猫のメメとモエ

生命線があと10年分しかない!どうせなら、やりたいことに(あまりお金をかけずに)ちょっかいを出すことにした猫好きのブログ。メンタルトレーニング、自己啓発、一人旅、猫めぐり、山歩き、真剣な子育て、ジョギング、写真。その他いろいろ。

「5%の社員」は、「目的」のことだけを考える~『AI分析でわかったトップ5%の社員の習慣』越川慎司

気温が下がってくるので、体調に気を付けてください。

こちらのような「上を目指して!」だの「もっと働きたい!」だのと叫んでいるブログをご覧になっていただけるあなたのことです、すでに精一杯がんばっているんじゃないでしょうか?

休憩とか睡眠はとれていますか?

気温差が大きい時はあまり無理をされませんように。

あなたの身体を大事にしてください。

 

最近の働き方改革の中で、目指す場所がわかりにくくなりませんか。

「早く退勤するために」「削れる場所は削りながら」働くことって、楽しいですか?

うちの上司がそればっかりなのです。

が、それに反抗して(?)ただ残業していても成果が上がっているわけではありません。

 

でも、ワタシ自身30代40代と自分時間などは一切削りながら、子どもの保育園のお迎えもぎりぎりになりながら働いていました。

今でもそれを子どもたちに指摘されると、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

その時の仕事の結果を思い返すと、「満足できるまで時間をかけて仕事に没頭する」ことは、正解ではないですね。

そこまで犠牲を払いながら、それに値するほどの成果が出せていなかったし、見合う評価がありませんでした。

 

しかし、同じように子育てをしながらもっと結果を出せている人もいました。

彼女たちは短い時間でもっと効率的に結果を出せていました。

がむしゃらに働いても結果が出せないというストレスから、体調を崩して休むことになる羽目にまでなりました。

でも、復帰して思ったのはやはり「意義のある仕事を思い切りやりたい」でした。

それならば、やり方を変えていこうと思うのです。

 

『AI分析でわかったトップ5%の社員の習慣』の著者はこれまで605社の働き方改革の支援をしてきました。

その過程で各社の人事評価「上位5%」の社員はどのような行動・働き方をしているかについて調査しました。

 

気づけばもう50代になったので、思い切り働ける体でいられるのはあと数年かもしれません。

でも、やりたいことはまだ心にいっぱいあります。

だからこそ、本当の意味での働き方を自分のなかで見つけていきたいと思って読みました。

 

「今日めざすこと」は、『「目的」のことだけを考える』です。

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「5%社員」の98%が「目的」のことだけを考える

過程よりも結果を重視する

「5%社員」へのアンケートやヒアリングを行い、AIサービスで分析した著者が気づいたことです。

彼らの言葉の中で、高い頻度で出現する名刺は「結果」や「目標」でした。

この言葉は95%の一般社員よりも3倍以上。

重要なプロジェクトを慎重に準備しても失敗してしまうこともあります。

一般社員の7割は「頑張ったし、みんなとも協力できてよかった」と考えます。

しかし、「5%社員」は

「やれることはやったけど、失敗したということは、どこかに原因があったのだ」

と考えます。

失敗の発生原因をつきとめるチャンスだと考えて、次の行動で修正していくのです。

時間を大切にする

「5%社員」が時計を見る時間は一般社員より1.7倍も多く、会議では期限や時間に関して2.3倍以上の発言をします。

1分1秒の大切さを心底理解できている人物がそのまま「5%社員」に当てはまるのです。

ただし、だからといってずっと走り続けているわけではありません。

適度な休息がないと良い仕事ができないこともしっかり理解しています。

だからこそ、オン・オフの両面で時間を大切に考えており、それが一般社員と比べて特徴的な考え方の違いです。

自分で目標を設定して達成を目指している

人一倍向上心があるというのも「5%社員」の特徴です。

与えられたノルマよりずっと上のレベルで努力を重ねています。

自主的に努力を重ね、達成感を大切にしています。

自分で目標を設定し、最短距離で達成しようとしています。

 

一方で一般社員は、目標を明確にしないで仕事をする人が少なくありません。

よって、達成に近づいていないにも関わらず、その作業時間で充実感を覚えてしまいます。

仕事では、「どこに向かって作業を進めているのか」ということが重要であり、その作業量だけでほめられるわけではないことを「5%社員」は心得ています。

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仕事は量ではなく質

昔と違い、生産性ではなく生み出した価値に対して顧客はお金を払います。

50枚のパワーポイントの資料を作ることに精を出すより、1枚の資料であっても相手の心を揺り動かし思い通りに動かすことの方が大切です。

本著の調査では、一般社員が作成した資料の方がページ数が32%多い傾向にありました。

一方、「5%社員」はそもそも資料作成時間が一般社員よりも20%ほど短かったのです。

彼らは伝えることよりも「伝わること」を目指しているので、相手の頭に入れるべき重要なことを見きわめ、それを資料の中で視覚を通して相手に「伝わる」っようにしているのです。

 

私たちの会議の中でも、美しいパワーポイントを提示することばかりに終始されている提案が見られることがあります。

「私はこんなに素晴らしいパワポの技術を持っています」

というアピール、もう古いですよね。

「この企画はこんな点であなたに有利に働きます!」

「こんな仕事をやってみませんか?」

という提案を待っているのに。

 

そうした企画を作るために、「5%社員」はどのように相手を説得・共感させて、こちらが望む行動をしてもらうかという戦略を手書きメモで作りこむそうです。

そして最後にシンプルなパワーポイントをさっさと作るのです。

 

私たちは、もっと正しい目的を理解してスタートしましょう。

目的にフォーカスしながら行動して、最終結果に結びつけましょう。

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本日の復習

1.「目的」のことだけを考えましょう 

  大事なのは結局のところ、「結果」です。

  「過程」を過大評価して満足しては、本質を見失います。

2.「時間」を大切にしましょう

  1分1秒を大切にして、オン・オフの時間を確保しましょう。

3.自分で目標を設定しましょう

  向上心のある人は、上司からの売り上げ目標とは別の自分の目標を持ちます。

4.質の高い仕事をしましょう

  残業することをアピールする時代は終わりです。

  仕事の出来は見栄えではありません。

  相手を震わせる仕事のために、手書きの戦略メモを練り上げてから始ましょう。


今日もお疲れさまでした。

いっぱい頑張ったあなたが、素敵な夢を見られますように。

では、また。