「あの時すぐに謝っておけばよかった・・・」
「こんなことを言わなければよかったのに・・・」
1日の終わりにぼんやりしていたりすると、もれなく毎日ぐるぐるし始めてしまうワタシです・・。
もう、このぐるぐる地獄から脱出したい!
この過去の自分の行動に堂々巡りの思考を繰り返すのが、後悔です。
自己嫌悪や罪悪感を伴うので、どんどん気持ちは落ち込んでしまいます。
後悔は過去をやり直したいという「強欲」
一見すると爽籟同じ状況に名た時に失敗しないよう、自分自身を反省しているように思われます。
しかし、実態はそうではありません。
マインドは、現状を改善しようとして、過去を何とかやり直せないものかと、つまり不可能を可能にしようと「強欲」に考えているのです。
「今はとても不幸である」
「その原因は恋人と別れたことにある」
「あの人と別れなければよかったのに」
「どうしてもっと優しくできなかったんだろう」
「これからは優しくしよう・・・・でも」
「今は不幸だ」
「どうしてあの人と別れてしまったんだろう」・・・・。
同じことをぐるぐる考え続けるため、その同じ通り道のセロトニンが、他のところは余っているのに、その一連の通り道の部分だけ不足して、情報を伝達する力がなくなり、だんだんうつうつとした感情になります。
思考が過去に向かうのは、「今が不幸だからその問題解決を図ろう」と原因を探し出して、改善しようとしているからです。
でも、過去を変えることは誰にもできません。
割れた花瓶が元に戻らないのと同じように。
それでもマインドは、しつこく、過去をやり直せないか、何か手はないか、どこか抜け道はないかと堂々巡りをしているのです。
堂々巡りの思考に気づき、脱出する
後悔から抜け出すには、堂々巡りの思考からマインドを脱出させることです。
そのためには、まず自分が堂々巡りをしていることに気づく必要があります。
思考の堂巡りを続けていると必ず、つらく苦しい気持ちになります。
これは「そんなことをしていたら、壊れるよ。早く改善してよ。苦しい」というありがたい警告ですから、それに気づいたら、「自分は堂々巡りをしている」と客観的に自分を見て、脱出する手を打ちます。
後悔の出発点は、たとえば「今自分は不幸だ」「なぜなら恋人と別れたから」という過去の変えられないできごとですが、「今の自分は不幸だ」は、自分が下している自分独自の判断でしかありません。
だから、自分で「今不幸だ」は「今幸福だ」に変えることも可能です。
そして、「今、自分は幸福だ」とマインドを『説得(誘導)する』とそれだけで、その扉を通って苦しい堂々巡りから抜けることができます。
とはいえ、後悔している最中に自分が幸福だと思うのはむずかしいものです。
そのときは「ありがたいと思えること」を数えてみましょう。
恋人に関係ないことでも、空気が吸えることでも、どんなこともOK。
試しに、今自分が幸せだと思えること、ありがたいと思えることを片っ端から数え上げてみましょう。
自然に幸福で満ち足りた気分になります。
すると、変えたかった過去でさえ、「あの時のことがあったから、今幸せなんだ」と思えます。
つまり、後悔の堂々巡りから確実に脱出したことになります。
「後悔」は、「自分のために大切な反省会」かと思っていましたが、整理してよい感情なのですね。
「胸がなんだか苦しい感じがする」というサインがある、ということは、片づけていいものだったようです。
シアワセなことを数えて、ぐるぐる地獄から脱出です!
今日もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
では、また。