたの気持ちのどこかで「本当に手に入るだろうか?」という疑問を持ちやすいものだからです。

「小さい希望」だと日常の中で手に入ったりすることを実際体験したことがあったりするのは、小さいがゆえに「手に入るかもね」とあなたが信じられたからです。

この「手に入るかもね」と思っているとき、あなたのイメージする力は存分に発揮されて、「引き寄せ」が可能になったのです。

 

しかし、簡単そうでありながら「手に入るかもね」の確信というものは、なかなかできないのが人間なのですよ。

「できないんじゃないか」という不安な感情は、「できない現実」を引き寄せる

その昔、著者は本を書きたくて、ブログをはじめました。

しかしいつまで経ってもブログのアクセス数が20、30。

この横ばい状態で著者は悩んでいました。

しかしそこには原因がありました。

著者は、毎日そのブログに自分のアクセス数を報告していたのでした。

「私はアクセス20のブロガーです」

こんな風に、現状に目を向け人に語り続けていることによって、かえって現実が変わらなかったのです。

 

あなたの周りに、こんな状況報告をし続けているのに現実が変わらない人は、いませんか?

ダイエットしたいのに、「私って太っているから」とか、

恋愛したいのに、「よい人が周りに全然いない」とか、

お金が欲しいのに、「自分はいつもお金がないんだよね」とか

健康になりたいのに、「いつも自分は体調不良なんだよね」とか。

 

この人たちは、著者と同じで、「望む未来」の自分が発している波動の状況と「今」の波動の状態のチャンネルが全く合っていないのです。

 

著者のブログの目標は1万アクセスでした。

しかし、すぐ頭に浮かんでしまうのが「やっぱり難しいんじゃないか」というフレーズでした。

「できないんじゃないか?」というネガティブな感情のエネルギーが心で起きてしまうと、「引き寄せ」のチャンネルは合いません。

そして、「できない」という思いの方が強いので、「できない現実」が見事に引き寄せられてしまいます。

「イメージ」力の鍛え方

そこで大事なのが「イメージ」する力です。

この「良いイメージを脳内でしっかり思考する」力は、実は筋肉と同じで、少しずつ鍛えていくものです。

脳内だからと言って、一足飛びに大きな夢をイメージしようとしても、「本当にできるかな?」と疑う気持ちばかりが強くなるのが人間なのです。

そこで、「一年後の自分」「半年後の自分」をイメージする前に、「3日後の自分」をイメージし、小さなステップを次々叶えていく。

小さなステップを積み重ねていくことで、「引き寄せって、結構うまくいくかも?」という自信が芽生えてくるので、ますます上手くいくようになります。

 

著者は、「3日後、20アクセスが35アクセスになる」とイメージしました。

そして、「嬉しいなぁ」とその時に自分が感じているであろう「感情」も同時にイメージしました。

すると、本当に3日後、望んだとおりのかなり近しいアクセス数が叩き出されました。

 

ほんの15アクセス増えただけ、とあなたは思うかもしれませんが、小さなことがかなっていくと嬉しいものです。

始めたばかりのイメージ力はいきなり劇的に上がるものではないので、「3日後

」に標準を合わせたイメージトレーニングをしていくことで、著者は大きな目標も引き寄せる力を得ていきました。

3日後「引き寄せ」日記のやりかた

世界の成功者たちがよく口にしている「思考は現実化する」「書いたら夢は叶う」

ということを体験していくプロセスです。

引き寄せたい「現象」「物質」より、「思考」にフォーカス

「結果」にフォーカスしていると、実はうまく引き寄せはできません。

従来のやり方は、「望むものをイメージして、それを手にした自分を想像する」というやり方です。

しかし、ちょっとネガティブになりやすいタイプだったりすると(ワタシも非常にそのタイプです)、これが実はハードルが高くて難しいのです。

引き寄せの法則を使い、きちんとイメージできれば、100%現実になるのに、成功する人がごく少ないのは、誰もが「今」現実から「未来」のイメージができないからです。

 

さらに深く追求すると、この作業は、嫌な現実を引き寄せている今の「思考」や「感情」の自分の波動から、望むものが手に入った状態の思考・感情の波動にシフトするということなのです。

「10万円の月収→1000万円の月収」

「恋人がいない→恋人がいる」

こういった「現象」や「物質」をイメージすることをいったんやめてみましょう。

イメージしても、マイナスな思考や感情が出てしまうからです。

あなたのそれを手に入れた時の「思考」事態をイメージする方法をやってみましょう。

 

そこで、苦しさを感じている「今」の現実から、「ホッ」とできている自分をイメージしてみましょう。

さらにだいぶん先のことはイメージしにくいので、未来を近しい3日後くらいに設定ます。

 

「”今”は、不安で苦しい。

でも、3日後の”未来”の自分の思考はすごく前向きで、喜びを感じられるようになっている」

こんな感じです。

 

たしかに見ている現実は変わらなかったとしても、その「苦しみの思考から解放された」状態を考えるだけでも、少しワクワクしませんか?

「悩み」が「悩み」でなくなったとしたら?

そのときあなたは「ホッ」としているのではないでしょうか?

その前向きで明るい喜びの「思考」に3日後にはなっていて、そうなったときの「めっちゃ嬉しい!」という感情もイメージします。

 

これを少しずつ繰り返し続けていくと、あなたの出す波動はだんだんと変化していきます。

実践ワーク

その①

3日後のゴキゲンな感情をイメージして、それを書き出してみましょう。

手帳でも、日記帳でも構いません。

今の問題が解決されたら、そのときのあなたは「解放感」を得ているのではないでしょうか?

例えば、

「3日後には今よりもホッとした状況になれている。ああ、幸せだなぁ」

「3日後にはいまよりもありのままの自分を認めることができている。ああ、嬉しいなぁ」

その②

今度は3日後の自分の作りたい現実をイメージし、その時の自分の感情を味わってみます。

例えば、

「3日後の自分は定時で上がれている!ああ、幸せ」

「3日後の会社の飲み会は本当に素敵な時間になった。嬉しいなぁ~!」

「3日後の自分は今より仕事がスムーズにこなすことができている。楽しいー!」

「3日後の自分は今よりも体の痛みが和らいでいる。ありがたいなぁ。」

 

こんな感じです。

3日後に設定しているのは、無理のない範囲でイメージ力を高めていくため。

そして望む未来に思考のフォーカスを向けるためのトレーニングです。

ご覧の通り、最後の「感情」を一緒に書き出すことがキーワードです。

「嬉しいなぁ」「楽しいなぁ」「幸せだなぁ」と感じている、3日後の自分が「今」いる。

そんな風にイメージします。

その③

最後に、自分が創り出したいもっと先の未来の現実も書き出してみましょう。

 

できるかできないかではなく、あなたがこの人生で本当にやってみたいことは何ですか?

書くのはタダです!

恥ずかしがらずに素直になって書いてみましょう。

たとえば、

豊かさに溢れた生活を送っていて本当に楽しい!

自由な時間を手に入れ大好きな仕事に就いて最高に幸せ!

大好きな趣味に没頭する時間とお金があって感謝しかない!

 

 

実際に書く一例としては、

今日が8月1日だったとして、

「8月4日、とても安心感に包まれた1日でした。幸せ~!

8月4日、定時で上がれてラッキー、めっちゃ幸せ!」

といった感じです。

その①、その②については、できれば1か月間、毎日ノートに書き出すことを著者はお勧めしています。

トレーニングと同じなので、1回2回で変化するという話ではありません。

1か月も続けてもらえれば確実に「心」に変化が訪れ、現実は後追いで動き始めます。

その③は、1度の書き出しで大丈夫だそうです。

 

「引き寄せ」はカーナビと同じです。

目的地を設定すれば、かかる時間は人それぞれですが、必ず目的地までナビゲートしてくれます。書き出したことでとりあえずは設定は完了です。

あとは、安心してゆだねていればOKです。

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ワタシが3日後に引き寄せたいと思っているのは、

・GW中に3キロ走ること

・1冊専門書を読破すること

・家の中の掃除をすること

・着なくなった服を20着片づけること

・気に入ったファッション誌を買うこと

・体重を0.5キロ絞ること

・迷惑をかけた人に謝罪すること

 

先に「できて、嬉しい!」と文章化しているため、多少疲れていても「草取り」と「新しいレシピに挑戦」はまるで「習慣化された何か」のようにスムーズに実現しました。

「できて、楽しい!嬉しい!!」をたくさん楽しくイメージして、引き寄せていこうと思います。

 

お疲れさまでした。

素敵な夢が見られますように。

では、また。

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世間への期待度を適正にする~『ぜんぜん気にしない技術』家入一真・森田正康

世の中は、確かに冷たくなりました。

自分の財布が冷えれば、他人の財布の中身が気になるものだからです。

うらやましくなるのが、人間の性です。

人の財布からちょっと騙し取ろうとする人が出てくれば、警戒する必要が出るから臆病にもなります。

損をしたくないから、どちらかが勝とうとして戦いになり、戦いになれば、さらに冷え込みます。

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世間はそこまで期待できたものじゃない

「世の中は冷たい。もうちょっと親切にならないかなぁ。」

そんな期待をする人があなたの周りにもいるかもしれません。

でも、果たしてそうでしょうか。

こんなつぶやきをする人は、世の中に期待しすぎているのかもしれません。

その期待に応えてもらえなかったとき、裏切られたような気持になって、「冷たい」と感じてしまっているのではないでしょうか?

 

世の中は、元から冷たいものです。

 

昔から人は、自分が生きるだけで精いっぱいで、今は昔よりも良くはなりましたが、「みんな誰でも自分が生きることに、超いっぱいいっぱい」であることは、変わらないんです。

 

世間や人に下手に期待しすぎてしまうと、期待と現実のギャップを感じて「冷たい」と思ってしまいます。

期待を裏切られたような気持になって、冷たいと感じてしまいます。

 

そこで大事なのは、期待しすぎないことです。

人と人とがわかり合おうとすることも、自分のことを理解してほしいと相手に求めている行為です。

だからこそ、分かり合えないときも勝手に絶望してしまいます。

他人同士は絶対に分かり合えない(身内であってもそうですよね)ことを前提にしてしまえばよいのです。

その前提で「自分はきみのことをこう思う」と一方的に表明するくらいが、ちょうどいいのです。

 

根本的に人は一人です。

誰がどれだけ困っていても、何の利益もなしにいちいち耳を傾ける余裕は誰にもありません。

それならいっそのこと、「世の中は冷たいんだ」と腹をくくって、身近な人たちを笑顔にできるように足ていれば、きっとあなたの周りだけでも温かくなります。

 

人との余分なコミュニケーションが亡くなった現在、必要最低限のコミュニケーションだけが私たちの中に残っていません。

お礼の気持ちを形であらわすことはとても大切なのに、お歳暮・お中元がワイロにあたると受け取りを断られ、送ったこっちが傷ついたり。

放課後に先生と仲良くしているだけで、〇〇ちゃんはえこひいきされている、と噂されていじめの対象になったり。

温かいコミュニケーションをとろうと思うほど、損する変な世の中になってしまいました。

でも、悲観することはありません。

価値観や世論はひっくりかえるものですから、そういうコミュニケーションの大切さに改めて気づく日がまた来るかもしれません。

 

日本は、自己破産しても8年ぐらいで何事もなかった復活できる国です。

そんな国は世界にあまりないそうです。

イヤなグローバルスタンダードですが、もし返せない借金があれば、奥さんや娘を売るか内臓を売るか葉柄になるか、いずれも人生ヘビーモードな選択肢しかないのです。

そういう世界に目を向けると、日本は十分温かい国です。

 

グローバル化した世界の中でなお、日本は文化が1つしか存在していません。

日本語と言う言葉と生活している人種が圧倒的に日本人に多いことがアメリカと異なります。

アメリカでは商品をレジに持って行っても、「買いたい」のか「商品の説明をしてほしい」のか、会話をしないとコミュニケーションが成り立ちません。

他の国と違い、目で合図してそれを伝えられるのが日本です。

 

 

グローバル化に合わせて日本は、欧米の自立心と言う文化を輸入しました。

しかし、その輸入は中途半端に終わり、日本は自立心を見失ったまま権利だけ主張する国になってしまいました。

「こうしてくれ」「ああしてくれ」と、赤子のように要求ばかりする人に、あなたも困った経験があるかもしれません。

誰かが手を差し伸べてくれるのを待つばかりなのは、幼稚な考えですよね。

誰かを待っていても、昔も今も誰も助けに来ないのは、当たり前のこと。

傷つくことを知ったうえで、自分から動けるかどうかが、今後の日本の課題であり、私たちの生き方なのかもしれません。

 

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つい、人に期待してしまうことがあります。

上司や同僚に対して「あれを評価してくれない」「こうしてくれない」と陰口を言ってしまうこともあります。

後輩に対して「これも出来ていない」と愚痴ってしまうこともあります。

しかし、できなくて当たり前なんですよね~。

みんなこれで精いっぱい。

誰かの言葉で「その人の能力の精いっぱいで生きていない人は居ない」というものがありました。

 

この章の最後の著者たちの言葉は、「きみから誰かに手を伸ばしたことはある?」でした。

自分から手を伸ばすこと。

まずは、意識してみたいと思いました。

 

今日もお疲れさまでした。

ゆっくり休んでくださいね。では、また。

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リーダーシップの身につけ方~『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニガル

スタンフォード大学ビジネススクールで2013年、「思いやり/共感型リーダーシップ」というコースがスタートしました。

初日の授業で著者は2枚の写真を見せ、「どちらがリーダーに見える?」と尋ねました。

1枚目は、偉そうな顔をした中年男性。

口元は固く閉じられ、片方の口が少しひきつるように、ニタニタ笑っていて、目は相手を見下す”上から目線”。

2名目は、少し若い女性で、相手をしっかり見据え、穏やかな笑顔、頭を少しかしげていて、優しく話を聞いてくれそうです。

学生たちからは、苦笑いが起こりました。

学生からすれば「最低!」に見える男性の方が、よりリーダーらしく見えて戸惑ったのです。

答えは、「両方ともリーダー」です。

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「見下す人」「思いやりがある人」リーダーシップには二面性がある

この問題は、米ノースカロライナ大学のビジネススクールが行った研究が基になっています。
何人もの人にインタビューを受けてもらい、その時撮影したインタビューの様子を専門家に見せ、移り変わる表情を分析。
さらに他の分野の専門家にも店、各人が持つリーダーシップについて調べてもらったのです。
その結果、リーダーシップには二面性があることが分かりました。
人を見下す傾向にある人、優しく思いやりを示す人、どちらも素晴らしいリーダーの素質があるという結果でした。
 
実際の仕事の現場でも、同じ調査をしました。
同じプロジェクトの仕事をしている同僚同士、人を見下すタイプか、思いやりを持つタイプか、お互い評価しました。
また、そのプロジェクト遂行にあたり、どれくらいリーダーシップを発揮しているかも聞きました。
この研究でも「上から目線の人」と「優しく思いやりのある人」、どちらも良きリーダーであることが明らかになりました。
 
ビジネス界では「思いやりは弱みにつながる」と思われているため、スタンフォード大学ビジネススクールの学生たちは、この結果に驚きました。
「これからの時代、リーダーシップに思いやりは大切になるだろう」と思って授業を受けたのですが、「思いやりがリーダーシップとどう関わるか」について、理解していなかったのです。
賄賂や汚職が横行する国から来ている学生もいれば、「冷酷な競争に勝ち抜くのが最優先。気持ちよく協力なんて、ありえない」といった業界で働いていた学生もいました。
この人たちに「思いやりを持ったリーダーシップ」は説得力に欠けます。
 
リーダーは、やろうとおもえば、威嚇や脅しで自分の立場を有利にすることができます。
けれども、「公平で親切心に溢れ、相談相手になる」ことで、尊敬を勝ち得ます。

スタンフォードが定義した「思いやり」

もちろん思いやり/共感型リーダーシップは、「優しい笑顔があればいい」という単純なものでなく、思いやりを構成する要素は以下の3点と考えます。

①他者の欲求、要望、苦難に対する配慮。

②他者との相互依存の気持ちを持ち、相手を思いやり、強い関係を築くこと。

③他者の必要を満たし、苦しみを軽減させ、幸福のために支援をすること。

温かい家庭のような、悲しみに気づき、心配し、苦難に心動かされ、相手を励ます態度。

「自分の属している組織や地域が成長するのを見たい」という気持ちを根っこに持つこと。

そのためには、個人的な成功を一番にするのではなく、組織全体のゴールを目指すことが求められるのです。

自分が成し遂げたいことのために彼らのニーズを利用するのではなく、彼らの満足感や幸福感を心から気に欠けることが大事です。

 

最近の研究によると、思いやり/共感型リーダーシップは、強く、モチベーションの高い集団を作り、さらにリーダーの「燃え尽き症候群」を防げることも明らかになっています。

リーダーの立場にいなくても「必要な資質」

この資質は、リーダーでなくとも、どんな立場にいようと必要です。

不満だらけで苦情を訴える顧客への対応をするとき、思いやりをもって対処してみましょう。

嫌な客は苦痛を伴います。

個人的に責められていると感じ、自己防衛に走りたくなります。

しかし視点を変え、「不機嫌な客に攻撃される自分のストレス」に注目するのではなく、「誰かの心配事を解決してあげられる喜び」に関心を向けることができる、そのチャンスを得られていると考えてください。

「顧客の心配事を、簡潔明快に解決できる」という点では、思いやりのあるなしでも結果は同じかもしれません。

しかし、この思いやりは仕事への認識と、周囲からのあなたの評価を変えます。

 

おっくうな仕事は、著者にもあります。

そんなとき、「この仕事が『思いやりのある教師、助言者になる』という自分の目標を達成するために自分を鍛え、導いてくれる」と思うように著者はしています。

学生の成績をつけたり、出張をしたりするのは苦痛でしたが、心から楽しめるようになったそうです。

自分にとって「一番価値のあるもの」は何か

思いやり/共感型リーダーシップを実践するもう1つの方法は、自分にとって一番価値があるものは何かを常に考えることです。

ある研究によると「自分にとって一番大切な価値を考えることが、思いやりのある行動につながる」ことが明らかになっています。

それはあなたが「他者、あるいは自分よりも大きな何かとつながっている」と実感させてくれるからです。

価値観について考えることは、新しい情報を受け入れるときや、周囲の反応に広い気持ちで対処するのに、一役買ってくれます。

 

著者は毎朝、「今日は、どんな価値観を表現して見せようか」と考えることからスタートします。

勇気を示すこと、周囲の人たちを大事にすること、そしてもちろん思いやりを持つことです。

朝起きると、自分が大切にしている価値観を思い出し、それをその日のイベント仕事にどう生かせるかを考えます。

「自分が大切にする価値観」は、難しい選択や苦難への直面の際、道しるべになります。

周囲の人たちをどう巻き込むかを考えることも大切です。

「自分以外の誰の意見を取り入れるべきか」

「ほかに考慮すべき関係者はいるか」

「どうしたら要望・意見をもっと知ることができるか」

「ほかに知恵を貸してくれる人はいないか」

「誰かと協力すべきところを、自分一人でやろうとしていないか」

と自分に問うのです。

 

最後に、自分自身に心を配ることも、思いやり/共感型リーダーシップに大切です。

企業の重役や上級管理職の人間に聞くと、「自分を思いやるのが一番、難しい」と口をそろえて言います。

「他人を思いやる方が、まだ易しい」と考える人が多いのです。

しかし、自分に対して思いやりの気持ちを持つことは、力強さの源泉であり、サービス精神を発揮するための源です。

最も素晴らしいリーダーは、自分の幸福を大事にする人だと断言できます。

健康や幸福を犠牲にするリーダーは、メンバーに同様のことをすべきと言うメッセージを発信しているようなものだからです。

最高の仕事をするために、毎日1つでいいから「自分にとって最高」と思うことを続けてください。

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スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』についての紹介は、これで終了します。

具体例が本著にはもっとたくさん載っていますので、もし気に入っていただけたら、書店で手に取ってください。

 

週も半分まで来ましたね。

ゆっくり休んでよい夢を。

では、また。

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