「ひどい資料をつくって、上司に叱られた」
「あんな余計なこと、言わなきゃ良かった」
人間ですから、だれでも失敗がありますよね。
でも、同じ失敗に対して、いつまでも引きずる人と、すぐに切り替える人がいます。
ワタシは、ぐるぐる後悔に次ぐ後悔を始めてしまいます!
「自分の仕事」にすると、引きずらない
こんなときに大切なのは、良い意味でヒマでないことです。
頭の中がヒマだと、後悔するスキマができてしまいます。
では、後悔するスキマがないのは、どんな時か?
その仕事が「自分の仕事」と捉えているかどうかです。
「自分の仕事」にすることで、少々の失敗よりも、そのプロジェクト(ちょっとした作業だって、りっぱなプロジェクトと呼べます!)の達成が目標になります。
仕上げることができたら、小さくガッツポーズ!
事故効力感を味わえる瞬間ができます。
「誰かが指示してきたから、やらされている仕事」では、自己効力感が得られません。
ですから、どんなルーティンでも、イマイチ乗り切れない仕事でも、あなたがその仕事に意味づけをしてあげることです。
「この作業はきっと来年の自分に役立つ!」
「よし、やり遂げたら給料があがるぞ!」。
スキルアップした自分や報酬を想像しましょう。
「自分の仕事」 にしていくことで、あなたは自信を深め、ネガティブな気持ちを引きずりにくくなるのです。
好奇心のある人は、引きずらない
エジソンは、電球の発明実験に1万回の失敗がありましたが、
「うまくいかない方法を1万個見つけただけだ」と豪語しました。
エジソンの興味は電話や蓄音器、飛行機など、多岐にわたっていたことが知られています。
つまり、ひとつの失敗で引きずらない方法として、好奇心を持つことはとても有効なのです。
ひとつに絞るのではなく、他のものに興味をひかれるような、良い意味での飽きっぽさを身に付けてみることにトライしてみませんか?
仕事以外にも好きなことを持つのも、より切り替え上手なあなたになるために良いかもしれません。
人の話は聞き流す
人の話を深読みする人は、引きずるそうです。
ええ!ワタシは深読みしまくりですね!!
「適度に聞き流す」は、引きずらないための大事なスキルだそうです。
真剣に聞きすぎると、邪推も入ってしまいます。
それは認知をゆがめ、妄想を膨らませてしまいます。
「あ、こられは今自分は考えすぎの状態かも?」
そう気づくことができれば、しめたものです。
紙に出来事や言われた言葉を書き出してみましょう。
ワタシやあなたの中の思い込みや認知のズレを自分で見つけることができるかもしれません。
二択思考は自己評価を下げてしまう。
うつ病傾向のある人は
「ゼロ百思考」
「オール・オア・ナッシング思考」
の持ち主が多いといわれます。
100のうちたった1つでも失敗すれば、すべて失敗で結果がゼロという思考です。
この思考では、自己評価が下がってしまうのは言うまでもありません。
100のうち99成功しても、ダメなのですから。
これでは必然的に失敗の経験ばかりになり、「自分はダメなやつだ」と自信を無くすばかり。
傍目ではうまくいっているようなことでさえ、失敗と錯覚して引きずることになります。
もし、その気があなたにあるならば、「完全にしないと、他人から見捨てられるのではないか?」という歪んだ認知を小さい頃に誰かから植え付けられたのかもしれません。
「完璧主義」に関する著作の多い、ケンタッキー大学のストローム博士は、目標を8割程度に設定して、残りの2割を「まぁ何とかなるさ」という楽観主義のために取っておくことをすすめています。
こう考えることで、困難に立ち向かう力がつくというのです。
これは、「引きずらず」、難題に立ち向かえるエネルギーを引き出すことに繋がります。
多少の失敗があっても、「欠点があれば、次から直していけばいいや」と思えたら、あなたは「50点思考」や「グレー思考」を手に入れつつある証拠です。
それがすなわち「引きずらない」思考なのです。
今日も1日お疲れさまでした。
ゆっくり休んで素敵な夢を。
では、また。