ワタシは執着しやすく、何事も「手放す」ということが苦手です。
でも、世の中には「あっさり手放す」ということが得意な人もたくさんいますよね~?
忘れたいことを一晩寝るとさっぱり忘れる人。
長年培った仕事のやりかたを、さっさとリセットできる人。
断捨離が得意な人。
上手に手放せるようになったら、気持がよさそうですね。
そこで、脳科学的な「執着の手放し方」を勉強したいと思います。
こんばんは、ラブです。
人の性格を決める脳の仕組み
何か1つのものごとや出来事に執着してしまう、というのも「気にしてしまう」現象の1つです。
しかし、これがなかなかやっかいなもの。
恋愛でもスポーツでも、「こだわる」、つまり執着するタイプの人と、「あっさりあきらめる」タイプの人がいます。
何かに執着して抜け出せなくなる人と、簡単に切り替える人。
その違いは「性格」にありますが、その性格はどうやって決まるのでしょうか。
「遺伝」と「環境の要因」はよく言われることですね。
ですが、脳の仕組みから考えるならば、ドーパミン、セロトニン、アドレナリンといったホルモンと、それを受け取る受容体(レセプター)の量と質によるものです。
本著によると、残念ながら本人のがんばりというよりも、「遺伝的要素」の方が大きいとしています。
ですから粘着タイプの人にとってみると、
「どうしようもないことを嘆かないようにしなさい」
と忠告されたとしても、対応のしようがないことなのは当たり前だったのです!
自分でも「早く忘れたい」「新しいことにチャレンジしたい」と思っていてもどうしようにも上手くいきにくいものだったのです。
耐性を鍛える方法があります!
そこで良い方法としては、「片付ける」ということです。
具体的には「捨てる」ということです。
片づけられない人に共通していることは、「捨てられない」「一定の趣味に固執している(マニアになっている)」ということですが、実はこの2つは、執着タイプの人の特徴でもあります。
最近の研究では、そのようなタイプの人は、モノを捨てる時に大脳辺縁系の中の島皮質と前部帯状回の活動が増すことがわかってきました。
この2つの部位は、痛みの中枢で、「心の痛み」の中枢でもあります。
こうしたタイプの人にとっては、それは単なる「物」ではなく、自分の分身であり、感情のこもった「擬人化」されたものです。
つまり、「こだわりやすい」「執着しやすい」という人は、捨てることに対して人一倍苦しいように脳に設定がかかっています。
ですから、そんな自分を許してあげましょう。
そして、思い切って捨てていきましょう。
上手に「手放していく」ことへの耐性をつけるべく、脳を鍛えていくのです。
スッキリする心地よさを味わって、自分を育てる
スッキリと片づいた部屋でゆっくり寝ころんでみれば、何かに執着する気持ちも和らいできます。
その実感を得ることで、劇的に、というわけにはいかないかもしれませんが、ものごとに対する考え方を変えていくことが可能です。
片づけ、というのはもちろん、家の中や仕事場のデスク回りだけではありません。
人間関係、職場環境、さまざまなことにも置き換えることができます。
付き合う人を変えてみて、「こういう人もいるんだ」と刺激を受ける。
住む場所や働く場所を思い切って変えてみて、「もっと深刻なことだと思っていたけれど、こんなもんか」と振り返る機会を持つ。
旅に出てみるのもいいかもしれません。
どうにもがんじがらめになっていると感じる時には、無理にでもとにかく環境を変えてみる。
それが「執着しやすい」タイプの人には、大切なことなのかもしれません。
脳内に変化への「耐性」を作っていくことが、「執着」しやすい脳をもったタイプには効くようですね。
捨てることが苦手だと思っていたのですが、それが脳の特徴からきている、とわかって少しほっとしたような、あきらめがついたような・・・。
でも、鍛えれば何とかなるという光が見えてきたので、とりあえず少しずつ片づけを頑張ってみようかと思います。
今夜も素敵な夢が見られますように!
では、また。