仕事の仕方や生き方が、それぞれの価値観でできるようになった今、昔のように「失敗」を取り返しのつかない何か重大な欠陥として捉えるのは、かなり古臭い考え方だと思います。
しかし、経済が停滞していることもあり、ひとつの失敗に対して上司がぐちゃぐちゃ言ってくるのも事実です。
しかし、もっと挑戦したいとか、人生をクリエイティブに生きていきたいとか、そんなことを一緒に考えてくれるこれを読んでいるあなたには、そんな足枷はいりません。
ワタシもずっと「失敗」に囚われる人生でした。
子どものころ、割と厳しい親に育てられ、自己肯定感ゼロで生きてきたこともあり、前回ブログに書いた「人に弱みを見せる」のが苦手で、「失敗を指摘される」なんてことには、とても弱い人間でした。
人からの評価が怖くて、必死に働きましたが、それでも失敗しました。
自分を否定し、体調を崩しました。
療養休暇をもらい、人生を立て直す中で失敗へ価値観が180度変わりました。
正直言ってそういう休みの最初は、余計なことをいっぱい考えてしまうものです。
たくさんの失敗についてひとつひとつに対してクヨクヨ悩みました。
はっきり言って死にたくなりました。
そのころ始めたこちらのブログなので、「メメント・モリ」(死を思え)をもじったタイトル「猫のメメとモエ」にしたのです。
しかし休みで暇ができたので、それら失敗を紙に書き出してみると、「でもあの失敗があったからこそ、人生はより豊かになった!」とわかりました。
失敗に囚われると、ものすごいエネルギーを消費していました。
すべての思考が停止し、とりあえず目の前のことを片付けるので精いっぱいでした。
そして、囚われて疲れ果てている人を見るとそれを利用してくる人もいます。
これがまた最低な人種ですが、その人たちとの付き合いを切り離す体力が残っていないため、利用されてしまいます。
体力って大事ですね。
そうやって利用されるうちに、自分と人生を簡単に見失っていくんじゃないかと思うんです。
失敗に心を奪われることは、それほど危険なことでもあり、人生を放棄することなんだと、長い療養休暇の中で思いました。
子どものころに自己肯定感を親に叩き潰されたとしても、自分ですこ~しずつ構築していけば、本当に生きたかった人生は取り戻せると信じています。
ワタシも今も道半ばです。
一緒にがんばりましょう!
「5%社員」の85%が「挑戦」を「実験」と捉える
「上位5%社員」は、自発的に行動して、結果として自分の活躍できるフィールドを見つけるそうです。
そうした人材は共通して行動の量が多いのが特徴的だそうです。
一方、評価がよくない社員の口癖は「どうせ」や「だけど」。
「だけど、今は忙しくて手が付けられない」
「どうせ失敗してしまうから、やっても意味がない」。
失敗することが怖くて、自分たちの可能性を閉ざして、思考を停止しているのです。
すべては学びだと考える
「5%社員」も失敗することはあります。
しかし、失敗したときも「どこたダメだったからこうなったのか」「何を変える必要があるのか」といった点を自分ん五と居続け、失敗した理由を明らかにして次に生かすのです。
失敗の原因を責任転嫁していては、スキルアップにつながらず、いつまでたっても結果を出すことができません。
失敗してもそれを改善の材料と捉え、次の行動を修正していけば、成長できますし、成功にも近づいていくのです。
そもそも「5%の社員」は、失敗をさほど悪いものだと思っていません。
むしろ成功しても学びが無いことをネガティブに捉えます。
迷ったときは苦しい方を選ぶ
「5%の社員」はあえて苦しい選択や難しい選択をすることもあるそうです。
社内の超エース級である彼らは、昇進や昇格、そして部署移動といった複数の選択肢を与えられます。
その中で、どう考えてもAの方が良い条件にもかかわらず、あえて苦しいBを選択する人たちが複数いました。
今回の本著の調査では「5%社員」は自分にはない経験やスキルを身につけようとする人が69%もいることが分かりました。
一方で一般社員では一部の専門知識のスペシャリストを目指す人が63%いました。
トップ「5%社員」は横の広がりがある幅広い知識と知見を持つことを、95%の一般社員は縦の専門性の追求を望んでいるのです。
本日の復習
1.活動量を増やそう。失敗を恐れていては、いつまでもその他大勢。
「どうせ」「だけど」と自分が言っていたら、赤信号。
2.失敗したら、分析をすぐに行う。成功よりも学びがあるから。
3.迷ったら苦しい方を選ぶ。自分の幅を広げる選択をしよう
今までのあなたの失敗は全部財産です。
今週もお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。
良い夢が見られますように。
では、また。